沈玉の谷出身の籐編み職人。
端正な面持ちがすっきりとした印象を与える、泉のように瑞々しい少女。
概要
名前 | 藍硯(英:Lan Yan/中:蓝砚) |
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レアリティ | ☆4 |
国/所属 | 璃月 / 沈玉の谷・工芸品組合 |
種族 | 人間 |
使用武器 | 法器 |
神の目(元素属性) | 風 |
誕生日 | 1月6日 |
命ノ星座 | 玄鳥座 |
オリジナル料理 | 花に翦玉(清心の花パイ) |
CV | 若山詩音 |
「藍硯はまだ若いけど、籐編みの経験は十年以上だから、相当なもんだぜ!オレ小さい頃、ふざけすぎて家の籐カゴをぶっ壊しちゃったんだ。でも、そん時ちょうど、藍硯と藍硯のじいちゃんがオレんちの風水を見に来ててさ。ついでにささっと直してくれたんだ!マジで感謝してるぜ、藍硯には。藍硯がいなかったら、また大目玉食らってたもんな。ハハッ!」
——嘉明
人物
法術師の一族として知られる「奇門一族」が一派、藤編みの人形を媒体に術を使う藍家の生まれの少女。本人曰く、法術師としてはさわり程度の知識と経験しか無いそうだが、年長者の作るあまりに恐ろしい人形がトラウマとなり自分流の人形を作っているうちに、逆に藤編みは年長者に教えるほどの腕前に至り、「工芸品組合」の中でもベテランに数えられる籐編み職人となった。
職人には理詰めで考え工房に籠もる者と感性に任せて外に足を伸ばす者がいるが、藍硯は後者である。川で水遊びをし、森で籐を採り、動物たちと遊び、木に腰かけて籐を編む…幼い頃から山で遊ぶのが好きだった藍硯は、家と山を燕のように軽やかに行き来する。彼女が今どこにいるのかを把握することは家族にも難しく、彼女を訪ねた者達は大抵家の者に言伝を頼むことになる。
もし本当に急ぎの用事があるならば、山で運を試してみるといい。歌が聞こえる方へ、あるいは銀の装飾品が立てる音の方へ歩いてみれば、楽しく遊んでいる藍硯が見つかるかもしれない。もし、遠くから彼女を見つけたら、すぐに呼び止めよう。驚いて逃げてしまうかも、と心配する必要は無い。藍硯はきっと笑顔で迎えてくれるだろう。
「どうしたの?慌てないで、まずお水飲んで落ち着いて…ほら、私の飲んでいいよ!」
能力と戦術
Ver.5.3後半の期間限定祈願で実装(次バージョンからは恒常祈願に追加)。璃月☆4キャラであるため、海灯祭のイベント配布対象でもある。
翦月輪(円月輪)を手に軽やかに戦場を舞い、巻き込んだ元素によって属性が変化するシールドと、変化した属性に応じた追加攻撃を展開するサポーター。
天賦
- 通常攻撃「玄鳥画水」
最大4段。翦月輪による風元素の斬撃で、平蔵やリオセスリと同じ「法器とは一体」族。
重撃では翦月輪を前方に投擲する。かなりの射程を誇り地形に追従するため、ギミックの発火もやろうと思えば出来る。
なおリオセスリ同様、金属製の武具を振るう為か鉱石破壊性能を持つ(強さは片手剣に僅かに劣る程度)。ただし直接攻撃のみで、重撃の投擲には適用されない。
- 元素スキル「鳳跡随翦舞」
[イラスト挿入]
「編み上げよう!」
鳳跡シールド(持続時間12.5秒/強度は自身の攻撃力から計算)を召喚しつつ突進を行う。長押しすると刻晴やアルハイゼンのように突進の方向を(空中含めて)微調整出来る。
突進がヒットすると後方に跳び退き、この際に通常攻撃か元素スキルの追加入力を行うことで追加攻撃を行える。
また、天賦「四方封刀の霊占」の開封によって、突進時に拡散可能な元素(炎・水・雷・氷)を巻き込むと、シールドおよび追加攻撃の元素が変化する。
シールドは変化前は風元素、変化後は変化した元素に対し本来の2.5倍のダメージ吸収量を持つ。
強度は攻撃力一本伸ばしの装備をあてがえば鍾離や綺良々などの高硬度シールダーに並ぶが、クールタイムが16秒で多少の隙が出来る。元素変化によってシールドの元素強度を場の敵に合わせて変えられ、さらに聖遺物「翠緑」4セットのデバフ効果の恩恵に預かれるのが強み。
さらにベネットの元素爆発でも攻撃力が上がるため、ある程度の育成が出来ているなら編成を推奨。
- 元素爆発「月踏む鶴弦」
[イラスト挿入]
「福を運んできたよ!」
銀燕翦月陣を構え、近くの敵とオブジェクトを引き寄せて風元素範囲ダメージを数回与える。
連続攻撃と集敵効果を持つが、発動は一瞬。継続して拡散を起こせるような技ではないことを念頭に置いて使うとよい。
- 天賦「蒼羽鎮邪の勅符」
キャラ突破で開放。元素スキルの与ダメージに自身の元素熟知の309%分、元素スキルの与ダメージに自身の元素熟知の774%分のボーナスを付与する。
- 天賦「芳る心、綿々たる想い」
探索天賦。早柚と同じ効果で、彼女が編成されたチームは晶蝶などの一部の野生生物(「種別:その他」の一部)に接近しても警戒されなくなる。
命ノ星座
第一重「雲の合間にかの人あり」 |
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元素スキルが元素変化を起こした後に追加攻撃を行う際、翦月輪が1発多く放たれる。 |
第二重「舞う袂軽く美玉光る」 |
鳳跡シールド展開中に出場キャラが通常攻撃でダメージを発生させると、鳳跡シールドの吸収量が40%回復する(クールタイム2秒/上限吸収量は超えない)。 |
第三重「白鳳に乗りて霧を裂く」 |
元素スキルの天賦Lv+3(最大Lv15) |
第四重「龍鷹集いて血珠を成す」 |
元素爆発発動後12秒間、周囲のチーム全員の元素熟知+60。 |
第五重「一別相逢ひて胸高鳴る」 |
元素爆発の天賦Lv+3(最大Lv15) |
第六重「風に乗る銀鸞の声」 |
元素スキルの使用回数+1。 |
特筆すべきは2凸。元々そこそこ硬いシールドが途中回復するようになるので、余程重たい攻撃を貰わない限り、吸収量超過でシールドを割られる可能性がまず無くなる。装備・料理・編成などでシールド効果を最大化した上で2凸効果を最大限に発揮した場合、理論上のシールドの最大吸収量は鍾離の3倍を超える(もちろん、そう都合の良い状況には滅多にならないが)。
そして完凸では彼女唯一の欠点である持続時間の弱さをカバー出来るようになるため、掛け値無しに純粋なシールダーとしてのみなら鍾離を超えうる逸材が爆誕する。
装備・編成について
シールダーおよび翠緑サポーターとしてのみの運用なら攻撃力以外必要ないが、火力源にもなろうとすると途端に要求能力が増える。フルで能力を引き出し切るのは至難の業だが、厳選の果ての境地に至ったならば器用万能の風元素オールラウンダーとしても運用が可能となるだろう。
ちなみに攻撃力を2400前後まで盛ることが出来れば、HP55000の鍾離とほぼ同等の吸収量を持つシールドを展開出来る(ただしあくまで純粋な吸収量のみの話で、あちらは岩元素補正で実数値の1.5倍の強度を持つ上に持続時間に優れデバフなども伴うので、あくまで参考程度に捉えてほしい)。
- 武器
攻撃力がシールド耐久に繋がるので攻撃力アップのものを選ぼう。
一番のおすすめは★5「天空の巻」。基礎攻撃力も高く、通常攻撃の命中した時に追加攻撃も発生するので通常攻撃主体の彼女と相性が良い。色合いも彼女にピッタリ。
シールドを強化したいなら★5「浮世の錠」、基礎攻撃力を高くしたいなら★5「鶴鳴の余韻」。ただし「浮世」は装備している本人にしか恩恵が無い点に注意。
★4はガチャでは相性の良いものは無く、フォンテーヌ鍛造「純水流華」。★3なら「龍殺しの英傑譚」。
チャージ効率が欲しいなら★4「西風秘典」、「ダークアレイの酒と詩」、鍛造「白辰の輪」。元素熟知なら★4「彷徨える星」。また、過去のイベントで入手できた「誓いの明瞳」は基礎攻撃力が高い+オプションが攻撃力割合に加え、元素スキル発動でチャージ効率アップと至れり尽くせり。他に装備させているキャラがいないなら彼女に装備させよう。
他にも★4「祭礼の断片」のスキルのクールタイムリセットも対象だが、基礎攻撃力が低い。
絶え間なくシールドを張りたい以外には推奨しない。
パーティ全体の火力アップならシトラリのモチーフ★5「祭星者の眺め」も良い。
- 聖遺物
汎用性を求めるなら「翠緑の影」4セット、とにかくシールドを硬くしたいなら「剣闘士のフィナーレ」や「追憶のしめ縄」など攻撃力+18%の2セット効果を持つ聖遺物を2組。
オプションはオール攻撃力で良いが、毎回元素爆発を撃ちたいなら砂(時計)をチャージ効率に。
- 編成・運用
意外と硬いシールドのためどのキャラでも運用可能だが、2凸のシールド吸収量アップの効果は通常攻撃でのみなので、通常攻撃主体のキャラの方が良い。
初実装のVer5.3ガチャはアルレッキーノとクロリンデのピックアップで、どちらも通常攻撃主体なのでスターターセットとしておすすめ。
この二人の聖遺物「詣律奇想の断章」ともう片方の「遂げられなかった想い」の2セット効果は攻撃力+18%なので、二人の厳選で余ったものを藍硯に装備させると良い。
「翠緑」は聖遺物廻聖で集め、良いものが出なかったら周回する程度で良いだろう。
ただ「翠緑」はウェンティや楓原万葉など需要もあるため、彼らの育成のついでに藍硯のものを集めるのもアリ。
また、ナタでならチャスカと組み合わせると、藍硯の元素スキルで体当たりから後ろに跳んだ直後に夜魂トランスで交代し、チャージショットを撃つチャスカを守るという見た目も軽やかな連携が取れる。ただし火力面ではチャスカの足を引っ張るためあくまで探索での雑魚散らし用と割り切ろう。
そして前述の通りベネットの元素爆発バフも乗るため、藍硯の育成が充分でなくてもある程度は硬いシールドとなるのでおすすめ。ただしアルレッキーノはベネットの元素爆発による回復を受け付けない点には注意が必要。
余談
- 好きなものは花。香りも好きだし、摘みたてを使った茶や菓子も爽やかさな甘さで好みだとか。
- 嫌いな食べ物は特にないが、気分の悪いときに飴などを食べても逆に虚しくなってしまう模様。
- お守りとして銀細工を身に着ける習慣が家にあり、全身の銀の装身具は親類一同から何かあるたびに送り付けられてきたもの。全部まとめると相当な重さだが、その重さが安心感にも繋がっているという。
- 育成素材は沈玉の谷を含め璃月の物だけでは完結せず、突破素材にナタのフィールドボスの素材が、高レベル帯の天賦育成素材ではナタの週ボスの素材が必要となるため、ある意味初心者に優しくないキャラとなっている。
- ナタの週ボスは魔神任務をクリアせずとも冒険の証から挑むことが出来るが、その機能が開放されるのは冒険ランク40(魔神任務ならフォンテーヌ入り)からとなる。早く育成をしたいならマルチを募集して、許可してくれた旅人(プレイヤー)の世界にお邪魔するしか無い。
- 容姿はどことなく執行官の「少女」に似ているが、あくまで何となくであり、設定的にもメタ的にも接点は全くない。
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