概要
『艦隊これくしょん-艦これ- とある鎮守府の一日』とは、ブラウザゲーム『艦隊これくしょん 』を原作とする公式ライトノベルである。
ライターは椎出啓・鷹見一幸・銅大の3名、イラスト担当はこるり。
2013年からコンプティークに連載されていた。単行本は角川スニーカー文庫より出版されており、全2巻。
『一航戦、出ます!』と同じ世界線となっている。『一航戦、出ます!』が戦闘・指揮をメインとしているのに対し、本作は鎮守府の日常風景を中心に描く。
あらすじ
日夜、出撃・遠征・演習に力をつくす艦娘たち。
でも、拠点である鎮守府に帰れば、彼女たちもフツー(?)の女の子。
というわけで、いつもなにかで騒がしい、艦娘たちのゆるふわな日常をお届けします!
(KADOKAWA オフィシャルサイトより)
登場人物
主要キャラクター
加賀
事実上のヒロイン。よく提督の秘書を務めている。
クールな性格で、駆逐艦娘に対しても叱るなど手厳しい。
赤城に対して憧れに近い感情を秘めている。
提督の無茶な作戦や執務にもなんだかんだで付き合ったり、時には彼を介抱したりと非常に提督想い。
赤城
もう1人のヒロイン。ボケ担当であることが多いが本来は真面目で純真、人当りの良い空母娘で、天龍から「人間が出来ている」と評されている。
鎮守府で最強であるという自覚を持ち、いざ戦場に出ると凛とした姿を見せる一方、同時に艦娘としての繊細さや脆さも持つ。
提督
艦娘のことを第1に考える真面目な青年だが、何かと艦娘たちに振り回されることも多い。平素は冷静かつ温厚な人物。責任感が強いあまり艦娘たちの見てないところで自分を責めることも。着任2年目であり、新参ではないが老練でもない。
他の登場人物
天龍
遠征でも鎮守府内でも駆逐艦娘たちの監督を務める。
面倒見がよく、威勢を張っても全く恐れられてはいない模様。
この鎮守府においては練度の高い実戦派の艦娘。
龍田
天龍型の怖いほう。駆逐艦娘の監督を務める。
よく天龍をからかい、まるで姉のような印象だが、妹である。
川内
夜戦厨。夜戦さえ有れば元気になる夜戦仮面。
夜間演習から自身が外されたと勘違いして、提督に直訴する。
木曾
個性の強い姉妹艦に囲まれるツッコミ役。
猫好きらしく、テイトク騒ぎを起こした張本人。
龍驤
関西弁を話す軽空母娘。講義中に調子に乗って鎮守府の窓を割ってしまう。
鳳翔
奥ゆかしく影で皆を支え、皆から慕われる女性。提督の理解者でもある。居酒屋を経営しており、時には艦娘たちの悩みを聞くことも。実は酒癖が悪い。
長門
本作ではながもん。武人肌で天然ボケ。酔っぱらうと駆逐艦娘を愛でるようになる。
ちなみに『一航戦、出ます!』のほうでは脳筋であり、殴りつけて敵機を撃墜させてみせ、妹艦の陸奥も仰天するほど。
金剛
ハイテンションキャラだが、洞察力にも優れるしっかり者。
榛名
1巻では彼女の勘違いがきっかけで花見の開催へと至る。その際、提督に積極的な行動に出て加賀を嫉妬させた。
吹雪
初期艦。つまり鎮守府最古参の艦娘。その割にはあまり目立たない存在である。まだ提督が未熟だった頃を知っている。
他多数