概要
即落ち2コマシリーズなどに定評のある「球体X」氏が2023年3月中旬より投稿を開始した。
イラストは2コマ構成になっており、1コマ目は主人公の「学生時代」、2コマ目はその主人公が同級生の男子と結婚して一児の母になった「十数年後」が描かれ、その異常な落差を楽しむスタイルとなっている。
あまりの変わりよう・暴走ぶりに夫は困惑し、そして子供すらも引いていると言う始末。
そして「クールな同級生の10年後」のタイトルでノベライズが2024年8月20日に富士見ファンタジア文庫で発売、そしてコミック単行本も2024年9月20日にKADOKAWAから発売された。
なおノベライズ版の作者はなろう作家でもある雨音恵氏が担当する。
登場人物
クールな同級生
CV:Lynn
・このシリーズの主人公で、本名は結婚前が「氷室九瑠(くる)」で、結婚後は「桜木九瑠」。
親やクラスメートからはクルちゃんと呼ばれている。
誕生日は2月4日。
- 昔のクールな同級生ちゃん(幼少期)
・昔から親に対してクールな態度を取っていた。
・昔から自分の欲求(食欲)には逆らえなかった。
・実際につまみ食いしてるにも拘らず、親に「机の上にあったお菓子知らない?」と聞かれても、しれっと堂々と「知らない」と言ってのける肝っ玉の強さがあった。
・雨の日、ずぶ濡れになっていた黒猫を拾ってきたことがある。
→(昔のクールな同級生ちゃんより)
↓
- クールな同級生(学生時代)
・積極的に関わってくる後の旦那に対し、終始冷たく突き放すような態度をとる。
・両親が家の中でイチャつく&過保護なので反抗期中。
・両親みたいにならないよう強く生きることを決意。
・甘いものが好き。
・虫が大嫌いで、見ると大きく取り乱してしまう(クールな同級生の◯◯年後54で判明)。
だったのだが「十数年後」………
↓
- 元・クールな同級生(人妻)
・学生時代から何があったのか、夫に対して異常な愛情を向けるようになる(メインは十数年後だが、彼女達の大学生活を描写した「三年後」にはその兆候が表れている)。
・娘の前だろうと気にせずイチャイチャする。
・最終的にはサッカーチームを作れるぐらいの大家族を目指している。
・娘を蔑ろにしている訳ではなく、何か成長ぶりが見られれば手放しに喜び、出来る事が増えれば褒めてあげる、その一方でカラスの行水ですぐにお風呂を出たがる娘に対して注意をしたり娘が嫌いなピーマンを食べさせようとしたりするなど厳しさを見せながらも きちんと愛情を向けていることが分かる(というより、寧ろ過保護かつ親バカ気味な所さえある)。
・旦那とイチャつく為ならどんな状況でも利用する腹黒さあり。
- 悪巧み一覧(なおその後はごく一部の状況を除いて、だいたいは性的展開が繰り広げられる)
- 自宅のロッカーで(わざと)閉じ込められて二人っきり状態になる。
- 自分の虫嫌いを利用して旦那に迫る。
- 口移しで飲ませる飲み物に精力剤を仕込む。
- 娘に内緒で夜中の1時にドーナツを食べる(なお娘にはこの事がバレてしまう)。
………等々。
旦那・進
・苗字は「桜木」(フルネームは「桜木進」)。
・学生時代ではクールな同級生ちゃんに一目惚れし、猛烈アタックを続ける。突き放されたり軽くあしらわれてもお構いなし。
・思ったことが口に出やすい(素直)。
・何度断られても諦めない鋼メンタル。
・九留の変貌ぶりに驚いてるが愛は変わらず。
・娘におねだりされると何でも買ってあげようとしてしまうなど、娘に対する愛情もちゃんと持ち合わせている。
・これまで旦那のみ、顔を見せないものであったが、番外編の『髪を結んだときの反応』にて、ついに顔を現した。意外とハンサムな顔であった。
・ノベライズでは彼が主人公をつとめる。
娘・ハルちゃん
・『クールな同級生の◯◯年後47』にて名前が判明した。
・書籍版小説でフルネームは「桜木春」と判明。
・産まれて早々、「幸愛恋天使(ハッピーエンジェル)」という某アイドルも真っ青のキラキラネームをつけられそうになる(赤ちゃんである娘でさえ嫌そうな顔をしていた)。
・両親の繰り広げる痴態を見せつけられ、ドン引きさせられる毎日を送る被害者。そのせいで母・九瑠が昔はクールだった事が信じられなかったが、ホームビデオで「今と全然ちがう・・・」と驚いている。ノベライズではニセモノ扱いまでしていた。
・年の割に大人びているが、母に「太った?」と躊躇いなく聞いたり、母にボードゲームで勝った時は得意げな表情を浮かべるなど年相応の反応も多い。
・両親みたいにならないようクールに強く生きることを決意。
・叔母へのお仕置きの巻き添えとして、叔母と一緒に両親のイチャイチャぶりを見せつけられてしまう。
・実はお風呂が苦手(『娘ちゃんの裏設定』で判明)。
・ピーマンが嫌い(苦いから)、なのでピーマンの肉詰めも大嫌い。
・実は夜中の1時でも寝ないで起きていられる。
・父におねだりしてお菓子を買ってもらおうとするなど、あざとい面も。
元・クールな同級生の母
・『クールな同級生の◯◯年後55』にて登場した九瑠の実母であり、ハルの祖母にあたる人物。
・左目に泣きぼくろがある以外は娘と瓜二つである。
・過保護と思われる程に娘を溺愛している。
・そんな母親に九瑠は辟易としてたが、血は争えないのか「十数年後」では母親と同じ様な事をしていた(という事は娘のハルもいずれ……?)。
・ちなみにこの母親も、自身の夫(九瑠の父、ハルの祖父)と出会った学生時には、娘同様にクール系だった(本人もそう言っている)。ただし、娘以上に慇懃かつ警戒心が強かった様子。
・彼女がまだ20代の時、夫に対し「もう一人くらい子供が欲しいと思わない?」と差し迫って聞いてきたが、この時、夫との間には既に8人も子供が居ており、夫は拒否をしようとしていた。しかし結果的に、彼女は強制的に夫を働かせ、子作りをしている。おそらくこの時に生まれたのが九瑠と思われる。(しかもその後に妹の十美花も産まれ少なくとも10人の子供がいるという………)ちなみに九瑠達の兄である子供八人は全員男の子である。この内、次男と三男、四男と五男、六男と七男はそれぞれ双子だったりしている。
元・クールな同級生の父
・『クールな同級生の◯◯年後104』にて登場した九瑠の実父であり、ハルの祖父にあたる人物。
・母と同様、娘に過保護気味。
・どことなく娘の旦那に雰囲気が似ている。
・現在は無精髭を生やしている。
・幼き日の娘に「お父さんのお嫁さんになりたい」と言われて喜んでいたが、成長した娘に冷たくされてショックを受けていた。
・多少押しが弱いのか、20代の頃に妻から「もう一人くらい子供が欲しいと思わない?」と差し迫れた際に既に子供が8人もいたため拒否しようとしたが結局子作りしてしまった。
・十美花が成長した後も定期的に妻に搾られている模様。
・職業は明かされていないが、20代の時点で子供8人を養えるほどの財力を持っているため、コメント欄では「医療関係の仕事か会社の経営者、もしくはよっぽど大成功した人ではないか?」と推測されている。
元・クールな同級生の妹
・本名は「氷室十美花(とみか)」
・『クールな同級生の○○年後59』にて登場した九瑠の妹で、ハルの叔母にあたる人物。
・姉の九瑠と比べて若干幼い感じがする(十数年後になってもそれは全く変わらない)。
・学生時代から旦那を狙っており、彼に対して色々と迫ってくる。
・十数年後になってもそれは変わらず、姉と違って未だに独身なのもあって、旦那が姉と結婚して子供が出来た現在であっても彼を狙っており、姉が幾度となく「絶対にあなたには渡さないわよ‼️ ダーリンは私のものなんだから‼️」といっても聞く耳を持たずに迫ってくるが、直接手を出す前に姉にげんこつ一発食らわせられた上、その姉と旦那のイチャつきぶりを姪っ子(ハル)と一緒に目の前で見せつけられる羽目となってしまう……。
・定職にも就かずフラフラしている上に(書籍版小説で判明)、お金が無くなると姉の家に居座って食事を集ろうとする(旦那とイチャつきたい姉は、当然そんな妹に大迷惑)。
・旦那の妹とも学生時代からの友人で、面白半分で彼女を姉の前に連れてくるが、旦那の妹が姉同様スイーツ好きであり、その事が切っ掛けで姉の方と仲良くなってしまい彼女的には「寝取られちゃった………」展開となってしまう(性的な事は全くなし)。
ペット・メル
・雨に濡れて橋の下で震えていたところを、ハルちゃんに拾われた三毛猫。
・以降ハルちゃんに懐いており、寝る時も一緒。
・名付け親はハルちゃんで、由来は「キャラ『メル』のような色」から。
・因みに九瑠は、「超絶天使(スーパーエンジェル)」や「愛遊覇跡(アイラブユーハート)」という凄まじいキラキラネームを付けようとしたが、当然却下された。
旦那の妹
・本名は「桜木まゆ」。
・かなりのブラコンで兄に好きな女性がいることで嫉妬。
・十美花ちゃんと同級生で、彼女からその相手が彼女の姉の九瑠で自分も桜木を狙っている事を堂々と宣言される。
・十美花ちゃんの悪巧みで敵意むき出し状態で九瑠ちゃんと顔合わせをしてしまい「あなたの事こと認めませんからね!」と宣言していたが………。
・実は彼女もスイーツ好きで、九瑠に最新スイーツの情報を教えてもらったり一緒にスイーツを食べに行ったりするようになり、十数年後は義姉となった九瑠に完全に懐いてしまう。
陽菜ちゃん(無知な彼女)
・本名が結婚前が「真白陽菜(ひな)」で結婚後は「染宮陽菜」。
・実は桜木進ともクラスメートであり、賄賂(バナナオレ)と引き換えに九瑠ちゃんと仲良くなる方法を教えたりもしたが………。
・学生時代は無知であるゆえかかなりピュアな性格で九瑠ちゃんを振り回していたが、幼馴染み(後の彼女の旦那)の染宮亮輔と共にとあるお城に行ったことがきっかけで(性的なことをメインに)色々と知り過ぎてしまい押しに弱く流されやすい性格になったため、○○年後にママ友になってからは逆に押しの強い性格に変貌した九瑠に振り回されるようになった。
・スピンオフ作品の無知な彼女の◯◯年後のヒロインでもある。
関連動画
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関連タグ
社畜ナンジャモ→同じ球体X氏が手掛けていたシリーズ。当タグができる少し前まで更新されていた。
無知な彼女の◯◯年後・気弱な彼女の◯◯年後・中二病ちゃん○○年後→当作品のスピンオフ作品。