概要
『この素晴らしい世界に祝福を!』に登場するモンスターについて記述する。
ただし、この作品独特の存在やイラストのあるもののみを特記し、それ以外は名称のみとする。
なお固有名のあるモンスターは、名称の横に括弧で記載している。
個別
ジャイアントトード
駆け出し冒険者の集まるアクセルの街周辺に生息する、巨大なカエルのモンスター。
打撃攻撃に対して強い耐性があり、産卵期には人里の近くに出没し人間や家畜を丸呑みにする。なお、通常のカエルと同様に冬眠はする。
作中に登場するモンスターの中でも最も登場頻度が高く、ある意味この作品を代表するモンスターともなっている。
キャベツ
CV:金田朋子
この世界のキャベツは動物と同様に活動し、飛行する。生きている内に捕獲する事を指して、キャベツの収穫と呼ぶ。こいつの体当たりは鎧を破壊する程度には高威力。
なおこの世界では他の野菜類を筆頭に、肉類以外の生鮮食品は大体が地球の感覚からすると、おかしな生態をしている(カットされた状態の野菜スティックが、食われる前に逃げ出そうとするなど)。
レタス
上述のキャベツと同等の生態であるが、野菜としての価値はキャベツに劣る。
ブルータルアリゲーター
淀んだ水を好む、凶暴なワニのモンスター。綺麗な水では生存が叶わないのか、水質が改善されると居つかずに離れる。
雪精
冬季になると宙を漂う様になるモンスターだが、非常に弱い。一匹狩るごとに冬が半日縮まると言われている。
このモンスターの討伐クエストの報酬は非常に高額だが、その理由は後述の親玉の存在があるため。
冬将軍
上述の雪精の親玉にあたる、武士の様なモンスター。その強さ故、高額賞金をかけられている特別指定モンスターの一体。
このモンスターが強くなった原因は、カズマの様に日本から転生した冒険者のイメージが投影されたため。元を辿るとアクアのせいである。
ダンジョンもどき
ミミックと生態の似たモンスター。その名の通り、ダンジョンの床や壁そのものに擬態しており、宝箱型の疑似餌に近寄ってきた人間やモンスターを捕食する。
リザードランナー
巨大なエリマキトカゲの様なモンスター。繁殖期に入ると凶暴化し、求愛行動の一環として群れを成して疾走する。
群れのトップである雌個体は“姫様ランナー”、疾走でトップに立つ事で姫様の伴侶になる権利を得た雄個体は、“王様ランナー”と呼称されている。
走り鷹鳶
ダチョウの様な体に、鷹の頭を持つモンスター。肉眼など役に立たない程の遠方からでも硬い物を正確に察知する能力を持ち、『硬い物に向かって突撃し、ギリギリのところで躱す』という不思議な求愛行動を行う。
渡りガニ
固い甲羅を持つ蟹のモンスター。産卵場所や水場を求めて大移動するという。
食用可能なため、アクアが相手を引き付ける魔法『フォルスファイア』を使用したところ、この蟹を狙っていたオーガまでもアクアに向かってくる羽目になった。
安楽少女
CV:小清水亜美
ある意味では作中で最も人間に残忍で、ある意味では最も人間に友好的なモンスター。
オーク
CV:小林ゆう
ファンタジーものでは定番の魔物だが、本作においては性質や生態が独特過ぎるため記載。
オークと言えばいわゆる、『くっ殺』に代表される様な女の敵といったポジションが宛がわれるケースが多いが、本作におけるオークは雌しか存在しない。
あまりにも性欲が強すぎて同族の雄を誇張なしで腹上死させまくり、同種の雄がいなくなった結果オーク達は他種族の雄を襲撃、拉致して絞り殺すというサイクルを繰り返す様になった。
現在では様々な種族の血が混じりあった、オークとは名ばかりの異様に強いナニモノカが跋扈している。
特殊
機動要塞デストロイヤー
六つ足歩行で暴走する超巨大な古代の機動兵器。『コロナタイト』という宝玉を永久機関に据え、対魔法バリアや障害物を回避する機能を持つ。
正確に言えばモンスターではなく、前述した通り人間が作った兵器なのだが、劇中では賞金首指定されていたので記載。
爆殺魔人もぐにんにん
機動要塞デストロイヤーと同じく、古代に作られた兵器の一つ。なお、製作者も同じ。