概要
「制帽」とは、軍人、警察官、消防士、駅員、船員など、ある一定の集団や組織の所属者が被ることを目的に規定された制服の一部として、着用が定められた一定の型や色をした帽子のことである。
学生の学生服、スポーツ選手のユニフォームや、旧日本軍や自衛隊で正帽と呼ばれるものも「制帽」の一種である。
日本では一般的に制帽と言われて連想する帽子としては、軍人や警察官などが被る「官帽」や、男子学生が被る「学生帽(学帽)」などが挙げられる。
「制帽」には「制服」と同じく、組織内部の人間と組織外部の人間、組織内の序列・職能・所属などを明確に区別したり、同制服によって組織の連帯感を強めたり、規律や忠誠心を高める効果が期待されている。またその姿から、宣伝にも一役買うことが多い。