概要
アクセルの街の悪徳領主、アルダープが『ランダムにモンスターを召喚する』神器で召喚した悪魔。召喚主のアルダープからは「マクス」と呼ばれている。
長髪に眼鏡の美青年の姿をしているが、常に感情が抜け落ちた様な表情をしており、後頭部は陥没したかの様に凹んでいる。また、常に喘息の様な呼吸音を発している。
アルダープは下級悪魔と認識していたが、実はバニルと同じ地獄の公爵。
“辻褄合わせのマクスウェル”、“真実を捻じ曲げる者”、“真理を捻じ曲げる悪魔”の異名を持つ。
人物
バニルと同格だけあって凄まじい力を持つが、「力はあるが頭は赤子」と称されるほど知能が低く更に物忘れが激しいため、同胞のバニルの事も「どこかで会った事がある様な」位にしか覚えておらず、作中ではアルダープに騙され続け長期間タダ働きをさせられていた。
バニルによると「献身的に尽くす」タイプらしく、アルダープからはこき使われるだけでなく暴力すらも振るわれていたが、彼自身はアルダープに対して寧ろ好意的。ただし悪魔だけあって、その好意はかなり歪んでいる。
作中の動向
アルダープの命令で彼のこれまでの悪行に関する決定的な証拠を、能力を使い関係者の記憶を操作して隠蔽し、更にアルダープの目付け役として派遣されたダクネスの父、イグニスに強力な呪いをかけて殺そうとしていた。
カズマ達にダクネスを奪還された後は、公衆の面前で醜態を晒してしまった事に激昂したアルダープに八つ当たりの暴力を振るわれていたが、ダクネスに化けたバニルに騙された結果マクスウェルとの契約を解除し、これまで溜まりに溜まっていた代価(『マクスウェルが好む絶望や恐怖の悪感情を決まった年月分放ち続ける事』)を支払う事になったアルダープを連れて、「君が壊れるまで側にいてあげるよ」と言いながら嬉々として地獄に帰っていった。