身にまとう服装以外、何ひとつとして聖職者とは思えないシスター。冷たい言動の中には、相手を見透かす鋭さが隠されている。また、いつも一人で行動をしている。
概要
オープンワールドRPG『原神』の登場キャラクター。
名前 | ロサリア(英:Rosaria/中:罗莎莉亚) |
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レアリティ | ★4 |
国/所属 | モンド/西風教会 |
種族 | 人間 |
使用武器 | 長柄武器 |
神の目(元素属性) | 氷 |
誕生日 | 1月24日 |
命ノ星座 | 荊冠座 |
オリジナル料理 | ヴァーディクトディナー(鶏肉のスイートフラワー漬け焼き) |
CV | 加隈亜衣 |
フィッシュル「彼女?風神に信仰を捧げる忠実なシスターのようね」
オズ「信仰?忠実?」
フィッシュル「そうよ。ある日の夜、彼女が誰かに「風神ブットバースの名において、死ね」と言ったわ。お祈りでもしてるんじゃないかしら」
~ロサリアについて…フィッシュルとオズ
人物
モンドの西風協会に所属するシスター。
聖職者でありながら信仰心はそこらの一般人よりも低く、市民との交流はおろか教会関係者との行動も滅多にせず、晩祷を始めとした教会の活動には普段から参加しないどころか、今までに百を超える規則違反をしでかしているにもかかわらずまるで気に病まないなど、服装以外何ひとつとして聖職者らしい要素を持ち合わせていない(その服装も聖職者らしいかといえば少々怪しい)。
冷たい言動の中には、相手を見透かす鋭さが隠されている。また、いつも一人で行動をしている。
しかしガイアやジンからは正直ではっきりとした性格でやることはやると評されている。
そんな彼女の実態は闇夜に紛れてモンドの敵を狩る暗部の人間であり、紹介動画では解説役のダインスレイヴが「神を敬わぬ者に暗部を担わせ、自由と平和を得る城か」と皮肉めいた口調で語っている。
アルベドの伝説任務では、自分を呼びに来た"真っ当な"聖職者であるバーバラを追い返しつつドラゴンスパインで調査を行うアルベドと旅人を監視しており、モンドに危険をもたらすなら危害を加える可能性を示唆している。
一方で、Ver1.4の大型イベント「風花祭」ではとある言伝に振り回され錯乱し暴走しかけるバーバラの心配を冷静な言葉で一刀両断し、言伝の真意を察した上で心配を最も早く払拭出来る行動を指し示したり、この少し後にベネットが行方不明になった際も少ない言葉でだが旅人達に的確なアドバイスを与える等、気の利く一面も持ち合わせている。
また後のVer3.1の大型イベント「杯の中のバラッド」では、自分の本当の両親について悩むレザーに対し周囲の人間が彼に優しい言葉をかける中、同じく大団長ファルカに教えを受けた先達として、あえて不安を煽る指摘をして彼の覚悟を後押しするなど、リアリストな彼女らしい気遣いを見せた。
能力と戦術
2021/4/6~4/27の期間限定祈願(ピックアップガチャ)「冬国との別れ(復刻)」で実装された★4キャラ(PU期間終了後は恒常ガチャ「奔走世間」の対象に追加される)。
氷元素の付与と物理攻撃を得意とし、味方に会心率のバフをばらまくサポーター兼サブアタッカー。あくまで氷元素は「付与する事」が得意でダメージ自体はそこまで期待できる構成にはなっていないため、彼女を前線で輝かせたいならフィッシュル等の雷元素サポーターと組ませ超電導反応を誘発し、敵の物理耐性を下げた上で重い通常攻撃を叩き込んでやるといいだろう。
天賦
- 通常攻撃「教会槍術」
最大5段。他の槍キャラが手数重視なのに対してロサリアの通常攻撃はやや動きが重く、一発一発のダメージが高めとなっている。また、薙ぎ払いのモーションが多く敵を巻き込みやすい。
槍としては遅めの攻撃間隔が木材採取に絶妙にマッチしており、非戦闘系天賦の汎用性もあってオススメの伐採要員として度々名前が上がることも。
- 元素スキル「罪喰いの懺悔」
「諦めて」
姿を消して素早く敵の背後に回り込み、氷元素を纏った槍で敵を薙ぎ払う。
キャラ突破段階1(Lv20~40)で天賦「懺悔に耳を傾ける幻影」が開封されると、敵の背後から元素スキルをヒットさせてから5秒間、ロサリアの会心率が+12%される。
モーションが非常に素早く、クールタイムも6秒と短め。その分威力は控えめとなっているが、通常攻撃に織り交ぜて使うことで敵を撹乱しながら攻撃し続けることが可能。
なお、ヒルチャール・暴徒や遺跡守衛といった大型の敵に対して使用した場合は後ろに回り込めないため注意。
- 元素爆発「臨終の聖礼」
「震えなさい!」
氷元素を纏った槍で前方を薙ぎ払いながら空中に氷槍を召喚、浴びせ蹴りと共に地面に叩き落とす。地面に突き刺さった氷槍は周囲の敵に一定間隔で氷元素ダメージを与え続ける。
キャラ突破段階4(Lv60~70)で天賦「陰から支える暗色」が開封されると、発動中はロサリア以外のチームメンバーの会心率がロサリアの会心率の15%分だけ上昇するようになる(最大15%/元数値100%分まで、料理などのバフによる上昇分も適用される)。
ダメージもそうだが仲間の会心率を高めつつ氷元素を敵に与え続ける効果が強力で、水元素使いと組み合わせると凍結で何もさせないまま一方的に敵を蹂躙する事が可能になる。これに高火力のメインアタッカーとそれを補助するバッファー/デバッファーを組み合わせたチーム編成は高難度コンテンツ攻略の定番となるほどの力を秘めている。
- 天賦「夜行」
探索天賦。ゲーム内時間で夜(18時〜6時)になると、フィールド上でのチーム全員の移動速度が+10%される「疾走効果」を獲得する。「疾走効果」は重ね掛けできないため、同様の天賦を持つキャラとの同時発動は意味をなさない。
数ある移動速度バフの中でも発動条件・持続力ともに優れており、破格の使いやすさを誇る。特に昼に同様の効果を発揮し、戦闘面でも炎メインアタッカーである嘉明と組むと互いが互いの足りないところを補い合う。発動のしやすさで言うと千織の下位互換になってしまうが、(特に序盤における)キャラそのものの入手と育成のしやすさで差別化はされている。
命ノ星座
第一重「罪の導き」 |
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会心攻撃発生から4秒間、攻撃速度&通常攻撃ダメージ+10%。 |
第二重「無福の地」 |
元素爆発の持続時間+4秒。 |
第三重「懺悔の儀」 |
元素スキルの天賦Lv+3(最大Lv15) |
第四重「苦痛の恩典」 |
元素スキルで会心攻撃が発生すると元素エネルギー5回復。スキルの発動1回につき一度だけ発動可能。 |
第五重「臨終の祈り」 |
元素爆発の天賦Lv+3(最大Lv15) |
第六重「代行裁判」 |
元素爆発の攻撃が命中した敵は10秒間、物理耐性-20%。 |
1凸以外は元素爆発の強化に特化している。サポーターとして立ち回るなら4凸までは欲しい所。完凸はレザーやエウルアなどの物理アタッカーと組むときに有用。
装備について
自身の会心率を元に味方の会心率を撒けるので会心率は多めに。会心ダメージはサポートメインで立ち回るならそこまで必要ない。
おすすめ武器は★5なら高い攻撃力とチャージ効率が得られる「草薙の稲光」か「天空の脊」。特に「天空の脊」の武器スキルの効果に「通常攻撃速度+12%」があるので、やや遅い通常攻撃のスピードをある程度カバーすることが出来る。
★4は「西風長槍」が良い。単体でのチャージ効率は低いが、会心攻撃時に無色の元素粒子を生成するため会心率を多めに盛るロサリアとの相性が良い。また、稲妻の釣り報酬で得られる「漁獲」は高い攻撃力とチャージ効率が得られる。
おすすめ聖遺物は味方のサポートをするなら元素爆発後に味方の攻撃力を上げる「旧貴族のしつけ」4セット、氷系パーティなら「氷風をまとう勇士」4セット(4セット効果の会心率アップと氷共鳴の会心率アップは天賦「陰から支える暗色」の効果に乗らないので注意)、元素爆発の威力を上げたいなら「絶縁の旗印」4セット。2セットなら「氷風」+「旧貴族」か攻撃力の上がる「剣闘士」などを。
オプションは砂が攻撃力、杯は氷ダメージ、冠は会心率か会心ダメージ。
チャージ効率は130~160%あれば充分なのでサブステータスで上げよう。
コスチューム
2022年1月27日に実装されたデフォルトのマイナーチェンジ版コスチューム。中国などの性的なコンテンツに対する規制の厳しい地域に対応するための追加(変更)とみられ、該当地域ではデフォルトと差し替えられ、その他の地域ではデフォルトと共存し、任意で切り替えができるようになっている。
なお、今後彼女が登場するイベントシーンではこの服がデフォルトになるとのこと。
デフォルトと比較すると胴は胸を服全体でしっかりと支える形に変わり、足は網タイツから黒いブーツへ。肩の露出もなくなり、何とか聖職者や暗殺者と言えるデザインになった。ただし刺々しさとそこはかとなく漂う色気は相変わらず。
なお、頭巾と血色の悪さに隠れて目立たないが、背中は全開だったりする。
余談
- 衣装が全体的に刺々しくファデュイに属する者達と見た目が似通っていた為、公開当初はスパイ疑惑がかけられていた。なお、実際はスパイであるどころか逆にスパイを始末していた模様。
- 公式から発表されたキャラ紹介では仕事があまり好きではなく残業もしたくない主義であることが明かされており、趣味が仕事で残業も喜んでやる甘雨とは対局の存在となっている。なお、二人は所属している国が違う為本編での絡みは一切ない。
- 好きな食べ物は獣肉のワイン煮込み。酒と大きな肉を一つの皿で頂けるからだとか。その他の好きなものも大体が酒絡みだが、酔って騒ぐことは全くなく、本人も「酔ったことがない」と嘯いている。
- 嫌いな食べ物はモンド風ハッシュドポテト、ポテトにジャムの組み合わせが受け入れがたいらしい。
- 飲酒だけでなく喫煙も好きで、聖堂内でも平気でタバコをふかすヘビースモーカー……とゲーム内資料には書かれているのだが、映像として描写されることは一切無い。
- 実はVer.1.4において3Dモデルの調整が入っているのだが、その調整内容はなんと胸のサイズである。初登場となったVer.1.2と比べて若干だがサイズが小さくなってしまっており、この調整に多くの旅人が「弱体化」と呼び、涙したとかしてないとか(なお、小さくなったとはいえ巨乳であることには変わりない)。
- また更に悲劇は続き、Ver2.4になると露骨なほどにサイズが小さくなり、もはや申し訳程度の膨らみしかなく、天を呪うプレイヤーがいるとかいないとか。のちに申鶴が登場し、こちらは御立派な御胸をお持ちだが、かといってロサリアの御胸が元に戻る訳でもなし...彼女が一体何をした!?
- 生まれて間もなく住んでいた村が盗賊の襲撃を受け、そのまま盗賊に拾われて半ば奴隷のように育てられたという壮絶な過去を持つ。やがて盗賊団の一員となり血で血を洗う生活を送っていたが、西風騎士団の治安活動により盗賊団は壊滅。しかし彼女を更生の余地ありと踏んだファルカの計らいにより西風教会の修道女として罪を償う道を与えられ、現在に至る。結局ファルカが期待した「信仰による更生」を彼女は拒否した形になるが、モンドの人々から受けた恩情に報いる気概はあり、暗部の任務という影からの社会奉仕に従事しているようだ。
- 「人物」の項でも軽く述べた通りレザーとは境遇が近く、Ver3.1のイベント中で「ある意味、私たちは姉弟」と語っている。ファルカへの義理立てもあり、レザーのことはそれなりに気にかけている様子。
- ちなみに「モンド風ハッシュドポテト」はレザーが調理すると一定確率でオリジナル料理「ツメ型ハッシュドポテト」になるが、料理のイラストを見る限りジャムは添えられておらず、代わりにマヨネーズ(もしくはタルタルソース)のような物が添えられている(ゲーム内では特に言及されていない)。前述の通りロサリアが「モンド風ハッシュドポテト」が嫌いなのは、ポテトとジャムの組み合わせが受け入れられないためと言っているが偶然なのだろうか?
関連イラスト
関連タグ
バーバラ(原神)……同僚。他のシスター同様にロサリアの裏の仕事を知らず、単なるサボりだと思っている。