概要
ブラウザゲーム『艦隊これくしょん』に登場する、正規空母「赤城」と「加賀」の二人一組を表すタグ『一航戦』からの派生タグ。
主に戦闘中のコンビ名の意味合いで使われる『一航戦』に対し、こちらは百合・レズのタグとして使い分けられることが多い。
公式での関係性
サービス開始当初におけるゲーム上では、赤城が加賀について言及するセリフはなく、加賀の図鑑説明時と轟沈時に赤城に対する言及があるのみであった。
しかし、2014/01/22のアップデートで加賀改に時報ボイスが追加されたが、ここで赤城に対する言及が増加。
- マルロクマルマル… 赤城さんも起きた?そう
- ヒトマルマルマル… 赤城さんは?ん、何でもないわ
- フタマルマルマル… 少し、赤城さんの所へ行ってきます
- フタヒトマルマル… ふぅ…戻りました。何でもありません
※これらのボイスは赤賀好きにとって多大な妄想材料になったが、自身の沈没後も辛うじて生き延びていた赤城の身を案じている…という可能性も指摘されている。
史実で加賀の沈没時刻は現地時間午後7時25分(日本時間午後4時25分)。
同時刻に赤城も自力航行不能により救難不能と判断され、総員退艦命令を発令し雷撃処分を要請している。
しかし現地時間午後10時25分(日本時間7時25分)山本五十六長官から「処分待て」の命令が入り、赤城は翌日午前二時の沈没まで数時間にわたり無人のまま漂流を続けていたという。
さらに2014年の夏イベント(AL作戦/MI作戦)における限定ボイスでは、赤城が加賀について下記のように言及している。
- 「提督。私、加賀さん、そして二航戦のみんななら必ず敵に打ち勝ちます。今度こそ、必ず。」
その後のアップデートでも、赤城と加賀に互いに言及する季節限定ボイスがいくつか実装されている。特に加賀に関しては(提督を差し置いて)赤城に語りかけるボイスが多いので、公式でも「赤城さんlove」という風潮が強くなってきている。
派生作品
また公式4コマコミックでも何かと2人でいることが多い…が、
- 暴走した赤城に対しキレて、ゲーム内では「デリケートだから触らないで」と言っている飛行甲板をハリセンの如く赤城の頭に叩きつけて黙らせる。
- (開戦時の)五航戦との因縁。
- 五航戦がくると知って赤城が沈むとばかりに慌てふためく。
- 実際に顔を合わせれば蒼龍&飛龍を抱えて「私たちまだ沈んでない」と泣き出す。
- が、『艦これ』以前の戦史家の間では「珊瑚海々戦で損傷した五航戦が参加できなかったのもミッドウェイでの敗北の遠因のひとつ」というのが定説化しているため、頭を抱える提督が続出。
- 舞風と出会おうものなら赤城と日向から飛行甲板を奪い取り、自分の(ゲーム内では「デリケートだから触らないで」と言っている)も加えてバリケードを作り「赤城に雷撃させないぞ」と又泣き出す。
…等々、加賀のクールキャラが何かと成り立たない上に、「赤城の敵は私の敵」と言わんばかりに敵対するが、ほぼ彼女の言いがかりであり、しかも普段の彼女からは考えられないほどビビっている。一方、赤城が見た目相応のお姉さんぶりを発揮しているため、かなり新鮮に感じる人もいるのではなかろうか。
また、公式コミックではゲームと違って赤城のことを呼び捨てにしているのも興味深い。
アニメにおいても、多くはないが赤城と加賀が絡んでいるシーンがある。6話の鎮守府カレー大会ではタッグを組んで参加しており、ジャガイモを頬張る赤城を見た加賀が顔を赤らめていたほか、10話で赤城が吹雪を随伴艦に誘う場面で加賀が現れ、「貴方は私にとって…いえ、連合艦隊にとって」と赤城への想いを思わず口に出している。
公式ライトノベル「一航戦、出ます!」及び「とある鎮守府の一日」では、加賀は赤城の人柄に憧れている部分があり、互いに気が置けない信頼関係で結ばれている。ただしこの作品の加賀は提督のことが好きでもある。
二次創作では
当初この2人の関係についてはファンの想像に委ねられている部分が多かったが、上記のように公式からの供給が多いので、現在では艦これの百合においても屈指の人気CPにまで隆盛し数多くのイラストや漫画、小説が投稿されている。
描かれるイラストの傾向としては、加賀が赤城LOVEということを前提に、加賀が赤城に対し恋愛感情を抱いてる様子が描かれているものが多い。基本、ほのぼの。また、史実に基づいたシリアス展開を描いた漫画もそれなりにある模様。瑞鶴を絡めた三角関係やら何やらによるドロドロ百合もある。
また、加賀が赤城LOVEを拗らせすぎてクレイジーサイコレズとなることも→変態加賀さん
ガチレズ大井botの影響で「ヘタレズ加賀」というネタも一時隆盛していた。
余談
一種の表記揺れというものであるが、pixiv内では、赤加賀なるタグも存在するが、意味はこちらと同じであるために、混同されることがしばしばある。
史実が史実なのでカップリングとしての歴史は艦これより古く、それ以前の艦船擬人化界隈においても鉄板の組み合わせであった。2008年頃に書かれたアンサイクロペディアの赤城の項目でもまんま恋人同士として扱われている。
このためか赤城、加賀の絵師であるしばふ氏もかなり早い時期から2人の組み合わせに目をつけていた節があり、過去にこんな発言をしていた他、同人誌「提督の夏休み」の表紙では2人で西瓜を食べているイラストを描いている。
一次・二次共に何かと絡みの多い2人だが、実は中の人である藤田咲と井口裕香両氏が揃ってイベントに出演したのはサービス7年目になる第三次瑞雲祭り後段「レッパラ」が初めてだったりする。
関連イラスト
関連タグ
南雲機動部隊(※赤城・加賀・蒼龍・飛龍の4名が一緒にいるイラストには、こちらも併用。)
赤加賀(※同義語)