概要
同型で外見もそっくりなので、仲の良い姉妹のように扱われ、コンビで描かれることが多い。
性格としては、活発で母性的な雷と大人しく心優しい電と対照的で、
2015年秋には揃って浴衣姿も披露した。
前髪をヘアピンで留め、赤みがかった髮をしているのが「雷(いかずち)」。
後髪をバレッタでまとめ(=雷より髪が長い)、やや黄色みがかった髪色なのが「電(いなづま)」。
名前について
- 一目見て分かる通り、「雷」と「電」は非常に字形が似ている。
- 「いかづち」「いなづま」ともに直感的には読めないにもかかわらず、意味や発音が似通っており一見して違いが分かりにくい。
- 振り仮名の「づ」は歴史的仮名遣いで、基本的に現代では「ず」に置き換えられるが、海上自衛隊に名前が引き継がれたものは例外的にそのままになっている。ただし、艦これでは雷(いかずち)のみ「ず」に置き換えられている。
- 艦娘としての容姿もそっくりで、見た目と関連付けて覚えるのも容易ではない。
このように、字形も似ている、発音も似ている、意味も似ている、容姿も似ていると、
ややこしさのオンパレードであり、公式の書籍ですら度々名前を取り違えられている。
中には初期艦娘の紹介で、[[立ち絵・名前・キャラ解説・戦闘時のスクリーンショットに至るまで全て雷になっていた(つまり書き手側が完全に勘違いしていた)例もある。
以下の一覧表を参考に、ぜひ間違えないようにしてほしい。
世代 | 組織・作品 | 艦種 | 艦級 | 艦番 | 艦名 |
---|---|---|---|---|---|
1代目 | 大日本帝国海軍 | 三等駆逐艦 | 雷型 | 一番艦 | 雷(いかづち) |
〃 | 〃 | 〃 | 〃 | 二番艦 | 電(いなづま) |
2代目 | 〃 | 一等駆逐艦 | 吹雪型 | 二十三番艦 | 雷(いかづち) |
〃 | 〃 | 〃 | 〃 | 二十四番艦 | 電(いなづま) |
3代目 | 海上自衛隊 | (沿岸)護衛艦 | いかづち型 | 一番艦 | いかづち |
〃 | 〃 | 〃 | 〃 | 二番艦 | いなづま |
4代目 | 〃 | 汎用護衛艦 | むらさめ型 | 五番艦 | いなづま |
〃 | 〃 | 〃 | 〃 | 七番艦 | いかづち |
- | 艦隊これくしょん | 駆逐艦 | 暁型 | 三番艦 | 雷(いかずち) |
- | 〃 | 〃 | 〃 | 四番艦 | 電(いなづま) |
※1代目は艦種、3代目は組織と艦種が途中で変わっているが現役最後のものを記載。
ちなみに、更にややこしい事に改造前の雷の中破絵のみ振り仮名が「いかづち」になっている。
上記の通り、艦これとして正しいのは「いかずち」であり、改造後の「雷改」では直されている。
史実
モチーフとなった2代目「雷」「電」は、吹雪型駆逐艦の中でも俗に特Ⅲ型・暁型と称される最終グループに属し、それぞれ二十三番艦と二十四番艦に該当する。
駆逐艦は同型艦で駆逐隊を組むのが基本であるため、史実でも共に行動することが多かった。
また、前述の通り字面が似ているため、家族から送られて来る手紙は元より、船員ですら乗り違えることがあったようだ。
そのため、両艦の間では誤配送された手紙の交換会が行われるなど、船員同士の交流があったという。
海上自衛隊にもその名前は引き継がれ、4代目となる「いなづま」「いかづち」は2016年現在でも現役である。
旧日本海軍・海上自衛隊の計4代全てで同型艦となっている珍しい関係であり、当代の姉にあたる「村雨 / むらさめ」「春雨 / はるさめ」も全4代かつ全同型艦という似通った経歴を持つ。
また、「曙 / あけぼの」も1・2・4代目が雷電姉妹と同型艦で、3代目も準同型艦と言えるほど造りが似ていた。
なお、雷電姉妹は当代のみ姉妹関係が逆転しているので注意。
関連タグ
艦隊これくしょん(二次創作) 艦隊これくしょんカップリングタグ
第六駆逐隊・・・大戦時に編成された駆逐隊の一つ。事実上暁型のグループタグとなっている。
局地戦闘機雷電・・・海軍J2M局地戦闘機で2016春イベにて実装。基地航空隊にのみ装備可能。
中の人(艦長)つながり→ゆきいそ : アッツ沖開戦時の雷・電艦長は磯風・雪風にそれぞれ転任し坊ノ岬沖海戦を戦った。
艦隊これくしょん(アニメ)・・・第6話「第六駆逐隊、カレー洋作戦!」で金剛から「面白いネーツッキー、ヒビキー、ライデン!」と言われた雷と電が「「名前をまとめないで!(なのです)」」と抗議している。