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「もう一度言う。道を開けろ豚共 灰すら遺さず消えたくなければな」


概要編集

 豚頭族(オーク)によって滅ぼされた大鬼族(オーガ)の里の族長の息 子で次期頭領とされていた。

深紅の髪と瞳、漆黒の角を持つ美男子。

正義感の強い性格で、許せないことには真っ直ぐに立ち向かう。

リムルにベニマル(紅丸)の名前をもらい鬼人族へと進化して、仲間となる。


プロフィール編集

EP439万7778(+紅蓮114万)
種族大鬼(オーガ)族→鬼人(キジン)族→妖鬼(オニ)→鬼神(キシン)=上位聖魔霊ーー炎霊鬼(えんれいき)
加護リムルの加護
称号赫怒王(フレアロード)
魔法炎霊魔法
究極能力陽炎之王(アマテラス)・・・思考加速、万能感知、魔王覇気、意思統制、光熱支配、空間支配→時空間操作(後にディアブロから教授される)、多重結界
耐性物理攻撃無効 自然影響無効 状態異常無効 精神攻撃耐性 聖魔攻撃耐性
cv古川慎

人物編集

大鬼族(オーガ)の若殿だった赤髪の男性。

大鬼族の族長の息子だったが豚頭帝(オークロード)率いる豚頭族(オーク)軍団の侵攻によって故郷が壊滅し、生き残った妹(のちにシュナと名付けられる)ら6人で逃げていた。


その後、ジュラの大森林に流れ着き、リムルの仮面を付けた姿を見て故郷を襲わせた黒幕だと思い込んで攻撃するが、勘違いと分かるとすぐに謝罪し彼の町へ受け入れてもらった。リムルの提案で紅丸(ベニマル)と名付けてもらい、鬼人族(キジン)へと進化する。


リムルに名前をつけられた事から忠誠を誓い家臣にしてほしいと頼み出す。元々、傭兵種族だったために主君を持つ事に違和感はなく族長と言う主になるのは自由気ままな自分の性格を自覚していて乗り気ではなかったためこの位置づけはすんなり合った様子。

リムルから侍大将と言う軍事指揮官の役職を与えられて、強敵との戦闘の経験で、自分を律することが出来る冷静な指揮官へと成長。リムルからは右腕と表されるほどの信頼を得る。


普段は魔国連邦の最高軍司令官として冷静に立ち振る舞うが、根は鬼人らしく強い闘争心を秘めており、力比べを挑まれれば吝かでもないとばかりに受けて立とうとする武辺者の一面もある。

獣王国ユーラザニアとの外交交渉では、魔王カリオンと謁見した際についでとばかりに腕試しを仕掛けて返り討ちに遭ったと嬉々としてリムルに報告し、戦々恐々とさせたこともあった。

さらにクレイマンの侵攻部隊に加勢させられていた失われた竜の都の神官長ミッドレイと邂逅した際は、互いにタイマンを張る気満々で睨み合い、(片や魔王種クラスの怪物を二発の攻撃で葬れるまでに成長した者、もう片方は真なる魔王と組手が成立する技量の持ち主という桁外れの実力者である)双方の部下から冷や汗を流しながら止められてもいる。


意外と甘党であり、お菓子を好んで食べる。逆に人参が苦手なことがスピンオフでネタになっている。


容姿端麗なのでモテるのだが、当人は恋愛感情に疎く強烈なアピールには硬直してしまう。ソウエイからは意外と奥手と評される。


そんな彼だが、最終的には天狗の里の族長の娘モミジと、獣王国の三獣士筆頭アルビスから想いを寄せられるようになり、聖魔十二守護王昇格時の事情と2人の結託によって腹を括って双方を妻に迎えることとなった。


子供のころから頑張ればできないことはないという考えを持っていたが、シオンの手料理の矯正を命じられたときに当人曰く、初めて挫折したらしい(毒耐性を会得した)。


リムルに押し付けられたのは割と根に持っており、ファルムス王国の侵攻で殺されたシオンを蘇生させるに当たって魔王になるのを決意したリムルが魔王化した後理性を失わずにいられるかが危惧された事から、合言葉を取り決めたのだがその内容が「シオンの料理はクソ不味い」と答えるというものであった。


これは万が一リムルが理性のなき化物になり果ててしまってた場合(ベニマルに限らず魔国の住民の心の支えであるリムルを)自分を処分しろという酷な命令を下された事へのお返しとシオンが怒って現世に戻ってきてくれればという意味も込めてあったからである。


しかし、シオン本人がいた前で確認を取ろうとして難を逃れようとしたリムルに(イフリートの案を採用した智慧之王の入れ知恵で)合言葉は「ベニマルが指示した合言葉は確か…」と付け加えたことで当然シオンにキレられ料理を食べされられることになった(幸いシオンが蘇生時に新たなスキルを得て味だけは良くなる料理を作れるようになったため死の危機には至らなくなった)。


加えてこの件を根に持たれたのとシオンがリムルの側近である以上立場は対等だという判断したことから以降は「様」を付けるのを撤回しタメで接されるようになった(web版ではこのやり取りは有耶無耶にされていた他、アニメ版ではそのやり取りが無かった為以後も「様」付けで呼ばれている)。


能力・スキル編集

ハクロウに鍛えられた剣術に、クロベエによって鍛造された「紅蓮」という銘の上質なを扱う。紅蓮は幾度となくクロベエに鍛え直された結果、最終的には神話級の武具にまで強化された。


武術大会(Web版)時点でディアブロと鍔迫り合いを演じるほどの実力を付け、作中でも数少ないディアブロに土を付けた実力者にまで上り詰める。

聖魔十二守護王四天王、さらにその筆頭として君臨するに至り、実力は並みの覚醒魔王さえ凌駕する域にまで達した。


一方、天界との戦争に備えて幹部の覚醒魔王化をおこなった際、「大鬼族の再興」という種としての使命が優先された結果、覚醒は留め置きとなった。後に嫁の懐妊に伴い、無事に覚醒を果たした。


「黒獄炎(ヘルフレア)」編集

あらゆるものを焼き尽くす強力な鬼火。黒い炎を半球形の結界内で解き放ち、範囲を問わない殲滅力を有する。

個人の総合戦力では大鬼族の生き残りでも、間違いなく最強。


「大元帥(スベルモノ)」編集

リムルの覚醒魔王化に伴い獲得。

戦場全域の魔力感知、空間認識、気配探知が可能となり、戦場の趨勢をつぶさに観測する総大将に相応しい戦略性の高い能力を獲得した。


「陽炎之王(アマテラス)」編集

シエルによる能力の統合の結果覚醒。光や炎を支配する。


「朧黒炎・百華繚乱(おぼろこくえん・ひゃっかりょうらん)」編集

グラニート戦にて使用

究極能力『陽炎之王』を獲得した際に、リムルと魂の回廊で繋がっている配下達の視野まで「視える」ようになったことにより、カレラの技を把握し習得。

ヴェルグリンドの権能を解析して反映させた『陽炎之王』の光熱支配を応用して放つ神速の剣閃。

聖人級の実力者であるグラニートを、反応すらさせずに一瞬で微塵切りにして燃やし尽くした。


「陽光黒炎覇加速励起(プロミネンスアクセラレーション)」編集

「紅蓮」から放つあらゆる物質を焼失させる赤光と、『虚無供給』で借り受けた虚無のエネルギーによる漆黒の闇を混ぜ合わせ、東洋の龍のような形状にして放つ技術(アーツ)。

瞬間的ながらも、数千万を超えるエネルギーを記録し、「狂化暴走」したミリムを足止めできる程の威力を誇る。


「四重複合絶技:絶撃追憶滅光崩(カルテットスキル:ブレイクダウンノスタルジア)」編集

ディアブロ、ゼギオン、ディーノとの連携技

世界トップクラスの実力者が4人がかりで発動させただけあり、宇宙開闢以来で最大である、絶禍の破壊力を誇る。

もしも地上で使用したなら、惑星だって消え去るだろうし、太陽系すらも飲み込まれるであろう程の威力。


関連キャラクター編集

リムル=テンペスト

信服して忠誠を誓う主君。

双方とも互いを尊重しつつも、最大限に信頼する最高の主従関係を構築している。

ただベニマルは稀にリムルの思いつきに巻き込まれ、リムルもベニマルの稀に見せる破天荒な言動に肝を冷やされるなど、普段は割とフランクな付き合いをしている。


シュナ

残された最後の肉親であり、大切な妹。

家のことは彼女を信じて預けてあるが、それ故に私生活ではまったくというほど頭が上がらない。


シオンソウエイハクロウクロベエ

生き残った同胞たち。

シオンとソウエイは幼馴染でもあり、特にソウエイとは気を置かず付き合う親友でもある。

ハクロウは剣の師匠であり、同期に父の知人として尊敬している。のちにもう一つ思いも寄らぬ関係性が出来てしまう。

クロベエは自身の愛刀「紅蓮」の打ち手であり、彼の情熱とベニマルへの誠意が紅蓮を最高練度の武装へと覚醒させた。


先代族長

ベニマル・シュナ兄妹の父親。豚頭族から子供達と家臣らを逃がそうと盾となって他の同胞達と共に喰い殺されてしまっていたため作中では故人で見知っている者から語られるのみ。ベニマルによると妻一筋だったということで、そんな父に憧がれていたのがモミジとアルビスの二人から求愛されるという事態に難儀する理由の一つとなった。

一方ハクロウによると子供達を授かる前は息子とは違い族長を務めるようになってからは想像できないような悪童であったという。また戦場にも持っていける甘い干し柿が好物だったらしい。


ミリム・ナーヴァ

魔王の一角であり、主君リムルの盟友。

互いに「野菜が苦手」という共通点を持つが、ミリムの場合は美味しく調理されれば残さず食べるため、ベニマルの立つ瀬がないのが現実である。


ディアブロ

リムルの副官を務める「原初の七悪魔」と呼ばれる最高位の悪魔。

普段はお互いに一歩引いて接しているが、双方とも「自分こそ主君にとって最強の部下である」という自負を持つため、ベニマルの方は水面下でライバル視している。

ディアブロの方は自分の実力と忠誠に絶対の自信を持つ一方、格下ながらどこまでも食らいついて来るベニマルの事は高く評価している。


モミジ

長鼻族(てんぐぞく)の族長カエデが、ハクロウとの間に授かった娘。自身の婚約者。

族長の申し出による政略結婚の意図が強いものの、モミジ自身は心身共に侠気を見せるベニマルの事を心から想っている。アルビスもベニマルへの好意を示しベニマルの妻に選ばれるべく互いに競い合うが、そのうち意気投合し二人でベニマルの妻になれる方法を模索する様になる。

のちに正式に第一夫人となり、ベニマルの子を授かった。


アルビス

魔王カリオンの重臣「三獣士」の筆頭を務める、蛇の獣人族(ライカンスロープ)の美女。

魔王クレイマンのユーラザニア侵攻に際して一時的にベニマルの軍門に下り、彼の度量と実力を知って次第に心惹かれていくようになった。アルビスはベニマルと結婚さえできれば、二人目の妻でも構わないポジション。

その後モミジとは幾度も恋の鞘当てを演じるも、そのたびに理解を深めあっていき、最終的には魔国連邦の結婚制度の裏を斯いた手段を用い、第二夫人としてモミジと共にベニマルの元へ嫁いだ。

さらにモミジとほぼ同時期に子宝を授かる。


余談編集

転スラ日記編集

日常漫画であるため、テンペストでの生活の描写が多い。誰からも頼られる存在へと成長したに、頭が上がらなくなっている彼の姿がたくさん見られる(同じようにに頭が上がらないガビルと意気投合(?)するシーンもある)。


戦闘シーンがない代わりに、火災防止のキャンペーンキャラクターに抜擢されたり、炎の能力を雪かきに用いたりと原作にはない活躍(?)を見せている。


彼の頬の両側にある赤い縦線模様は、幼少期に起こった妹に関するとある事故による傷跡であることが判明した。


各媒体での差異編集

描かれる作品によって、他のキャラクター以上に顔や髪型がよく右往左往する

小説版の挿絵・漫画版・アニメ版は髪型にボリュームがあり、わかりやすくイケメンな若大将。また瞳が小さく描かれて三白眼ぎみとなっており、意図的に強面にされている。

『転スラ日記』ではより若者的な仕上がりで、少し若めになって髪のボリュームがやや少なめ。目も他のキャラクターと同じ程度の大きさで描かれている。

『転ちゅら!』では逆にイケメンというより男前な雰囲気で、やや面長で髪もより短くなっている。


関連タグ編集

転生したらスライムだった件 リムル=テンペスト 魔国連邦

シュナ ソウエイ シオン ハクロウ クロベエ


蒼空の楔編グランブルーファンタジーとのコラボで、エンディング後で想定外の客演を果たす。


紅丸べにまる…その他の紅丸はこちらを参照。


関連しないタグ編集

ヨークベニマルセブン&アイ・ホールディングスのスーパー。

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