概要
CV:三川華月
オープンワールドRPG『原神』の登場キャラクター。
哲平同様、モブ顔のNPCながら魔神任務(メインストーリー)第三章で大きな存在感を示す人物で、その経緯もありプレイヤーの印象に残る女性である。
人物
スメールシティの名家フーマイ家の令嬢。護衛役の傭兵ディシアとは個人的にも仲がいい。
心優しい性格だが病弱であり、現在も不治の病である「魔鱗病(まりんびょう)」に体を蝕まれ、常に手に包帯を巻いて病症を隠している。
そのため、外出を許されることはあまりないが、本人はそれでもお忍びでちょくちょく街に繰り出して一般市民と交流している。それは自分が余命いくばくもないことを自覚しながらも、だからこそ悔いのないように生きようと心掛けている為。
幼い頃は過剰なまでに過保護な両親から外出や他者との交流も一切禁じられ、ただ「魔鱗病から延命させる」為だけに生きていた事から、感情が希薄な性格だった。しかし夢を通じてある存在と出会い、その存在から外の世界の様々な知識を教わったことから視野が広がり、性格も変化した。
その存在がスメールでは国政ぐるみで軽んじられている草神"クラクサナリデビ"だと確信し、強く信仰しており、旅人がその手がかりを探しているところで知り合い、交流を持つようになる。
そして友人である踊り子ニィロウ達と共に「花神誕祭」という祭りを復活させようと尽力するのだが、それを疎んだある勢力により命の危機にさらされてしまう。
何とか助かった第三幕以降は病状も落ち着いてはいるのだが、自宅で療養中のため会う事は出来ない。その代わり、自由に動けるようになったディシアが旅人の協力者となり、スメールでの戦いの大きな一助となった。
第五幕終盤で、ある存在が自らを犠牲にするのと引き換えに世界から魔鱗病が消滅。
これによりドニアザードも完治。第五幕ラストでは、ディシアと一緒に外に積極的に出歩いたりと、元気な姿を見せた(手の包帯も外している)。
ディシアの伝説任務にも登場。犯罪行為をしているエルマイト旅団内のある派閥の調査に向かうディシアを見送りながらも、何か嫌な予感を感じているようだが……。
余談
前述の通り、原神におけるNPCキャラの中でも印象が非常に強く残るキャラクターであり、隠れた人気もあるほど。
2023年1月に中国のコミュニティで行われた恒例ファンイベントの「原神新春会」では、ドニアザードとナヒーダをメインとした同人作品の楽曲及びMVが作られたのだが、ビリビリ動画ではなんと1000万再生オーバー、YouTubeでも200万再生に王手をかけるほど。
同人作品なのだが、歌唱がナヒーダ&ドニアザード&ネタバレ注意!の中国語版声優本人という豪華さ。もはや野生の公式である。
「我不曾忘记(I've never forgotten)」
リンク先動画はスメールにおけるストーリーのネタバレを多大に含むため、スメール魔神任務第3章第5幕、及び森林書に係わる任務を終えてから視聴することを推奨する。
そしてVer3.4終期に始まった、Ver3.5前半より本実装されるディシアに備えたWebイベント「赤砂遊紀」。これはドニアザードとディシアの2人旅を観察して最後に原石を貰うという簡易イベントなのだが、当イベントのメインBGMに、上記楽曲のインストアレンジが使われた。同人作品から公式になるという完全な逆輸入である。(原神公式より作曲者と交渉済みであることも告知されている。)
関連イラスト
関連タグ
コレイ…同じく魔鱗病の患者だった少女。
哲平、ラナ、ジェイド…同じく原神ユーザーにとって印象深いNPCのキャラクター。
アラビアンナイト…キャラ名の由来元
シェヘラザード…由来元における姉