概要
異世界転生を果たしたカズマが、アクセルの街で結成したパーティー。
最弱職である冒険者のカズマを除いた他の3人は上級職(『アークプリースト』『アークウィザード』『クルセイダー』)で固められており、一見強そうなパーティに見えるが実際はそれぞれ指示を聞かずに勝手な行動をするのに加え、メンバーは
- ほぼ全ての能力値が平均を大幅に上回るが、知力は平均以下、運に至っては最低値のアホの子
- 魔法を1つしか覚えない上に、1回使った後は行動不能になる、文字通りのお荷物
- 攻撃を当てられない超の付く不器用にして、わざと相手から攻撃を受けて痛みを楽しむだけの変態
…など、実際は足手まといにしかならない者達ばかりであり、故にカズマはパーティー全体の効率の悪さと苦労が絶えない事もあって辟易している。
男はカズマ1人だけで、後は女性のみで構成されている。また、事実上カズマがリーダーを務めている。
功績
当初はカズマと、彼が異世界に持っていくモノとして指定された水の女神アクアの2人だけであったが、後にアクアの提案により募集がなされ、それぞれ募集を見た紅魔族のめぐみんと大貴族の令嬢であるダクネスが半強制的に仲間に加わり、4人となる。
最初はしがないパーティとして地道に活動していたが、後にずば抜けて高いカズマの幸運値により『魔王軍幹部の連続討伐』や『機動要塞デストロイヤーの撃破』などで功績を上げる様になり、沢山の冒険者達やアクセルの街の住人達の間に名を広げていく(ルナからは後に、「パーティーに問題はあるが、実績だけは確か」と称されている)。
メンバー一覧
※CVはアニメ/ドラマCDの順
本作の主人公で、パーティーのリーダー。元は日本に住む普通の高校生だった。女性に対して容赦無い姿を度々見せているため、周囲からは「鬼畜のカズマ」・「クズマ」・「カスマ」・「ゲスマ」などと恐れられているが、その反面どんな状況になっても最後には仲間を助けるなどの優しい面もあり、故にアクアやめぐみん、ダクネスからは憎まれ口を叩かれながらも非常に信頼されている。
パーティーメンバーの1人で、『アクシズ教』の御神体である水を司る女神。見た目は可愛く抜群のプロポーションを誇るが、中身は尊大で高圧的かつ自分勝手な性格をしており、あまりにも女神らしくない面も多々ある為カズマからは「駄女神」と呼ばれている。
パーティーメンバーの1人で、高い知力と魔力を誇る『紅魔族』の少女。爆裂に対して並々ならぬ執着心と信念を持っており、覚える魔法も『爆裂魔法(エクスプロージョン)』だけといった考えしかしない程の変わった性格をしているが、一方では仲間達との絆を誰よりも大事にするなどの情に厚い面もある。
パーティーメンバーの1人で、「王家の壊刀」と呼ばれる大貴族・ダスティネス家の令嬢。一見クールな顔付きとアクア以上のプロポーションを持つが、中身はかなりのドMで敵の攻撃や相手からの罵倒、沢山の人々の好奇の目に晒されると恍惚の表情を浮かべてしまう程の変態(ただし、自分に適さない痛みは好まずに嫌悪する)。
その一方で、『ノブレス・オブリージュ』に基づいた貴族としての矜持や誇りは強い。
マスコット枠
CV:生天目仁美
めぐみんの使い魔(と言うよりはペット)。子猫に似た姿をしているが、背中に羽が生えていたりたまに火を吹いたりする事があるなど、謎が多い。
アクアが「ドラゴンの卵」だと騙されて持ち金全部と交換して手に入れた鶏の卵から生まれた、ただのヒヨコ。今のところアニメ、ゲームなどには未登場のキャラクター。
余談
- パーティとして
上記の通り問題児の多い欠陥パーティだが、能力そのものは高いのと、カズマの悪知恵によってそれなりの連携は取れている。
まずダクネスが敵の進行を食い止め、その隙にカズマがアクアの補助を受けつつ狙撃やスティールで敵を一点に集め、めぐみんの爆裂魔法で一掃するのが基本戦術。
カズマ抜きでは連携が取れずグッダグダになり、めぐみんが居ないと火力が大幅に落ちてしまう。
アクアも厄介ごとを持ち込むものの、使えるスキルはどれも質が高く、居ないと戦略の小回りが失われてしまう。
ダクネスが諸事情にて離脱していた時、ダストが前衛として一時加入した事があるが、ダクネスのように敵を抑えきれずクエストを失敗した事があり、良くも悪くも一点特化かつアクの強いメンバーが絶妙なバランスによって成り立っているパーティである。
- 短編集にて
短編集『よりみち!』に掲載された『偽者注意!』では、渋さを感じさせる強面のイケメン“ザトゥ・オズマ”、青みがかかった髪のプリースト“アキュア”、黒髪の魔法使い“メグミ”、金髪碧眼の美人クルセイダー“ラクレス”という、(カズマを除いた)そっくりさん達のパーティーが街に現れている。
名前や容姿がカズマ達とかなり似ているせいで、彼等の悪評のとばっちりを受ける目に遭っていたため、一言文句を言ってやろうとアクセルの街を訪れたのだが、実はオズマ達の仲間の1人が魔王軍幹部・ハンスの手にかかって死亡しており、ハンスを倒してくれたカズマ達に感謝を伝えたかったというのも目的の1つであった。
しかし、オズマはハンスに殺された仲間の敵討ちのためにひたすら鍛えて旅を続け、メグミは祖父が日本人転生者で凄腕の魔法使い、ラクレスは魔王軍に滅ぼされた領地を守っていた騎士の生き残りという、カズマ達よりも遥かに物語の主人公の様な過去を背負っていた事が本人達の口から明かされ、カズマ達は敗北感を覚えずにはいられなかった。
- 共通点
ちなみにアニメ版の声優においては、未だにアニメに登場していないゼル帝とアクア役の雨宮天氏を除いた全員が、2024年現在プリキュアシリーズにレギュラーとして出演した経験がある。
詳しくは、爆裂魔法つかいプリキュアの記事を参照。