概要
第三航空戦隊の略称。
太平洋戦争開戦当初は、鳳翔および瑞鳳を中核として構成されていた。
一航戦から五航戦までの他の航空戦隊が第一航空艦隊に所属していたのに対し、三航戦だけは艦隊決戦用の戦艦部隊である第一艦隊の所属であった。
ミッドウェー海戦後の再編にともない、鳳翔は訓練艦へ、瑞鳳は一航戦へと転属となり、かわりに軽空母へと改装された千歳と千代田を中核とした構成となるが、大鳳の就役後、瑞鳳が復帰している。
マリアナ沖海戦後は、瑞鶴を加え、日本軍が保有する最大の空母戦力となるが、肝心の艦載機、そして高練度パイロットの損耗は著しく、もはや空母機動部隊として運用できる状態ではなくなっていた。
最後はレイテ沖海戦にて、四航戦とともに小沢艦隊に所属、囮としての任務を全うし、猛将ウィリアム・ハルゼー率いる艦隊を見事翻弄するも、代償に全ての空母を失い、解隊された。
グループタグとしては、出入りが激しい艦隊であることもあって使用例は多くないが、他の多くの航空戦隊同様、太平洋戦争開戦当時の編成で描かれることがある。
その際の編成は先述の通り鳳翔と瑞鳳であるが、ともに良妻軽母と評される艦である。
護衛艦艇であった三日月が含まれることも。
ゲーム、メディアミックス共にあまり触れられない組み合わせだが、『瑞の海、鳳の空』2巻において、瑞鳳が提督の為に玉子焼きを作ってあげようとした際、最終的に鳳翔に作り方を習う事になり、その際三日月も鳳翔に料理を習っていたという、この三航戦の面々を意識したかのような3人での一時が描かれている(挿絵付き)。
2015年10月30日のアップデートで実装された、三航戦の編成・出撃任務は瑞鶴、瑞鳳、千歳、千代田の4人(瑞鶴は改以上に、ちとちよは軽空母に改装済である事が必須)で行うものである。
この任務は五航戦の改二改装に必須となる「試製甲板カタパルト」の入手に必要な任務のひとつであるため、改めて最終構成の三航戦が注目されている…かもしれない。
2017年春季イベント『出撃!北東方面第五艦隊』で実装された補給艦の『神威』は水上機母艦時代に三航戦の初代旗艦に就任(1936年6月1日新設時)していた。その時の隷下は神風型駆逐艦の朝凪(艦隊これくしょん)と夕凪(艦隊これくしょん)(共に未実装)
2022年12月6日に鳳翔に改二が実装。コンバート改装先の鳳翔改二戦で迷彩柄を採用され、これで開戦時三航戦に所属した空母に迷彩柄形態が装備された