総ての人間に死を・・・。
そして・・・永遠の苦しみを・・・与えん。
概要
CV:大塚明夫
チャプター3『閉ざされた扉』にて、今作におけるシザーマン役の追跡者。
研究所のある場所の扉を開けたらご対面する事になる。
人物
最早理性は存在しないようで、うわ言のように「総ての人間に……死を……」と繰り返している。ある場面では「お前は…この世に生まれては…ならん…娘…」と意味深な台詞を残す。なお、前者は空耳で「全ての人間に塩」とネタにされる事もある。
当然ながら不死身であり、消火器で頭部を殴ろうともショットガンで撃とうとも死なない。倒れるだけですぐに起き上がり活動を再開する。
正体
主人公である御堂島優の実父であり、「HU599菌」なる細菌兵器の開発者である。
務めていた研究所の同僚である御堂島崇が不志人の才能を妬み、十数年前から彼を失脚させる計画を練っていたが、ある理由(後述)により人間の自我を崩壊させる強力な幻覚剤を仕込んだ「黄金像」を不志人に送り付ける手段に代えて出た。
その結果、不志人は自我が崩壊し人知を超えた殺人鬼へと変貌する。
経歴
彼の家は典医として名高い家系であったが「女子の双子が生まれたら才堂家に仇なす家系の呪いをもたらす忌まわしき呪いの双子とみなし、生き埋めにせよ」という因習を現代まで言い伝えている忌まわしき家系でもあり、優はその犠牲者でもあった。しきたり通り、双子として生まれた娘を生き埋めにした後から「世界に復讐する」という妄執と怨念に捕われ始めたようで、それがHU599菌の開発へと繋がっていった。なお、優は埋められた直後に御堂島崇によって掘り起こされ一命を取り留めており、崇は当初は不志人失脚の道具にしようと企んでいたが、情が移ったために「黄金像」を使う事となった。
研究所全体が組織ぐるみで弁天病院の患者を実験台にした生体実験に関わっていたようだが、それがHU599菌の開発に関っていたのかどうかは不明である。
最期は研究所の礼拝堂にて礎等の銃弾に倒れ、更に御堂島崇が死に際に起動させた研究所の自爆装置による爆発と火災によって完全に死亡した。
余談
「黄金像」は御堂島崇の同僚であり計画の共犯者であった鷹野初へも、過去に口封じとして送られたが、当時の彼は像をろくに調べずに自宅の納屋に仕舞いこんだために難を逃れた。
彼の娘である千夏が持ち出したのはこれであり、結果的に彼女と兄の雅春がこの幻覚剤によって豹変してしまう事となった。