シャコー帽は、主に制帽として用いられる帽子。
頑丈な芯が入った高さが高い円筒形の胴をもち、目庇(つば)を備える。
一般的に、正面に豪奢な金属製の徽章が付き、羽飾りが立てられる。
18世紀頃にハンガリー騎兵が用いたものが発祥とされ、後に世界中の軍隊などで使用されるようになった。
時代が下るとより実用的なケピ帽や官帽に役割を譲ることとなったが、華やかな外観が儀礼用に向いているので、現在でも礼装を着用する際に用いる帽子として定められている組織・部隊がある。
また、同様に華やかな外観からマーチングバンドの衣装としても人気が高い。