「明確な仇がこれと分かれば、殺る気も出るというものぞ」
概要
ベニマルにつき従う老大鬼族(オーガ)。
老体ではあるが、すぐれた剣術の使い手である。
(CHARACTER – TVアニメ「転生したらスライムだった件」公式サイト「09 ハクロウ」より)
プロフィール
種族 | 大鬼族→鬼人族→妖鬼族 |
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所属 | 大鬼族の里→テンペスト |
称号 | 指南役 |
担当声優 | 大塚芳忠 |
人物
故郷が壊滅して生き残りと共にジュラの大森林に流れ着いた後、リムルの提案で白老(ハクロウ)と名付けてもらい、鬼人族(キジン)へと進化する。
それによって若返り肉体能力は高くなり、長年磨いてきた剣技により相手は圧倒される。
通常のオーガ達より3倍は生きており、初登場時には名付けの前で寿命が僅かであったにもかかわらず、リムルが反応できずに腕を切り飛ばされたことから技量の高さが窺がえていた(本人は首を狙っていたと言っていたがやはり凄まじい)。
祖父の「荒木白夜」は異世界出身の人間であり、オーガの里に剣術を伝授した張本人。そのためハクロウは大鬼族と人間のクォーターである。また祖父に剣を習うためにオーガの里に滞在していた天狗族のカエデと一夜限りの契りを結び、その結果カエデはモミジという娘を授かった。娘の存在を知った後は親バカに目覚めてしまい、彼女をベニマルの嫁になるようけしかけたりしている。(本人曰く「(娘の存在を)知ってしまったからには、わしにも責任があるというものですじゃ」)
指南役としては魔国連邦の幹部や警備隊(リムルやベニマル、ゴブタなど)、過去にはドワーフ王ガゼル・ドワルゴにまで剣術を指南してきた。剣の腕だけでなら、盟主であるリムルや侍大将のベニマルをも上回る、魔国連邦で最強の剣士であり、剣鬼の異名を持つ。
魔国連邦ではホブゴブリン達やガビルなどにも剣術を指南しており、特にゴブタの才能を見抜き修行でしごき倒すこともよくある(ゴブタが余計な一言をつけなければ地獄を見ずにすんだ場面も多く、アニメ版ではジジイ呼ばわりされた際には眼光を真紅に染めていた)。
リムルに代わって豚頭帝を討った「英雄」に指名されたヨウムも、相応の実力をつけるために彼にしごかれている。
容貌・種族に違わぬ「鬼教官」ぶりで、その容赦のなさからゴブタやヨウムには不満を持たれている。特にゴブタは普段の調子のいい性格もあって、サボりやジジイ呼ばわりをしては懲りずにハクロウに〆られるのがお約束。
能力・スキル
前述した通り、剣鬼の異名を持つ魔国連邦で最強の剣士。
個人で一軍に匹敵する戦闘能力を持っているとされ、ハクロウは魔力を消費しない純粋な剣技のみでその領域へ到達している為、総力戦でも重要な役割を果たしている。
長年仕込み刀と明記されていたが、小説版より刀の名は“鮫雲”と判明。
「知覚1000倍」
リムルの眷属になってから獲得したユニークスキル。また、額に魔眼「天空眼」も獲得している。
魔力感知以上の精度で魔素の流れを正確に探知し、超高速で動く相手さえ造作もなく膾切りにしてしまうなど、ますます剣の冴えに磨きが掛かっている。
「武芸者(キワメルモノ)」
リムルが覚醒魔王になってから、獲得したユニークスキル。「思考加速」「超加速」「未来予測」「秘伝」の4つを行使でき、予知レベルの心眼を行使できるようになった。
余談
容姿
名付け後の容姿はリムルからロマンスグレーと評されて渋い二枚目扱いされていたが、アニメ第一期本編では口ひげが無く、『転スラ日記』およびコミック版、アニメ第二期以降では口ひげのある姿になっている。
また『転スラ日記』では盆栽を趣味にしていることが判明、剣を振る以外の趣味を得られたことを喜んでいる。