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人物

王族らしい気品と、どことなく儚げな印象を持つ金髪碧眼の美少女。兄に第一王子ジャティスがいるが(名前のみの登場。Web版ではいない)、王族故に疎遠な事から寂しい思いをしていた。

初対面でタメ口を利いたカズマを無礼者呼ばわりするが彼の冒険譚とその後のクレア相手の一件で、逆に気に入って強引にカズマを王都へ連れて来てしまう。

カズマに懐いてからは「お兄様」と呼んで慕う様になり、笑顔も増えワガママを言ったりするなど、歳相応の少女らしい部分を見せる様になった。

…が、その一方でカズマの言動に影響され、クレアが「ダメなところが似てきている」と漏らしてしまうほど。

巷で噂の銀髪盗賊団仮面の男に、王族が代々伴侶となる相手に渡す指輪を奪われるが、カズマがプレゼントしてくれた子供向けの指輪を代わりに宝としている。

王族にしては庶民的な所があり、カズマから聞かされた主に日本におけるあからさまな嘘っぱちの作り話を、何の疑いもなく信じてしまう所がある。

また隣国への道中ではカズマが作ったチャーハンや餃子アクアの作ったツナマヨごはんめぐみんの作ったザリガニ料理(表向きはロブスター料理)の味まで教え込まれ、舌も庶民的に。

スピンオフ作品ではカズマから聞いた義賊や水戸黄門の話に興味を持ち、お忍びでアクセルの街に赴いて『チリメンドンヤの孫娘イリス』と名乗り世直しを行おうとしたり、めぐみんがリーダーを務めるパーティー(=銀髪盗賊団の下部組織)に加わったりした。

戦闘関連

戦闘力

王族が勇者の血を引いている事や、勇者の残した聖剣なんとかカリバーを所持している事もあり、作中最強クラスの戦闘力を誇る。

見通す悪魔バニルの目でも、ハッキリとは見通せない程。

隣国エルロードでは金鉱山に住み着いた黄金竜を単独で撃破し、『ドラゴンスレイヤー』の称号を得る。

なお戦闘時は、ドレスから動きやすい服装に着替えている(動きやすさも考慮している為か、頭・鎖骨辺り・太ももが露出した薄着ミニスカ甲冑といった様相である)。

  • エクステリオン

聖剣の所有者だけが放てる、見えない斬撃を飛ばす必殺技。一撃熊などの大物も、一振りで真っ二つに出来る

  • セイクリッド・ライトニングブレア

暴風と共に、白い稲妻で敵を薙ぎ払う攻撃魔法。ゴブリンの群れを一撃で全滅させた

  • セイクリッド・エクスプロード

聖剣でのみ放てる最強の必殺技。作中では黄金竜を一振りで屠っている。ちなみに初使用時に、『爆裂魔法(エクスプロージョン)』と名前が似ている事が気に食わなかっためぐみんから、「爆裂魔法のパクリ」だ何だと延々と難癖をつけられた。

他の登場人物との関係

一目会った際には無礼者呼ばわりし、ミツルギ相手の勝負で勝ったことを聞いてウソだと思っていた。だが一戦を挑んだクレアがカズマのスティールの魔法でパンティを奪われて悲鳴を挙げるのを見て彼の冒険譚を真実だと思い、転移魔法でカズマをそっくりお持ち帰り。そのまま自分の話し相手にしてしまった(実際は、初対面での高圧的な態度は王族として自分を押し殺して厳格な態度で接しただけであり、王族相手でも無礼な態度を崩さないカズマを心底気に入ったからお持ち帰りしたのである)。

一度魔道具のせいでカズマと身体が入れ替わった際には、これで家臣を連れずに自由に外へ出れると心ときめかせ気ままにお出かけ。同道しためぐみんにあれこれ教えられながら、荒くれどもにまで喧嘩を売ってしまったところで元通りに。一方の(アイリスの身体に入った)カズマはカズマを暗殺すべしと進言したクレアを嗜めたり軽々しく頭を撫でてきたミツルギ死刑にしろとやりたい放題、遂には風呂に入ってダクネスとクレアの裸体を拝もうと服を脱ごうとした瞬間に元の身体に。折悪く荒くれと対峙してしまう破目となったカズマはボコられた上に、城に戻ったら事の真相を知ったダクネスとクレアに鉄拳制裁を加えられ止めにアイリスからも怒られた。

とは言えカズマを「お兄様」「お兄ちゃん」と呼んで慕っていて、その影響で結局は勇者の末裔に相応しい王女に成長した。

カズマが「銀髪盗賊団」の一員であることに気付いており、体を入れ替える魔道具を回収するために潜入してきた彼から王家の者が生まれてから肌身離さず、将来に結婚相手に送るための指輪を盗まれた(正確にはスティールの暴発による予期せぬ事故)事で、カズマが魔王を倒し、自分と結婚してくれるのを待ち望んでいる(なお、指輪を盗んだことはもちろん、拾った体にして善意で返しに行くと口封じのために殺されるので、カズマはダクネスに念押しされて盗んだ指輪を大事に持ち続ける羽目になった(「もう一度忍び込んでこっそり返しに行けばいいのでは?」という声もありそうだが、あれだけ大立ち回りしてアイリスの部屋まで侵入されたのだから警備が更に厳重になるのは目に見えているので、どちらにせよ難しい))。

アクセルの街で再会した際に、団員を募集していためぐみんの盗賊団に下っ端として入団する。

その後も、ちょくちょく一緒に冒険に行くなど気の合う友達だが、共にカズマに好意を寄せているため喧嘩する事もある。

めぐみんと同じく友達で冒険仲間。初めは身分を隠して接していた。

自分の身分を打ち明けた際、ビビっていたゆんゆんに「今まで通り、どうか私のお友達でいてください」と声をかけ、その後も以前と変わらずに付き合っている。

公爵令嬢のダクネスは、王女のアイリスにとって家臣の筆頭。幼い頃は、ダクネスに稽古をしてもらっていた。カズマ一行の最初の謁見の際にアイリスがカズマを嘘つき呼ばわりしたことに耐えかねて平手打ちし、無礼なと斬りかかったクレアに自らの左腕で防いだ(このことでクレアはカズマに一勝負申し込むことに)。

その後カズマを連れ戻そうと王宮に乗り込むものの彼の影響で以前の生真面目さが抜け頭が柔らかくなっている事に驚き、飽くまで手許に置こうとするアイリスに(カズマは)人の皮を被った獣ですと進言した。

カズマがアイリスに無礼な事をする度に、いつ自分がその責任を取って貴族の地位を剥奪されるか(下手したら処されることもあり得る)気が気じゃなく、カズマがアイリスに関わろうとすると何かと妨害しようとする。……もっとも、カズマばかりに目を光らせるあまりカズマと同レベルかもっと酷い無礼者がいることを失念し、孤軍奮闘する羽目になるのだが。

ダクネスと同じ公爵令嬢のクレアも家臣の筆頭。普段は護衛を任せていて、生真面目すぎる面を心配している。たまに度を超したロリコンぶりに引く事がある。

下級貴族の令嬢であるレインにも、クレアと同じく普段は護衛を任せている。世間知らずなクレアに比べれば常識的

アクセルの街へお忍びで世直しに行った際に、水戸黄門のハチベエ役になる事を依頼し、一日主となる(なお、バニルは見通す力でアイリスの正体に気づき、最初は辞退しようとしたが報酬を支払われたため快く引き受けた)。

その後再会した時も、「ハチベエ」と呼んで慕っていた。

元々はアクアが異世界転生させた日本人が持っていたチートアイテムの1つにして、自我を持ち話す鎧。

女好きの為か、最終巻の17巻ではいつの間にかアイリスを主に選んでいた。

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角川スニーカー文庫公式サイト『TVアニメ化記念キャラクター人気投票』では、当時はアニメ未登場だったにも拘わらず、第3位を獲得した。

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