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狼の騎士が使っていた大剣。本来は鉄工房の職人に贈られた鉄の塊だったが、狼との絆によって神話のような力を得た。


概要編集

オープンワールドRPG「原神」に登場する★5両手剣。

リリース当初から実装済みで恒常祈願でも排出される(いわゆる「すり抜け」対象である)ため、それなりの期間このゲームをやっている旅人なら一度はお目にかかるであろう剣となる。

性能編集

メインステータス攻撃力608(最大強化Lv.90時)
サブステータス攻撃力49.6%(最大強化Lv.90時)
固有能力「狼のような狩人」攻撃力+20%(完凸時+40%)。HPが30%以下の敵に命中すると、チーム全員の攻撃力+40%(完凸時+80%)、継続時間12秒。30秒に1回のみ発動可能。

攻撃力こそ全てと言わんばかりの潔い能力構成をしている。過剰なまでに攻撃力が積まれるため、これを装備するなら聖遺物で攻撃力をそこまで積まなくても良い(会心系などに集中できる)という間接的な利点がある。

また、チーム全体への攻撃力バフ効果がかなり強力であるため、サポーターの装備候補としても適している。


メディアや界隈では色の親和性が高いディルックのモチーフ武器として扱われ、別衣装の立ち絵でもこの剣を使っているが、設定上の接点は彼よりレザーの方が多く、性能の親和性も至って汎用的なものである。


「北風の王狼(アンドリアス)」の領域に突き立っているのもこの武器の幻影で、これにアクセスする事が戦いの合図となる。


外見編集

先端が斜めに断ち割られた傷だらけの赤黒い両手剣。

突破段階2(Lv40~)になると赤色が鮮やかになる。


ストーリー編集

北風の騎士と呼ばれた者、風神の都で旅の終点に辿り着いた。

流浪の旅人は身を寄せ合う。思うままの旅は所詮彷徨い。


騎士が街に入った時、遠い丘にいた仲間は何も言葉にせずとも、別れを告げた。

城壁と灯火の匂いを好まない狼は広い野原を選んだ。


自由の心を持つ北風の騎士は自らを街に閉ざした。

共に来た狼は城外を自由のままに走るが、騎士のことをずっと忘れられなかった。


魔物を討伐しに、騎士は再度城外に出た。狼も共に戦っていた。

孤独の狼と騎士は心が通じ合うように連携し、まるで一つになったようだった。


寄り添った二人は歳月の流れに勝てなかった。狼は先に去っていった。

北風の騎士は自分の剣を墓標とし、街から離れた郊外に親友を葬った。

あれから、彼は街を離れ、狼の自由を心に刻んで、また風と共に、旅を始めた。


狼の不滅の魂は永遠に、この地に居を定めた。

騎士が護っていたこの青い大地をずっと、ずっと永遠に見守る。

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