「おお、仕事探しに来たならぜひアクシズ教団へ!今なら他の街でアクシズ教の素晴らしさを説くだけでお金がもらえる仕事がありまぁす」
解説
水を司る女神・アクアを御神体とする宗教。その実態は、カルト集団そのもの。
教義としては、要約すると『欲望のままに生きろ』という事になる。
カズマが転生した異世界ではアクアの性格がアレなのが災いしてか、国教であるエリス教と比べ人気がない上に信者も少なく、その事を知ったアクアは大きなショックを受けていた。
加えてその信者は、奇人変人・乱暴者・独善かつ自己中心的な者が多く煙たがられている。
『機動要塞デストロイヤーが通った後は、アクシズ教徒以外草も残らない』と語られているなど、並のチンピラやモンスターよりも恐れられている。まさに『悪質教』である。
更に原作10巻では、「安楽少女より厄介で、アンデッドよりしぶとい」と言われている事が判明した。
一方で少数派な為か一般人でも信心深い者が多く、また信者は基本的に騒ぎたがりが多い為、宴会の席ではエリス教徒にも嫌がらせせず率先して酒を注ぐなどマナーを守る事から、カズマは「常に宴会させとけば平和なのか?」とも思っている。
4巻にてカズマ一行は、アクシズ教の総本山『水の街アルカンレティア』に湯治に来たのだが、街に来て早々アクシズ教徒である住人からキャッチセールス同然の芝居がかった勧誘攻勢に巻き込まれ、挙句転んだ幼女を助けたらカズマの優しさに付け込むが如くどさくさ紛れに入信申込書に名前を書かせられる破目になってブチキレる始末。
また、アクシズ教徒であるアルカンレティアの住人はエリス教を嫌悪しており、街中でエリス教の名を口にするだけで「ケッ」と唾を吐かれたり、飲食店でダクネス(エリス教徒)が犬用の皿に入った骨を出されるなどの嫌がらせを受けてしまう(ダクネス本人は悦んでいたが)。
そんな彼らを、誰が呼んだか『悪質狂徒』。
教義
- アクシズ教徒はやればできる。できる子たちなのだから、うまく行かなくてもそれはあなたのせいじゃない。上手くいかないのは世間が悪い。
- 自分を抑えて真面目に生きても頑張らないまま生きても明日は何が起こるか分からない。なら、分からない明日の事よりも確かな今を楽に行きなさい。
- 汝、何かの事で悩むなら、今を楽しく生きなさい。楽な方へ流されなさい。水のように流されなさい。自分を抑えず、本能のおもむくままに進みなさい。
- 嫌な事からは逃げればいい。逃げるのは負けじゃない。逃げるが勝ちという言葉があるのだから。
- 迷った末に出した答えはどちらを選んでも後悔するもの。どうせ後悔するのなら、今が楽ちんな方を選びなさい。
- 悪人に人権があるのならニートにだって人権はある。汝、ニートである事を恥じるなかれ。働かなくても生きていけるならそれに越した事はないのだから。
- 汝、我慢をする事なかれ。飲みたい気分の時に飲み、食べたい気分の時に食べるがよい。明日もそれが食べられるとは限らないのだから。
- 汝、老後を恐れるなかれ。未来のあなたが笑っているか、それは神ですら分からない。なら、今だけでも笑いなさい。
- エリスの胸はパッド入り。
また悪魔やアンデッドとの恋愛は禁止のはずだが、最近御神体が仲良くしてるウィズは、アンデッドの王・リッチーだったりする。
教団の関係者
アクシズ教のプリースト。少年や少女をこよなく愛するショタコンにしてロリコン。更にイケメンも大好き。
アクシズ教団の最高責任者のアークプリースト。水の街・アルカンレティアの司祭を務めている。
プリーストとしての能力は非常に高いが、アクシズ教徒らしく図太い性格をしており、万事にいい加減かつ無責任でド変態な人物。
余談
アプリゲーム『ファンタスティックデイズ』で、『Re:ゼロから始める異世界生活』とのコラボイベントが行われた際、ストーリー内においてカズマの作戦により、リゼロ内の迷惑宗教との宗教戦争が勃発した。
またエミリアがアルカンレティアを訪れた際には、信者の一人がアンケートと偽って入信書を渡し、危うくアクシズ教に入信しかけている(カズマにより阻止された)。
更に痛いのは嫌なので防御力に極振りしたいと思います。のコラボイベント内で、カスミのキャラクターストーリーにて登場。
温泉目当てにこの街に来た彼女に、石鹸と洗剤と入信書を強引に渡している(しかし本人が比較的常識人の為、そのままその場を離れて難を逃れた)。
後の『とある科学の超電磁砲T』とのコラボでは、打ち止め(ラストオーダー)が危うくアクシズ教に入信しかけたが、すんでのところでアクセラレータに止められた。
そして、『無職転生』とのコラボで名前のスぺルを聞かれたロキシーが入信書にサインをしてしまい、遂に被害者が誕生してしまった。
また、アプリゲーム『とある魔術の禁書目録_幻想収束』でこのすばとのコラボイベントが行われた際には、アクアが学園都市で布教活動を行い信者を増殖させてしまう。