曖昧さ回避
- 『この素晴らしい世界に祝福を!』の登場人物。
- RPG『ファイナルファンタジー』シリーズに登場する魔法
両方とも由来は、暗闇を意味する『ダークネス』だと思われる。当記事は、1の人物について説明する。
概要
金髪碧眼の整った顔立ちの美女。スタイルも抜群であり、Hカップの巨乳の持ち主。(画集『cheers!』において、イラストレーターの三嶋くろねが言及している)。年齢は18歳(Web版では22歳の設定)。
カズマ達が出した求人広告を見て(それに加えてとある性癖のせいで)カズマパーティへの加入を決意した。
身分
実は名門貴族ダスティネス家の出身で、フルネームは“ダスティネス・フォード・ララティーナ”。
実家からお見合いの話が出るまでは、貴族らしい振る舞いなど見られなかったため、カズマ達はその事実を全く知らなかった(せいぜい「妙に世間知らずだな」と思う位)。
見合いが終わってから、“ララティーナ”という可愛らしい名前をカズマや他の冒険者達にいじられる様になった。
王都で行われたパーティーでは公爵令嬢らしい振る舞いを見せ、貴族社会では模範的な令嬢で通っている。
ダスティネス家は代々王族の懐刀を務める『盾』の一族なので、カズマ達がアイリス王女に悪影響を与えない様にあれこれ画策するが、徒労に終わっている。
ちなみに一族揃って、敬虔なエリス教徒である。
人物
世間知らずだが、騎士及び貴族としての誇りや責任感(いわゆる『ノブレス・オブリージュ』)は、しっかりと持っている。
最初は、責任感と自己犠牲心の強さから1人でトラブルを背負う事も多かったが、徐々にカズマ達を信頼して行動する様になる。
やや生真面目で堅物な面もあったがカズマとの出会いで、仲間や街の住民など本当に大切なものを守るために、権力や財力など貴族の特権を使う事を覚える。
だが実際はドMそのものであり、自分がオークや魔王軍の幹部、もしくはクズな男に文字通り性の奴隷の様に滅茶苦茶にされたいぐらいの痴女。カズマに罵られるなり断られるなりしていちいち感じる、骨の髄までの変態だったりする。ちなみにカズマ達に加わろうと決めた切っ掛けが、アクアとめぐみんがジャイアントトードに呑まれて粘液まみれになったのに興奮したからとの由。
しかし、少なくとも常識人な時もあるかもしれない故、カズマ以外彼女の素性を見抜くものは殆どいないらしい。
一方で、本気で怒るとめぐみんと同じ位に手がつけられない面も持ち、その都度「ぶっ殺してやるっ!」と貴族令嬢らしからぬ暴言を叫んでいる。
腹筋が割れているのが密かな悩み。また大人びた見た目と筋肉質な体が原因で、少女趣味を表に出せないでいる。
更に、「重い」と言われる事や脳筋扱いを気にしたりするなど、意外と乙女な部分もある。
悪徳領主アルダーブの失踪後、領主となった父親が病床に伏せていたため一時期に領主代行となるが、パーティや街の冒険者達の尻拭いなど以前より苦労する事が多くなる。
一方で、医療用スライムを服を溶かす特殊スライムと誤解して無理やり買い取ったり、悪質業者に対して街中で剣を振り回して襲撃する(警察は彼女の身分と著しい命中率の低さ、業者の悪辣さから見て見ぬふり)など、彼女自身もそれなりに騒ぎを起こしている。
しかし原作12巻では、冒険者達から徴収した税金を冒険の最中に不具合になった者の老後の手当てや治療に充てたり、国の将来を見据えて実家の費用で子供達に勉強を教えたりしている。
物心つく前に母親が他界したためか、少々ファザコン気味。
能力
職業は上級職の『クルセイダー(聖騎士)』で、父方の頑強な体と母方の強い魔法抵抗力を合わせ持ち、大悪魔バニルの殺人光線や人類最強の攻撃手段であるめぐみんの爆裂魔法でも、耐えられる程の防御力の持ち主。
ただし、両手剣の攻撃をちっとも当てられない程の不器用なので、戦力にならない事が多い。
そのため、防御力の通じる相手では無い機動要塞デストロイヤー戦や、直前のドラゴンゾンビの襲来により鎧が壊れてしまったウォルバク戦では全く見せ場が無く、どちらも終盤でカズマからその事に関していじられる羽目になった。むしろ剣より拳の方が活躍でき、アイアンクローが得意。
スキルポイントの全てを、防御系スキルや囮(デコイ)スキルに割り振っており、攻撃系スキルを習得する気はない模様。
これは彼女の聖騎士としてのプライドだけでなく、上述の性癖が関係している。
そのため積極的に前線に出て、敵の攻撃を受けるタンク役を務めようとする勇敢な所があるが、本心はそれだけではない。
かつてパーティーを組んでいた冒険者からも、「アンタはなんで自分からモンスターに突っ込んでいくんだ」と悲鳴を上げられている。
技
- デコイ
敵のヘイトを一手に引き付ける囮スキル。
- 私を壁に使ってくれ
- これが仮面の力だ!
人間関係
カズマ
出会った頃から自分の好みに相応しいと好意を抱いていたが、冒険を続けるごとに自分の好みからかけ離れていくカズマを見て、次第にカズマそのものが自分の好みとなっていく。
しかし、現在のパーティの形を変えたくないという理由で、途中まで態度は曖昧なままだった。
羞恥心の基準が不明確、自堕落なカズマに文句が多いなどが理由で、カズマには面倒臭い女と思われる事が多い→カズダク。
アクア
自堕落なアクアに対しては説教する事が多く、女神エリスの事を貶す事が多いアクアを何度も窘めている。
全く悪意のないアクアの空気の読めない言動に、何度も恥ずかしい思いをしている。
無邪気なアクアに対して全く女らしさを感じていないため、料理や裁縫など女子力で負けている事に、大きなショックを受けていた。
めぐみん
ともに真面目で冒険好きなので、普段から意見が一致する事が多く仲は良い。
見た目が子供なので酒を飲ませない、大好きなカズマに甘すぎるのを説教するなど、母親の様に振る舞う事が多い。
一方でめぐみんにイジられる事が多く、特にカズマと何かあった様な雰囲気になると何も言い返せなくなり、面倒見の良いめぐみんの方が年上に見える事もある。
クリス
一緒に冒険する仲間を探していた頃に知り合い(詳細については、短編集『よりみち2回目!』に掲載されている書き下ろし小説にて書かれた)、カズマ達と出会うまで何度もパーティーを組んで冒険をしていた親友。
普段どこで暮らしているのか分からない上に、クエストの報酬の殆どをエリス教団に寄付してしまっている事を心配している。
ベルディア
魔王軍幹部の1人。攻撃が当たらない事に呆れるが、騎士の誇りを見せ解呪不可能の死の呪いである『死の宣告』を身に受けたダクネスを高く評価する。が、直後に『死の宣告』アクアによって簡単に解呪されてしまい、彼女にかけられた『死の宣告』を解くために誰も来なかった事にブチ切れたベルティアがわざわざアクセルの街に再び登場。そこに「騎士の鑑などと」と照れながら姿を現したダグネスを目にして唖然としてしまうことに。
ちなみにこの件でベルティアはダグネスに変態扱いされ、アクセルの街の(主に女性)冒険者達にまで変態のレッテルを貼られてしまう破目になった。
ウィズ
魔王軍幹部の1人でありながら、人に害意を持たない『なんちゃって幹部』でもあるため、友好的な関係を保っている。
バニルとの戦い後、彼の死を詫びるためウィズの経営する魔法道具の店を訪れている。
バニル
魔王軍幹部の1人。最初の戦いで肉体を乗っ取られて意気投合したが、めぐみんの爆裂魔法を共に浴びる事で彼の呪縛から逃れる事が出来た。
その後、彼の死をウィズに詫びるため彼女の店を訪れるが、そこで復活したバニルと再会。恥ずかしい台詞をバニルにいじられてしまう。
アイリス
ダクネスは家臣として幼い頃のアイリスに稽古をしていた事もあるが、勇者の末裔であるアイリスは12歳で既にダクネスよりも遥かに強く、精神的にも成長したアイリスの方が頼もしく見える事もある。
カズマと同じ様に、アイリスに過保護な所がある。
アルダープ
自分に横恋慕を抱く悪徳領主の彼の事は蛇蝎の如く嫌っており、結婚させられそうになった時は自棄になっていた。
外部出演
白猫プロジェクト
『コラボックス』の力で、カズマ達やウィズと共に旅立ちの島・デパーチアへ飛ばされてしまう。
オスクロルから攻撃を補助する効果を持つ指輪を貰い当初は喜んで装着していたが、しばらくすると物足りなくなったのか、終盤では偶然を装ってわざと着けてこない様にしていた。
キャトラやアイリス、オスクロルに「オークや触手や女騎士を捕らえて拷問する様な悪の魔王はいないのか」と期待を込めた態度で訊き、彼女達を困惑させている。
職業は『バーサーカー』、属性は『光』、タイプは『ディフェンス』。
リーダースキル『特殊な嗜好』は、光属性キャラの与えるダメージがアップ・受けるダメージがダウン(効果値20)。
アクションスキル1『さあ、かかってこい!』は、自身のバリアと付与効果無効状態を解除し、待機状態になる。一定時間経過か回避する事で待機を終了し、敵に防御無視の光属性ダメージを与える。
なお待機中に敵から攻撃を受けるが受けるダメージは1500になり、HPは1未満にならない。更に状態異常・ステータスダウンにならない。
アクションスキル2『当たれ!』は、自身のHPを回復し、敵に光属性の防御無視クリティカルダメージを与える。
スキル1を使用すると、HPシールドの様にダメージが固定化されHPが1未満にならないため、ダクネスのオートスキルとキャラ特性を安全に発動できる。
スキル1はピンチな時の緊急回避にも使えるが、HP回復と自動回復の回復量は高いとは言えず、復帰に時間がかかってしまう点には注意が必要。
被ダメージが必要なため継続火力は低めだが、条件を整えた際に発揮される火力は非常に高いため、早い段階で可能な限り敵からの攻撃を受ける様に意識しておくのが吉。
MASS FOR THE DEAD
オーバーロードのアプリゲームのコラボイベント第一弾、『ナザリックに祝福を!』で登場。
モモンガの召喚実験により、異世界のナザリック地下大墳墓へ召喚されてしまう。
得体の知れないアンデッドが支配する場所であっても、ドMの彼女にとっては「どんな酷い事をされるのか」とむしろ期待しかなかった様で、ある意味原作以上に変態ぶりが発揮されている。
例としてナーベラルから心を抉る罵詈雑言を浴びせられても、当然ながらダクネスにとっては御褒美でしかなく、ナーベラルがそんなダクネスを気味悪がって更に毒舌を浴びせても、彼女を悦ばせるだけに終わってしまうという悪循環が起こった。
それ以外にもソリュシャンが自身の加虐趣味を満たさんとドMのダクネスに目を付けたのだが、当然ながら終始悦んでいたダクネスを見て「……初めて知ったわ。ここまで悦ばれると、あまり、いえ全然楽しくないのね」と、残念そうな様子で呟いていた。
終盤では、同じナザリックの面々すら敬遠しがちな『五大最悪』の元へ行きたがる素振りすら見せている。
ロールは『タンク』。スキル『デコイ』は、敵の攻撃の引きつけに加え、貴重な状態異常耐性アップの効果を持っている。
『混沌領域』など、ボスが状態異常を使用するイベントで特に活躍出来るキャラである。
奥義『騎士の一撃』は、当たれば敵単体に大ダメージを与えられるが命中率は非常に低いという、ダクネスらしいリスキーなものとなっている。
余談
作品外には、ほぼ同名の別キャラもいるので注意。
また、他の2人に比べ投稿数は少ないがグラマーなためか、評価の高いイラストはR-18な作品が多い。
関連イラスト
関連タグ
この素晴らしい世界に祝福を!
カズマ(このすば) アクア(このすば) めぐみん クリス(このすば)
女騎士 残念な美人 ドM くっ殺
他作品の類似キャラ
ライトノベル作品
『中の人が同じ』であり、容姿も『金髪碧眼の美少女』である(前者は巨乳なのも共通)。
特に後者は口調から容姿まで似ているため、ファンからは「きれいなダクネス」と呼ばれ、いじられる事に。
限定的ではあるが、これもある意味カップやきそば現象の一種と言えるかもしれない。
『中の人が同じ』である上に、『抜群のスタイルを持つ』所も似ているが、性格は真逆である。
互いに『防御力が高ステータス』で、『戦闘においてはタンク役を務めている』のが共通。更に言えば『主人公に好意を抱いている』所や、『スタイル抜群の美女だが中身は残念な性格をしている』所も同じ。
なお『このファン』のコラボでは共演を果たしており、恒例のコラボ先のキャラの衣装着用では、ダクネスが彼女の衣装を着用している。
『金髪ポニーテール』、『強い正義感を持った騎士の鑑の様な人物像』、『悪徳領主やそれに毒された周囲の騎士の悪政や、その尻拭いに頭を悩ませる』所が共通している。ちなみに、中の人はめぐみんと同じである。
アニメ作品
『中の人繋がり』、『古風な男性口調』、『正義感と優しさを兼ね備え人一倍周囲を大事にする反面、1人で全てを抱え込んでしまう頑固さが玉に瑕』という共通点がある。ちなみに、変身後はダクネスと同じ金髪に変わる。
ゲーム作品
『中の人&女騎士』繋がり。更に金髪碧眼の美少女なため、こちらも「きれいなダクネス」と呼ばれている。
『女騎士』、『壁役ポジション』、『長いフルネーム持ち』、『アニメの監督繋がり』、更にオンゲキでは間接共演が実現しており、カードのスキルもガード系で役目まで被る。
『ドM』、『壁役ポジション』、『アニメの監督が同じ』などの共通点がある。またヴァイスシュヴァルツでは2023年現在「変態という肩書がカード名に付くSR(イラスト違いの希少カード)があるキャラクター」はこの2名しかいない。
『中の人が同じ』であり、容姿も『金髪碧眼で巨乳の美少女』である。
だがこちらは極貧生活を送っている事から、「貧しいダクネス」とも言われる。
漫画作品
『巨乳美人』、『主人公に好意を抱いている』、『ドM』という点が共通している(ただしドMなのは主人公に対してのみであり、それ以外にはむしろS)。
ちなみに、こちらは戦闘の腕は一流だが極度の近眼のため、眼鏡が外れるとノーコンと化す。
種族違いとはいえ、『イメージカラー』・『髪型』・『職業』など、既視感がハンパではない。
こちらは女騎士というか、ドラクエの女戦士なキャラやポジション(ただし、ビキニアーマーではない)であるが、小食なせいで次第にあまり力が出なくなっていったり、それが原因で体重がどんどん減るどころか、食べきれない分をパーティメンバーでメインヒロインのアリシアの方に分けたり(そのせいで、アリシアがどんどん太る原因の一つとなっている)するなど、ダクネスのポンコツクルセイダーな点とやや似ている。