「……コロス……ノ……?」
解説
CV:小清水亜美
ある意味では作中で最も人間に残忍で、ある意味では最も人間に友好的なモンスター。
生態
マンドラゴラやドリアードの様な人型をした植物モンスターで、見た目は愛くるしい少女の様な外見をしており、明確な自我と知性を持ち会話が可能。
冒険者や旅人を惑わし、その可憐な容姿と保護欲をそそる性格から、老若男女を問わずに多くの人間が魅了されてしまうモンスター。
獲物を魅了した後にそのまま自分の側で死ぬまで生活させるほど虜にし、その死体を栄養にして育つと言うかなりアレなもの。加えて本性は、毒舌な上に損得勘定で物事を考える猫を被った裏表のある性格で、本性は悪女そのもの。
成長すると『安楽王女』と言う美女へと姿を変え、不自由な体になったり孤独な老後を過ごす冒険者や、生きる希望を無くした人々を相手に死ぬまで面倒を見たり相談に乗ったり、その孤独な生活に精神的な安らぎを与え、寿命を迎えた人々の死体を栄養にして育つ。
前述の様に基本的に「人間の死体を栄養にする」と言う点を除けば、人間に対して積極的に攻撃や危害を加えず、安楽王女に至っては死に際の人の面倒を見てその最期を看取ると言う、寧ろある意味で全ての人間にとって必要とされる生態をしており、その見た目と相まって冒険者が討伐を躊躇し、ある意味で最も倒す事の出来ないモンスターとなっている。
出演
原作ではカズマ以外の3人があっという間に魅了されてしまい、さっさと駆除しようとするカズマに対し助命を願うことに。一度は彼女たちに折れてそのまま後にするも仮にも今後は旅人を襲わない様に誓わせれば彼女を助けたことになるのでは?との下心見え見えで再び安楽少女の許へ。
「あーあ、また失敗か。今の木こり、肉付き良くていい養分になりそうだったのに……」
「くああ……っ。くっそ、エサ来ねーなー……。曇ってるけど、光合成でもするかぁ……。あーめんどくさ」
しかしヤサグレまくりの裏の顔をカズマは目にしてしまう。
カズマ「お前流暢に喋ってただろうが、ボケがあああああっ!」
かくて安楽少女はブチキレたカズマによって狩られレベルが3上がったとパーティーに戻ったものの、何も真相を知らない3人からは冷酷漢とばかりに非難されまくる結果となった。
その後も、アクアが商人にマンドラゴラと騙されて安楽少女を育てた際には「大量の経験値を得る為に養殖して幼いうちから殺しまくろう」と考えパーティの面々からドン引きされ、また塩漬けクエストの一斉消化とばかりに請け負った安楽王女の討伐では彼女から取引を持ちかけられたりおっぱい揉みに誘われたりするも除草剤で駆除を済ましている。