概要
ゲーム「艦隊これくしょん」に於いて、ロシア海軍及びソ連海軍の艦船をモデルとする海外艦グループを指すタグだが、現在の所、2017年5月3日のオンラインアップデートをもって実装された戦艦「ガングート/オクチャブリスカヤ・レヴォリューツィヤ」、および2018年2月22日に完了したオンラインアップデートをもって実装された駆逐艦「タシュケント」のみ。
ドイツ艦、イタリア艦、アメリカ艦、イギリス艦、フランス艦に次ぎ第6ヶ国目である。
ちなみに、『艦これ』に現在実装されているソ連艦娘は全員ソビエト連邦の生まれではない。日本からの賠償艦を別にしても、ガングートは前身であるロシア帝国時代の建造(さらに付け加えればドイツ式の設計やイタリアのクニベリティ造船士官の案の影響がガングート級の設計に見て取れる)、タシュケントはイタリア生まれである。
グループ名について
「コサック」とはソ連以前のロシア帝国内の辺境に当たるアゾフ海北岸に居住していた非正規軍集団の事である。すなわち特定の民族を指す語という訳でもなければ、ロシア人と一対一で対応する概念でもない点に注意が必要である。
特にソビエト連邦時代にはコサックとソ連の関係は良好とは言い難く、また軍艦ではイギリス海軍に所属していた駆逐艦「コサック」が有名でこの点ではロシアのイメージがないという人もいるかもしれない。
以上のような理由から、一部のユーザーからはロシア/ソ連艦娘の総称として「コサック艦娘」を用いるのは適切ではないのではないかという意見も当初から上がっている。
なお本タグ名は他の海外艦グループ名タグと同様、あくまでもピクシブユーザの中で発生した非公式名称であり、決して運営サイドが使用している公式の用語ではない。昨今の国際情勢もあり親露反露問わず過敏になりがちという側面もあるかもしれないが、タグ名の是非に関わらず、あくまで公式とは無関係という点を意識する必要がある。
艦娘一覧
その他
賠償艦
第二次世界大戦終結後、日本やドイツがソ連に対し引き渡した賠償艦も実装されている。2018年3月現在実装されているのは以下の3隻。
- 元ドイツ艦
- 洋上基地「PB-101」(元空母グラーフ・ツェッペリン)
この内、「響」がソ連籍となった「ヴェールヌイ」が実装されている。元が日本艦であるがしっかりと海外艦としてカウントされる(厳密には欧州か北方方面に艦隊が展開したのみでこれはガングートやタシュケントも同様)ガングート実装以前はソ連海軍代表のように扱われる事もあった。
このような事情もあり、ピクシブでもこれらソ連に渡った日本艦がコサック艦娘とともに描かれる事例(特にガングートとヴェールヌイのコンビ)が少なくない。
また、期間限定海域「捷号決戦!邀撃、レイテ沖海戦(後篇)」ではNPCの友軍艦隊が特定海域のボス戦の夜戦突入時に援護攻撃するのだが、援護に来る艦隊のパターンの中にコサック艦娘が所属しているパターンが有り、その中にしれっとヴェールヌイが混ざっていたりする。
尚、史実の所属艦隊について見てみると、ガングートはバルチック艦隊、タシュケントは黒海艦隊、ヴェールヌイら日本からの賠償艦は太平洋艦隊と、面識の有無など絶望的なまでに見事にバラバラである(尚、タシュケントに関しては第二次世界大戦さえ勃発していなければイベリア半島を回ってバルチック艦隊に配属する予定だったという)。
史実では朝日ら日露戦争世代にまで遡らなければ接点が全くない帝国海軍とソ連・ロシア海軍だが、1942(昭和17)年、日本がガダルカナルやニューギニアに、駆逐艦や潜水艦での強行輸送を行っているのと同時期に、ソ連はレニングラード、セバストポリなど敵中に孤立した部隊にこれまた駆逐艦、潜水艦で強行輸送を行っていた…。偶然とはいえ…。
関連イラスト
関連タグ
艦隊これくしょん 艦娘 海外艦 ロシア ロシア帝国 ソ連 赤い艦これ
宗谷(艦隊これくしょん)・・・当初はソ連貨物船Волочаевец(ボロチャエベツ)として建造されていたが、実際には諸事情からソ連に引き渡されることなく一貫して日本で運用されていた。
ゲルマン艦娘・・・ドイツの軍艦をモチーフにした艦娘。
イタリアン艦娘・・・イタリアの軍艦をモチーフにした艦娘。タシュケントはここの生まれ。
アメリ艦娘・・・アメリカの軍艦をモチーフにした艦娘。
ブリティッシュ艦娘・・・イギリスの軍艦をモチーフにした艦娘。
フレンチ艦娘・・・フランスの軍艦をモチーフにした艦娘。
スウェディッシュ艦娘・・・スウェーデンの軍艦をモチーフにした艦娘。
オージー艦娘・・・オーストラリアの軍艦がモチーフの艦娘。
ダッチ艦娘・・・オランダの軍艦をモチーフにした艦娘。
NKVDさんこっちです・・・ソ連版「憲兵さんこっちです」の派生タグ。