ナタとは、
- 刃物の一種。本項に記述。ただし、タグは判別し易いよう鉈と漢字で登録されたものが多い。
- 中国の神。⇒哪吒、哪吒太子、ナタク
- もしかして⇒ナターリヤ・アルロフスカヤ
- pixivユーザーの絵師、中音ナタ
- ゲーム「原神」に登場する国名。⇒ナタ(原神)
概要
主に薪割りに使用される。刃が分厚く重いのが特徴。
特性は斧に似ており、切り割る方向と刃の向きを一致させる必要がある(なお、武道用語ではこの一致させる行為を刃筋を通す、立てると呼ぶ)。
一致させなければ薪や木などをなかなか切りづらくなり場合によっては刃毀れすることもある。
刃部は衝撃に耐えうるよう、蛤刃という形状に研がれている。
切れ味が重要な器具では無いが、研がずに使用すると必要以上に力を使い非常に危険、使用する前にきちんと研ぐ事が推奨される。
また、周囲に人が居ないか確認する事も大切。殆ど鉄の塊であるため、刃以外の部分が当たっても怪我を招く。
文学作品などにおいて山刀などの切れ味より耐久性を重視した中型の刀剣類を総じて「ナタ」と表現する事がある。
また、一応総称としての語ではあるが西洋式の鉈は「マチェット」呼称で区別している場合が多い。
形状も地域によって差があり、狩猟にも使えるよう刀のような形状にした剣鉈やより小型でナイフ状をしている東北の漁師が使うナガサなど多種多様なものがある。
最後に
映画、ゲーム、サウンドノベル等で武器を振り回すキャラクターは登場したりしなかったりするが、
あくまでもフィクションの世界のお話。
よい子も悪い子も真似しないようにしましょう。
関連キャラクター(50音順)
通常の鉈と火花が出る特殊な唐紅の鉈を使う。
- カクゴ/零鬼『衛府の七忍』
業物の大鉈を武器としている。
ただし、切れ味や頑丈さは有るが、あくまで「飾り」が主目的のバカデカくクソ重い代物だったので鬼(怨身忍者)となる前はマトモに振う事すら出来なかった。
初期に選択できる仕掛け武器にノコギリ鉈がある。
本作の追跡者の一人。
両手の鎌のような刃物は「ヒートナタ」である。
- 三角頭/レッドピラミッドシング『サイレントヒル』シリーズ
大剣のような巨大なナタで攻撃を仕掛けてくる。
- ジェイソン・ボーヒーズ『13日の金曜日』シリーズ
マチェットを主な凶器とする。
焚き火の時にこれを持った際に「貴様ら全員、刀の錆にしてやるぜ」と物騒なセリフを吐いた。
後にこのナタは「味方屋」というメーカーから立体化された。
彼女の装備する武器は鉈となっている。
擬人化されたマクロファージ。
大ナタをはじめとした大振りな武器を使用して細菌やウィルスを退治する。
- マチェーテ『マチェーテ』
その名の通りマチェーテ(鉈)を使う。
『48日後…』では右腕の義手に鉈状の刃物を仕込んでいる。
両手に大ナタを持っている。
山刀を装備しているがあくまでサブウエポンであり、使用した描写は無い。
大きな鉈と人間凶器と呼べる程の威力を持つ空手を駆使して戦う。
武装探偵社の専属医。
患者を解体(異能力による治療)する際や戦闘時に武器としても振るう。
ナタを持った彼女の姿は作品を代表するビジュアルイメージである。