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天領奉行の天才少年探偵。直感が鋭く、洞察力に優れている。



プロフィール編集

名前鹿野院平蔵(日:しかのいん・へいぞう/英:Shikanoin Heizou/中:鹿野院平藏)
レアリティ☆4
国/所属稲妻/天領奉行
種族人間
使用武器法器
神の目(元素属性)
誕生日7月24日
命ノ星座小鹿座
オリジナル料理唯一の真相(カツサンド)
CV井口祐一

拙者の友人であるこの探偵は、普段は洒脱で気ままな振る舞いをしている。しかしいざ事件となると、彼の周りを取り巻いていた風は、鋭い気となって集まる。まったく、感心せずにはいられないでござるよ。

〜鹿野院平蔵について…楓原万葉


人物編集

自由奔放で明朗快活な天領奉行の探偵。


一見ただの少年に見えるが、想像力、推理力、勘の鋭さといった探偵に必要な全ての能力を備えており、同僚が解決の糸口を見出そうとしている時には、既に全く違った切り口から真実に近づこうとしている。

彼の卓越した思考と効率を人々は「神の導きを受けたようだ」と称賛するが、彼はそれに対して「こんなこと、神様にだってできないかもよ?」と自信満々に口にする。


しかしいつでも自分本意で好き勝手に動き回り、おまけにそのスタイルを曲げる気などさらさら無い我の強さを持つため、彼と関わりを持つ者からの評判は最悪で、花見坂の万端珊瑚探偵社では「あんなのは探偵じゃなくて詐欺の常習犯」と言われ、同僚の九条裟羅も「捜査の功績がなければとっくに取り締まっている」と苦言を呈している。


だが彼は難局でいつでも最高の結果を導き出すため、一部の者が顔をしかめる「公僕の風上にも置けない態度」は上司にも黙認され、大半の同僚は喜んで捜査に協力するという。


実際、彼が高慢さの内に秘めた「犯罪撲滅」の意志は確かなもので、「探偵が動く(=犯罪が起きた)時点で失敗も同然、だから存在自体が犯罪の抑止力となるほどの名探偵になる」ことを目標に積極的な活動を行っている。

この指針はある程度効果が出ているようで、稲妻の犯罪者達は彼の事を「犯罪者だけを襲う天災」「嵐」と呼び、あの雷電将軍よりも恐れているという。


能力と戦術編集

2022/7/13~8/2の期間限定祈願「辻風に舞う落葉(復刻)」「フレアの訪れ(復刻)」で追加。

法器という武器カテゴリでありながら、徒手空拳で戦う近接元素アタッカー。

その特異性から法器キャラとは思えない元素攻撃の手数を誇り、拡散反応で強化された元素スキルで瞬間的な極大火力を出す戦法を軸とする。他者の火力増幅を主とする風元素使いにおいては比較的珍しい「自分の火力で殴りに行く」キャラである。


天賦編集

  • 通常攻撃・不動流格闘術

最大5段。4段目は多段ヒットする。

法器使いであるため全てが風元素ダメージとなるものの、それ以外は完全に近接キャラの仕様となっている。

基本が拳と蹴りであるため、近接キャラと同様にリーチが短くヒットストップ(命中の瞬間に勢いを殺され、一瞬動きが遅くなる)も発生する。

火力は一般的な法器キャラと同程度なので、近接カテゴリの中で考えると低いと言えるだろう。


重撃も完全に近接仕様。ある程度のふっ飛ばし効果を持ったサマーソルトキックを放つ。一般的な法器キャラと比べるとダメージ倍率はかなり低めだが、スタミナ消費も少なくなっている。また重撃には毎回元素付着を起こせる強みがあり、拡散反応を稼ぎやすい。


先述の通り、最大の強みは法器キャラにあるまじき速度と手数で拡散反応を量産できる事にあるため、元素スキルへの布石として運用するのに向くだろう。


  • 元素スキル「戮心拳」

鹿野院平蔵

『言い逃れはさせない!』

疾風をまとった拳を打ち出し、前方に風元素攻撃を放つ。長押しするとチャージ状態に入り、スキルの威力をアップさせる「変格」スタックを最大4層まで溜めることができる。フルチャージするとさらに「正論」状態が上乗せされ、威力がさらにアップし、攻撃範囲も広がる。


また、キャラ突破段階1(Lv20~40)で天賦「反論稽古」が開封されると、拡散反応を起こすことでも「変格」スタックのチャージが可能になる。

さらにキャラ突破段階4(Lv60~70)で天賦「因由勘破」が開封されると、スキル命中から10秒間、自分以外のチームメンバーの元素熟知を+80させる。


平蔵の主砲。クールタイムは10秒と単発スキルにしては若干重い上に長押しの使い勝手はよろしくないが、フルチャージから放たれる通称「正論パンチ」のダメージ倍率は天賦Lv1の時点でも約570%、Lv10では1000%を超えるという、元素爆発にも匹敵する超火力。

通常攻撃や元素爆発の拡散反応で「変格」を4層まで溜めておき、単押しフルチャージの「正論パンチ」を叩き込むのが基本の立ち回りとなるだろう。


  • 元素爆発「廻風蹴」

鹿野院平蔵

『罪を認めろ!』

空中に飛び上がり、真空弾を敵へと蹴り込む。真空弾は着弾と同時に炸裂し、近くの物体と敵を引き寄せながら風元素範囲ダメージを与える「捕縛の風穴」を生成する。

この攻撃が拡散可能な元素(炎・水・雷・氷)が付着した敵に命中すると、一瞬遅れて付着していた元素を爆発させ、追加の元素範囲ダメージを与える。一度の元素爆発で4体分まで追加攻撃を発動可能。


基本的には近くの敵を攻撃するため、平蔵の領分である接近戦でも簡単に当たり使いやすい。一方、真空弾自体は結構遠くまで飛んでいく射程があり、難しいがやろうと思えば狙撃も可能。


なお、風穴の引き寄せ性能は2凸で強化されてようやくスクロースの元素スキルと同程度であるため、一瞬の足止めが出来れば良い程度に捉えておくと良いだろう。


  • 天賦「罪より前に」

パーティ全員のダッシュ時の消費スタミナが-20%される非戦闘系天賦。

同じ効果を持つガイア楓原万葉レザーなどの天賦とは重ね掛けはできない。


移動速度の上がる★5法器「四風原典」を装備し、風キャラと組んで風元素共鳴を発動させ、さらに千織ロサリアディシア嘉明などの「疾走効果」を付与するキャラととスキル展開中はスタミナ消費を減少させるバーバラを加えると異次元の移動性能を獲得する(ロマン枠だが)。


命ノ星座編集

第一重「通称少年事件簿」
登場時「変格」を1層チャージ&5秒間通常攻撃の速度+15%(クールタイム10秒)。
第二重「真相究明捜査集」
元素爆発の吸い寄せ効果が増強され、持続時間が1秒に延長される。
第三重「暗号隠語難問集」
元素スキルの天賦Lv+3。
第四重「荒唐無稽百物語」
元素爆発の追撃発動時、自身の元素エネルギーを回復する。回復量は最初の追撃で9、以後追撃1回につき1.5。
第五重「屏禁密室大図鑑」
元素爆発の天賦Lv+3。
第六重「奇想天外捕物帳」
「変格」1層につき元素スキルの会心率+4%。「正論」に変化すると会心ダメージ+32%。

1、2、4凸は取り回しの向上という側面が大きい。

6凸は大量の会心バフを獲得する。元素スキル限定とはいえ、バフ内容はかなり破格であり、大幅に火力が上昇する。


装備・編成について編集

おすすめ武器は☆5であれば、会心率と移動力が上がる「四風原典」や会心ダメージと元素スキルの火力を上げる「神楽の真意」など。スキルの天賦倍率が非常に高く完凸で会心バフを獲得することから、純粋に攻撃力が上がる「天空の巻」や「浮世の錠」もおススメ。

☆4であれば会心率とダメージバフを併せ持つ「匣中日月」や出場時にランダムで強力なバフが入る「流浪楽章」など。ただし「流浪楽章」は熟知バフを引いてしまうと火力が激減する。


おすすめ聖遺物は「翠緑」「砂上の楼閣」「剣闘士」「しめ縄」「辰砂」「来歆」の中から2セットを2つ選ぶのが良い。純粋に火力が上がる。

風元素バフと拡散ダメージが上がる「翠緑の影」4セットもありだが、4セット効果はの風の元素耐性を下げることが出来ない欠点がある。

またネタ寄りではあるが、雷キャラとの併用前提で「雷の怒り」4セットを使用する手もある。雷拡散を起こすことで元素スキルのCTが短縮され、取り回しが向上する。


ストーリーにおいて編集

魔神任務(メインストーリー)には一切関わらないが、一部で重要な役どころを担う事になる。

  • デートイベント

奉行所に姿を見せない彼を探し出し、「懸念事項」を払拭すべく彼と共に各地を駆け回る事になる。何の問題と解決に行き着くかは分岐次第だが、そのうちの一つは珊瑚宮心海の伝説任務とあわせて「海祇島から見た、稲妻編のエピローグ」と言うべき内容になっている。


余談編集

  • 鳴神大社のNPC、鹿野奈々は親戚である。二人の間には苗字に違いがあるが、親戚筋で似ているが別物の苗字を名乗ることは現実にもある事例なのでそれかもしれない。
  • 平蔵の探偵という肩書はあくまで自称であり、本来の役職は「同心」である。これは現代日本で言うなら刑事に近い。しかし現代の(私立)探偵の定義が出来たのは明治以降であり、それ以前は公職・私立関係なく「調査する職」を探偵と呼び、中でも江戸時代の同心は「探偵方」と呼ばれていた。
  • 好きな食べ物は揚げ物全般。肉でも野菜でも、油で揚げたものなら何でも行けるとか。嫌いな食べ物は味がイマイチでバリエーションにも欠ける奉行所の食事。
  • オリジナル料理「唯一の真相」はカツサンドを料理した際に一定の確率で得られる料理だが、どこからどう見ても「カツ丼」なので他キャラのオリジナル料理がアレンジなのに対してもはや全くの別料理である。ちなみに、オリジナル料理が別料理になるキャラは他にもいる
  • かつては探偵の珊瑚と共に「万端珊瑚平蔵探偵社」を共同経営していた時期があったが、「真実の解明」を信念とする珊瑚とその先の「犯罪撲滅」を目指す平蔵とでは本質的に相容れず、とある事件がきっかけで袂を分った事がデートイベントおよびキャラストーリーで語られている。
    • 平蔵が掲げる犯罪撲滅には、かつて親友が犯罪に手を染め、そして後にそれが仇となり命を落としたという悲劇が原点にある模様。
  • 最初の男性法器キャラクターでありながら特殊な戦闘スタイルである。
    • 後に実装された放浪者と比較すると体形、武器、元素属性まで全く同じであるが、あちらは他の法器キャラと同じように遠距離攻撃主体で殴り合いは不得手なため、平蔵と同一視されることはほぼない。
    • さらに後に実装された法器男子であるリオセスリは、氷元素の拳で敵を粉砕する平蔵と同じ近接元素使い。さらに平蔵は探偵、リオセスリは監獄の管理人という秩序の担い手の立ち位置で、悪を憎み善が報われる世界を目指し力を振るっていたりと、何かと共通点が多い。
  • CVを務める井口祐一氏は魔神任務稲妻編に登場した哲平(抵抗軍の兵士)のCVを務めた声優であり、ボイスが公開されたばかりの時は多くの旅人が「哲平!?」「哲平が帰ってきた!!」と喜んでいた。
    • なお、発表時の熱が引きキャラの掘り下げが行われた後は、ラジオで井口氏自身も否定的な態度を取っていたこともあり、哲平と平蔵を中の人ネタで安易に結び付ける行為はどちらのキャラに対しても失礼にあたるため、あくまで一過性のネタと割り切りしつこく擦るべきではないという認識が主流になってきている。
    • その他設定的な理由から、一部のユーザーの間では某少年探偵の中の人を期待していた人がいたとか。なおmiHoYo界隈ではある女性がそのCVで有名。

関連タグ編集

原神 稲妻(原神) 探偵

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