スメールの砂漠を気の赴くままに渡り歩く傭兵集団「エルマイト旅団」のメンバー。屈強で勇敢な戦士。「エルマイト旅団」ではかなり名が通っている。
「共に歌おう、その琴を手に高らかに、
我がシャムシールを、我がクロスボウを、我が破れたバンダナを歌にするのさ。
誰の怒りも恐れはしない、ディシアの心火を燃やさぬ限り。
嗚呼、ディシア —— 嗚呼、ディシア —— その美しさと強さは、我らの宝。」
—— 「熾光の猟獣」のメンバーたちが、焚き火を囲みながら口にした歌。
プロフィール
名前 | ディシア(英:Dehya/中:迪希雅) |
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レアリティ | ☆5(恒常) |
国/所属 | スメール/エルマイト旅団 |
種族 | 人間 |
使用武器 | 両手剣 |
神の目(元素属性) | 炎 |
誕生日 | 4月7日 |
命ノ星座 | マンティコア座 |
オリジナル料理 | 熾金の鍋(エルマイト鍋) |
CV | 福原綾香 |
時折、キャラバンを守るために彼女を雇いますの。彼女の実力は申し分なく、価格も高くありません。コストパフォーマンスが最高なんですの。
─── ディシアについて…ドリー
人物
スメールの砂漠の民で、テイワットを股にかける傭兵団「エルマイト旅団」の一派「熾光の猟獣」に所属する女戦士。若くもその実力は轟いており、「熾鬣の獅子」の異名を持つ。
対価が十分で筋が通っていれば依頼人に力を貸すが、彼女は決してそこらのゴロツキのように金には靡かず、ただ自分の心の信ずるままにその力を振るう。
剣の腕だけではなく、世渡りに対しては聡明な知見を身につけており、浅はかな考えで罠にかけようとした輩は、その愚行の代償を己が身にて支払わされる。
物語当初はスメールシティで名家フーマイ家の令嬢であるドニアザードの護衛をしており、病弱な彼女を個人的にも気遣っている。
魔神任務第三章第三幕では、ドニアザードが自宅で療養中で暇になったため、彼女の元を離れて砂漠に赴き旅人と再会。
そのまま協力者となり、自分なりの信念で信仰と民族の争い、果てにはスメール全体を滅ぼしかねない陰謀へ立ち向かっていくことになる。
Webイベント「赤砂遊紀」や上記の公式PVから、傭兵業で稼いだお金を孤児たちのために寄付したりと慈善活動も行っている模様。
貧困により卑しく堕ちていく者も多い砂漠の民の中で、確固たる強さと信念を確立し、弱きを助けるために剣を振るう守りし者。それがディシアなのである。
能力と戦術
ver3.5前半の期間限定祈願「黄金を溶かす烈日」にて登場。ver3.6以後は恒常祈願(ガチャ)「奔走世間」で、あるいはキャラクター限定祈願でピックアップキャラが来なかった場合(いわゆる「すり抜け」時)に入手可能な★5キャラの一人となる。
いつでも入手機会がある代わりに平時に狙って引く事は事実上不可能で、意識して獲りに行きたいなら不定期開催の集録祈願を使うか、ver5.0以降に年に一度開催される周年配布イベントでお迎えするのが現実的。
ダメージの肩代わり、味方の中断耐性UP、発動条件を選びにくい炎追撃、自動回復など、ボディーガードらしい天賦を有するサポーター。
あらゆる状況で機能する能力を持つサポーターであり、編成・装備はもとより、何の役割を期待しどんな状況に投入するかでも最終的な働きがまるで違ってくる。
ただしそのぶん器用貧乏な傾向にあり、十分に能力を発揮させるためにはプレイヤーの知識と理解が試されるキャラでもある。
戦闘においては元素スキルで打たれ弱いアタッカーを援護する動きを主軸としつつ、メインアタッカーのクールタイム中に元素爆発で攻撃する、後方支援またはサブアタッカーの動きを基本とする。また、長身で両手剣使いなので採掘がしやすく、移動加速系天賦を持ち、さらに自動回復持ちなど、探索面に関して優秀なキャラと言える。
天賦
- 通常攻撃「剣闘術・金砂塵」
最大4段。両手剣と体術で敵を攻撃する。重撃は連続で斬撃を放ちつつ前進するデンプシーロール型。
ダメージ倍率こそ低いが、攻撃速度は剣士系にも迫る速さでかなり軽快なほか、相手をのけぞらせやすい性質も併せ持っている。
水晶も3段で破壊できるため、採掘面でも優秀。
ただし、PS5などの60fps以上を常時描画できる高スペック機において、通常攻撃の1段目が当たらないという挙動がたまに発生する。これは「通常1段目の当たり判定が発生するタイミングと2段目のキャンセルタイミングが同じになる」ことで起きるフレーム補完によるバグと思われ、未だに修正されていない(これ自体はMMORPGなどでよくみられるバグ。他にもスクロースや甘雨などで発生が報告されている)
- 元素スキル「溶鉄流獄」
「手加減無しだぜ!」
眼前に炎元素の攻撃「浄焔怒涛」を放ち、そこを起点とした広範囲に元素エリア「浄焔剣獄」を展開する。「浄焔剣獄」展開中に再度発動させると1回だけ跳躍攻撃「剣域熾炎」で炎元素範囲攻撃とともに「浄焔剣獄」を再展開するが、持続時間は最初に展開したものを引き継ぐ。
「浄焔剣獄」の範囲内では、敵の被ダメージに連携して炎元素ダメージ(ディシアの攻撃力と最大HPで算出、2.5秒に一回発動)が入る他、チーム全員の中断耐性が上がり、敵から攻撃を受けると一部ダメージ(32~50%)をカットしてその分をディシアが肩代わりする。
昨今ではシールドさえも機能しづらい超火力の地方伝説が増えてきているため、かねてより評価されていたダメージの肩代わりがより評価されるようになってきている。
肩代わりはダメージプール「赤鬣の血」に最大HPの200%分までが一時的にチャージされ、その後10秒かけてディシアが毎秒プール分の1/10のダメージを受けていく形で処理される。
ダメージ全てを引き受けることはできず(天賦レベル10でも50%はチームメンバーが受ける必要あり)、ディシア自身は自分以外のチームメンバーを回復する術を持たないため、肩代わりをアテにする場合はヒーラーとの同時編成がほぼ必須となる。
アルベドと同種の追撃能力を持つため、通常攻撃以外でも追撃が発生するのが特徴。更にアルベドの元素スキルと違い、エリアが途中で破壊されることがない。
欠点はアルベドと同様にバリアに無力な点。バリアを貼る敵には注意しよう。
またエリアの持続が12秒に対してCT20秒、追撃が2.5秒に一回という低頻度なのもネック(アルベドのスキルは持続30秒に対しCT4秒、追撃は2秒に一回)。
火力もアルベドのスキルと比べた場合、かなり控え目である。スキル発動時および領域再設置時の攻撃はヒットさせても元素粒子を発生せず、追撃1回ごとに1個ずつしか粒子を出せないのも苦しい。
更に中断耐性上昇効果は上昇率が低いため、多くの弓や法器キャラの場合はあまりアテにならない。中断耐性に関しては後述の固有天賦「惜しみなき扶翼」を活用しよう。
- 元素爆発「炎哮獅子咬」
「歯ぁ食いしばれよ!」
灼熱の怒りを解き放ち、身のこなしに制限を与える大剣を手放して「熾炎獅子」状態に入る。
この状態時は中断耐性がアップし、自動的に熾鬣拳を放ち続け、継続時間終了後に残火蹴を繰り出す。(熾鬣拳と残火蹴は攻撃力とHP上限で算出される炎元素ダメージ)
この状態時は通常攻撃と元素スキルが「炎咆連打」に切り替わる。熾鬣拳を発動した後、0.4秒以内に炎咆連打を発動すると、次の熾鬣拳の発動速度が上昇する。
発動時、フィールド上「浄焔剣獄」領域が存在する場合、ディシアはそれを回収し、「熾炎獅子」状態終了時に「浄焔剣獄」を再展開する。持続時間は最初に展開したものを引き継ぐ。
設置中に元素爆発を撃った場合、設置したスキルエリアを回収し(回収中はエリアの持続時間カウントは進まない)、カットインから攻撃終了まで約7秒あるため、再度設置までの空白時間を数秒まで埋めることができる。もしフィールドの継続時間に難を感じているならば、元素爆発を適切に使用しているかの立ち回りを確認しよう。ただし、エリアを回収してしまっているため炎元素追撃による元素粒子発生とその回収によるエネルギー回復はできない点に注意。
なお、当然と言えば当然なのだが元素爆発中の連打によるラッシュは通常攻撃扱いでは無いため、行秋や完凸フィッシュルなど通常攻撃に連動する追撃が反応しないので注意が必要。蒸発などを狙う場合は自動追撃のフリーナなどと組む必要がある。
また、キャラチェンジの他に、ジャンプを行うことで元素爆発が強制終了する。その他にも発動中にダッシュジャンプ(ダッシュ直後にジャンプ入力)をすることで4秒の継続時間終了を待たずに即フィニッシュの残火蹴を繰り出せるという小技がある(天賦には記載されていない特殊なテク)ので手早く攻撃を終わらせたい場合に活用しよう。
強制終了した場合でも「浄焔剣獄」領域は再展開される。
PC版だと凍結の解除ボタンとジャンプのボタンが被っているため、意図せず中断させてしまう場合がある。凍結には気を付けるようにしたい。
- 天賦「惜しみなき扶翼」
キャラ突破段階1(Lv20~40)で開封。元素スキルか元素爆発で浄焔剣獄を回収してから6秒間、ディシアが肩代わりで受けるダメージ-60%。2秒に1回まで発動できる。
また、ディシアが熔鉄流獄・浄焔怒涛を発動してから9秒間、チーム全員に「熔金の躰」状態を付与する。熔金の躰状態にあるキャラクターが浄焔剣獄領域内にいる時、追加の中断耐性を獲得する。18秒毎に1回のみ可能。
この天賦で得られる中断耐性は完全中断耐性(絶対に怯まない)であり、同等の性能を持つのは元素爆発中の雷電将軍くらい。これを仲間に配れるのがディシアの強み。
ただしこの完全中断耐性の供与効果は「元素スキルを発動して9秒間」「中断供与効果の継続時間は元素スキルと別枠カウント」という点に注意が必要。
具体的には「祭礼の大剣」等でクールタイムを短縮する手段を用い再展開しても、「18秒間のクールタイム」を経なければ完全中断耐性は供与されないということ。要は強大な中断耐性を永続付与することが出来ないのである。
元素スキルのクールタイムが20秒であることから、11秒間は完全中断耐性がない期間が発生する。この間は他のキャラクターでバフを掛け直したり、ディシアの元素爆発で殴り掛かるなど、隙間を埋めるフォローをしたい。
- 天賦「陽の射す正道」
探索天賦。ゲーム内時間で昼(6時~18時)になると、フィールド上でのチーム全員の移動速度が+10%される「疾走効果」を獲得する。「疾走効果」は重ね掛けできないため、同様の天賦を持つキャラとの同時発動は意味をなさない。
- 天賦「至誠の尊祟」
キャラ突破段階4(Lv60~70)で開封。HPが40%以下になると最大HPの20%分を即座に、さらにそこから10秒、2秒おきに最大HPの6%分を回復する(クールタイム20秒)。
味方からの肩代わりにより大きなダメージを受ける事となるが、この天賦により回復する事が可能。
また、モンドのドラゴンスパインや稲妻のたたら砂などで発生する環境ダメージや、獣域ハウンドの噛みつきによる侵食でも発動し、大抵のスリップダメージを上回る速度で自動回復するため、極限環境での活動にめっぽう強い。
ただしハウンドは複数で攻撃をしてくるため、さっさと逃げるか倒してしまった方が良い。
命ノ星座
第一重「煌めく皎潔の炎」 |
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自身のHP上限+20%。また、元素スキルのダメージが「HP上限の3.6%」、元素爆発のダメージが「HP上限の6%」増加する。 |
第ニ重「燿く清砂の利刃」 |
元素スキルの二回目の発動で再生成された「浄焔剣獄」領域の継続時間+6秒。また、フィールド上に「浄焔剣獄」領域内の味方キャラが攻撃を受けると、「浄焔剣獄」の次の連携攻撃のダメージ+50%。 |
第三重「掠める熾炎の怒り」 |
元素爆発のスキルLv.+3。最大Lv.15まで。 |
第四重「誓いし永遠の銘心」 |
元素爆発の熾鬣拳、または残火蹴が敵に命中した時、ディシアの元素エネルギーを1.5回復し、同時にディシアのHPを「HP上限の2.5%」回復する。(0.2秒毎に1回のみ発動可能) |
第五重「不縛なる至高の獅子」 |
元素スキルのスキルLv.+3。最大Lv.15まで。 |
第六重「黄金を裂く焔爪」 |
元素爆発の会心率+10%。また、1回の連続攻撃の継続時間中、熾鬣拳が敵に命中し会心を起こすと、この元素爆発中の会心ダメージ+15%、連続攻撃の継続時間+0.5秒。(0.2秒毎に1回のみ発動可能、4発分まで有効) |
主に1,2凸が元素スキル、4,6凸が元素爆発を強化する。
特に1凸効果の火力上昇幅は約1.4倍と別格の強化となり、2凸効果はうまく立ち回れば元素スキルのほぼ永続的な展開を可能にするため、この辺りからがディシアの本領発揮と言える。
4,6凸は主に元素爆発の火力と回転率を高めるものであるため、サポーター運用をする場合はオマケ程度と思っておいて良い。ただし効果量は凄まじいので、サブアタッカーの役割を担うことは十分可能となるだろう。
装備・編成について
- 武器
武器は同時実装されたモチーフ武器である、★5「葦海の標」がオススメ。
会心率上昇に加え、元素スキル命中後および被ダメージ後に攻撃力が上昇し、更にシールド状態でなければにHP上限がアップする。
キィニチのモチーフ武器である「山の王の長牙」も有力候補。
昨今のディシアでよく使われる燃焼絡みの編成において、葦海の標をも超えうる逸材。過負荷編成においても強力な選択肢で、入手難度を鑑みてもこちらを選ぶ人は少なくない。
代替候補としては味方に攻撃力バフを配りつつ見た目の親和性も高めの恒常★5「狼の末路」や、元素爆発の火力をダメージソースとする事を前提に、爆発ダメージを引き上げる★4武器「銜玉の海皇」や★4限定武器「惡王丸」も視野に入る。自前のダメージバフが2凸のスキルダメバフしかないディシアとは相性が良い。
スキルの取り回しとチャージを快適にするなら★4「祭礼の大剣」も良いのだが、先の武器と比べて、肝要なダメージ軽減力と火力面の両方を落としてしまうため気をつけよう。前述の通り、中断耐性の付与に影響しないのも注意点。
- 聖遺物
タンク兼バッファーを最重視した運用ならば、HP増加と元素スキル発動時の攻撃バフで味方をサポートできる「千岩牢固」4セットがおすすめ。
元素爆発の回転率と火力を重視するなら「絶縁の旗印」4セットも良い。攻撃とチャージ効率に寄せたビルドをしても、元々ある程度のHPが確保されている、及び中断耐性供与にはHP上限は一切影響しないので、サポート力が腐ることなく爆発アタッカーを担うことが出来る。こちらを利用したPT編成の際は、ベネットを筆頭とした回復サポーターをもう1人積むと安心。
Ver3.6からは「花海甘露の光」が追加。これは2セット効果でHPを上げつつ、4セット効果は元素爆発と元素スキルのダメージバフ、さらに装備者が被ダメージ時にそのダメージバフに層制の加算をかけるというもの。最大で50%のダメージバフを得られ、ディシアが控えでダメージを負っても加算されるため、相性が非常に良い専用聖遺物といった性能。ダメージ肩代わりの特性上、ディシアであれば層MAXを維持することは容易い。
ただし「絶縁の旗印」と比較すると、やはりチャージ効率が上がらないことで爆発が回りづらくなるのが懸念点。だがこの弱点はクレーのような粒子生成量の多い相方と組むことで解決出来る。
また、強力な自動回復と潤沢なHPを利用し、「海染硨磲」4セットの「回復分の90%を物理範囲攻撃として放つ」能力で攻撃を受けているだけで敵を倒す「全自動ディシア」なるビルドも存在する。
当然まともに戦ったほうが速いので発案当初はネタビルド扱いされていたが、これが最大限に輝く場所が現れた。自動発動型スキル以外は封印され、火力も「普通は」原生生物に依存してしまうフォンテーヌの水中探索である。同じく普通に使うと産廃だが自動発動型かつ生存特化の能力がガン積みされた★4「鐘の剣」と合わせると、回復もシールドも使えない「はずの」水中で自動回復・自動攻撃・自動シールドをこなし何をやっても生き残るスメール製の不沈艦が爆誕する。
- 編成
時限式とはいえ高い中断耐性付与を持つため、中断耐性が低いアタッカーと編成すれば妨害されずに攻撃を続けられる。
特にクレーは、ディシアがクレーの抱える弱点だった低耐久と中断耐性を両方とも補完し、クレーがディシアの重量級爆発のチャージサポートを担うためモノパイロ編成における相性は抜群。炎統一編成では、火力の香菱か、安定性のディシアかで選択することになるだろう。
放浪者は元素スキルの「児姿優風」状態になると、ちょっとした攻撃で吹き飛んでしまうほど中断耐性が弱化するため、ディシアの中断耐性付与は彼を立ち回らせやすくしてくれる。ベネットと組むことにより炎共鳴を起こせるため、火力の上昇にも寄与する。
さらに、モナにとっては待望となる性能の噛み合った炎アタッカー。もともと拘束効果、強力な破裂ダメージ、5秒間の破格なデバフ効果で凍結等で活躍していたが、現行の炎アタッカー達では中々回答にならず最終的な席に入れなかった。だいたいこの人達のせいです。
ディシアの爆発継続時間は4秒のため、モナの爆発とキッチリ噛み合っている。ベネット⇒モナ⇒ディシアの順で爆発を切って殴りかかると凄まじい瞬間ダメージを叩き出せる。
また、フォンテーヌのキャラクター達とは悉く相性が良い。リネと組む場合は火力の香菱、安定性の鍾離、その中間となるディシアで選択でき、リオセスリの場合は燃焼溶解の火付け役として大きく活躍するうえ、完全じゃない方の中断耐性も彼とは大いに噛み合う。更に燃焼溶解において相性の良いエミリエが登場したため、PT編成の幅はより広くなったと言えよう。
フリーナがいれば爆発の火力にも期待でき、シュヴルーズと組めば雷電将軍とのシナジーを余すことなく発揮できる。
そのほかヌヴィレットとの相性も良いのも魅力。サポート運用と割りきれば無凸でも充分に活躍できる。
行秋や夜蘭のような通常攻撃連動の追撃キャラとは前述のように相性が良いとは言えないのだが、フィールドの展開によって長時間の範囲元素攻撃が出来る甘雨、神里綾人、ロサリアとは非常に相性が良い。
特に甘雨はディシアの追撃頻度と本人の重撃間隔噛み合いの良さや中断付与の恩恵が高く、甘雨の長時間かつループ可能な広大な元素爆発の下でディシアを溶解アタッカーとして運用できる。甘雨側で溶解を安定させるためには、エミリエやナヒーダの燃焼反応を活用しよう。
珊瑚宮心海やベネットと言ったヒーラーを組み合わせることによりパーティーの生存をより高める事が可能。
前者の心海は、特大の回復を得られる代わりに化海月周囲で戦闘を必要とする為、完全中断耐性は非常に有用。後者のベネットは、この2人を編成するだけで「炎共鳴による攻撃強化」、「ディシアの完全中断耐性」、「ベネットの攻撃力バフと回復」、と言った大きなサポート要素を一度に得られる。
また、シールドを一瞬で貫くほどの火力を持つ地方伝説やボスが増えてきている現在はダメージの肩代わりと軽減の有用性もかなり色濃くなってきている。
余談
- 頭にあるものは猫耳のようにも見えるが、人間の耳がしっかり存在することからも分かるようにインテーク系の髪型である。
- スメールシティに位置するエルマイト旅団の拠点「レグザー庁」で顧問を務める「三十人団」アスファンドはディシアの祖父であり、彼を「おじい」と呼ぶ。他にもルコシャをはじめとする兄達はスメール教令院で警護の任に就いているなど、一族はエルマイト旅団に籍を置いている。
- 彼女の伝説任務にて、実は赤子の時に砂漠に捨てられていた所を、三十人団の一角を担っていたクセラに拾われ、実の娘のように育てられた事が判明した。過去の出来事がきっかけで不仲のまま、クセラは陰謀に巻き込まれて亡くなっており、娘を思う父の心境を知ったディシアは分かり合おうとしなかった事に後悔した。
- 最近は大昔の守護神を讃え、スメールを乗っとろうと暴れる派閥が出始めているが、ディシアの一族は戦場で頼れるのは自身の技量だと無信仰派で、むしろ劇中ではそうした狼藉を冷めた目で見ている。
- ドニアザードとは契約上の主従の関係を築いている一方で私情では親友関係も築いており、二人のやり取りの一挙一動は想像力逞しい一部の旅人達に燃料を投下している。
- 彼女の悲願を助けるべく元々使っていた剣を売ってしまった為、魔神任務第三章では安物らしき☆2武器「傭兵の重剣」を使用している。
- 第五幕で護衛を辞任することになったため主従関係ではなくなったが、ドニアザードを「お嬢様」と呼び続けている。すっかり板についてしまい、今さら他の呼び方に変えられないのだとか。
- 趣味は化粧品および化粧道具の収集。モラを惜しまず高品質のものを買い集めているようで、質感は繊細なのに雨にぬれても汗をかいても落ちない上等なものであるとか。
- 好きなものはナツメヤシキャンディで、嫌いなものは苦いもの。耐えられないと零すほどであり、コーヒー文化が明確に描写されているスメールシティ近郊では特に苦労が多そうである。
- しかしアアル村のモデルと思われるエジプトでは紅茶が最もポピュラーな飲み物で、それにミルクや砂糖を入れたりするので、砂漠地帯では気が楽かもしれない。
#Fixdehya
実装当時は意図のよくわからない性能となっており、彼女の性能に噛み合うキャラクターが極端に少ない状態だった。そのため、登場時から彼女を待ちわびていたユーザー達の不満は大きく、概要発表当時は日本国内外問わず大きく炎上した。
その結果「#Fixdehya」というハッシュタグがトレンド入りを果たし、ネットニュースにまで取り上げられるまでになっており、多くの人々の目に入ったことだろう。
公式としては「今後のギミック・敵・追加キャラクターとの組み合わせなどで相対的な性能調整を行っていく」という旨の声明を以前より出しており、実際、Ver4.0以降のフォンテーヌの探索環境や新キャラクターはディシアの能力に噛み合うものが次々と出てきたおかげで、PT編成の幅はだいぶ広くなった。特にヌヴィレット、フリーナ、シュヴルーズ、エミリエ等が実装されてからは使われる機会も増えてきている。
恒常キャラであるため、すり抜けによりいつでも凸が進む可能性がある事は彼女を愛する旅人達にとってのせめてもの救いであろうか。また、最適な編成が困難な戦闘コンテンツである「幻想シアター」は器用貧乏ながらもこなせる役割の多い彼女が編成に刺さりやすく、より活躍の機会が増えている。
恒常キャラ故に狙って引くことは難しいが、少なくとも1~2凸で活躍の場はグッと広がる。
長く遊んでいればそのうちすり抜けるということでもあるため、気長に育成すると良い。
また、今後は周年毎に恒常星5キャラが配布される運びとなった点も彼女にとっては喜ばしい。恒常キャラの中では最も凸によって使用感の変わるキャラなので、キャラが充分にそろっている場合は凸を進める事も視野に入れたい。