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概要

CV:荒木香衣

クロックタワーGH』の主人公。

物語の舞台の一つ「弁天製薬研究所」の研究員である父を持つ17歳の女子高生で、『翔』という男性人格を持つ多重人格者。この別人格は、彼女が極限の状況下に陥ると発現する。

詳細は『翔(クロックタワーGH)』を参照。



人物像

主人格である彼女は思いやりがあって優しいが、臆病なほど慎重派で内気な性格。

『翔』とは違い(常人なので当然だが)死体などには耐性が無く、霊感が強いため超常現象などには過度に反応してしまう。当然ながら銃器は扱えず、理数系に強い『翔』とは逆に機械類にも疎い。一方で翔が気付かないような発見をするなど、注意力・観察力は優れている。


幼少期に父親から貰った、「ミコシサマ」というお守りを常に所持している。このお守りは『翔』の人格の発現を抑える効果があるが、設定資料によると特殊な力を秘めているわけではなく、何の変哲も無い“ただの”お守りであり、彼女にとって精神安定剤のようなもの。ゲーム中では、これが重要な役割を果たす事になる。



ゲーム中において

これまでの『クロックタワー』シリーズと同じく、敵への対象方法は「隠れる」か「身近な物で攻撃」。銃器を扱える『翔』と交代するには、前述の「ミコシサマ」を特定の箇所に置き、敵と遭遇→パニック状態にならねばならない。『翔』でなければ進行出来ないイベントもあれば、逆に優でないとバッドエンドを回避出来ないイベントも存在する。(上手く切り替えないと詰む)


基本的に敵への対処は苦手……なのであるが、「身近な物で攻撃」が(過去のシリーズでも見られたが)見た目に反して強力であり、挙句の果てにゾンビが出現する病院以降では、弱点など関係なくゾンビをモップ(デッキブラシ)や消火器でぶん殴り一撃で駆逐していく無双っぷりを発揮していたりする。

と言っても、その都度これらが配置されている特定のポイントへ行かなければならないのでちょっと不便。これは、弱点を把握した上で各銃器を所持していれば、ほぼ即座に対応出来る『翔』との差別化を図っている。

2人一緒にGH

そのインパクトのためか、動画サイトなどでは「もうそのまま持ち歩け」「『翔』より出来る子」などと盛大にネタにされており、ピクシブ内でも拳銃を携える『翔』とは対照的に、モップや消火器を持った優が描かれているイラスト作品も割と多く見掛ける。消鈍器……約束された勝利のモップ……エクス火器バー(ry


前作『2』と同じくオマケモードでのコスチュームチェンジが対応しており、一つは学校の夏服、もう一つはなんとお猿さんの着ぐるみである。



余談

海外版における優の名前は“アリッサ”と、次回作の後輩と同じである。

また、第一ステージである「鷹野家」の鷹野秋代の部屋のピアノを調べると、ピアノが勝手に演奏し始めるという怪奇現象が発生するのだが、この時に流れる曲はショパンの『幻想即興曲』。これも次回作に奇縁があったりする。\アリッサァ!! ドコダー!!/

更に余談で、この秋代の部屋には前作まで主人公を務めていた先輩のポスターが貼られており、海外版の名前も含め何かと歴代シリーズに関わりが多い



関連イラスト

大好きな…優&翔

御堂島優+翔翔優

クロックタワーヒロインズ 隠しコスチュームVer.クロックタワー詰め(ネタバレあり)



関連タグ

クロックタワーGH  翔優

多重人格 デッキブラシ モップ 消火器





















以降、ネタバレが記述がされています。

ゲーム本編未プレイの方は、ゲームの面白さを損なう可能性があるので閲覧のお勧めはできません。

↓記事をスクロールするとネタバレが記載されています。閲覧は自己責任でおねがいします。↓























彼女の生い立ちなど

実は才堂不志人の娘であり、本名は「才堂凜(さいどう りん)」。これは、舞台の一つである「弁天病院」内のカルテでその名前が確認出来る。

才堂家では「才堂家に生まれる女子の双子は、才堂一族に仇なす家系の呪いをもたらす呪いの双子(忌子)であり、生まれた双子らは生き埋めにせよ」という因習を伝えられている家系で、優はそのしきたりの犠牲者であった。

(※詳細は才堂不志人を参照)


しかし、埋められた直後、優の育ての親であり不志人の同僚であった御堂島崇、崇の協力者であった研究所の所長・鷹野初の二人によって掘り起こされた(ただ、鷹野は掘り起こされたのが人間の赤ん坊であった事には気付いていなかった)。

これは不志人の失脚を狙う崇によって決行されたものだが、情が移った彼は結局のところ優を計画の道具と見做さず、実の娘同然に接していた(これによって崇は実娘の藤香を親戚に預け確執が生じ、後に優は真実を知った藤香に命を狙われる事となる)。


その後、高校生に成長した1998年のある日(本編の始まる約1ヶ月前)、全く身に覚えのない傷害事件(※)を起こした事を理由に転校を余儀なくされ、舞台となる弁天町に訪れる事となった。


なお、優は最後になってこれらの事実を知る事になるが、不志人の方は(幻覚剤の影響で正気を失っているものの)ある場面で優に対し「お前は、生まれてきてはならない娘」と発言していたため、経緯は不明であるが優が自分の娘である事に気付いていたようである。



※これは優に暴行を働いた男子生徒らから彼女を守るべく『翔』が起こしたもの。しかし、ドラマCDでは同じく『翔』によるものであるが、正当防衛ではなく理由無き(※優の独占欲に近い)傷害。

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