くす型
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くすがたごえいかん
くす型護衛艦(PF)。
アメリカのタコマ級フリゲートのうち、日本の海上保安庁、後に海上自衛隊(当初は警備隊)に貸与されたもの。
1953年に18隻が海上保安庁に貸与され、これを運用するために1952年に海上保安庁から分離する形で結成されたのが警備隊、後の海上自衛隊である。
なお全て第二次世界大戦中にレンドリースでソ連海軍に貸し出されたもので、戦後アメリカへ返却されたものをそのまま日本に貸与された。そのためソ連製の部品やロシア語表記がそのままになっていたという。
艦種記号は後の護衛艦とは異なりPF(フリゲート)のまま運用され、就役当初はPF-1~PF-18の艦番号が設けられたが、1957年に280番台に改番された。
国産護衛艦の就役後も海上自衛隊の主力を務め、1962年に全艦供与に改められた。しかし1965年頃から老朽化に伴い退役が始まり、1972年に「かや」が退役したことで海上自衛隊から姿を消した。
主砲の3インチ単装緩射砲が1962年に観音崎礼砲台に設置され、礼砲として現役である。
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