良妻軽母とは、軽空母への称賛を表すタグである。
解説
類似タグとしては「正妻空母」が存在する(加賀が割合として多い)が、こちらは正規空母さんではなく軽空母さんによる良妻としての優しさや素晴らしさを讃えるための専用タグとなっている。
しかしながら大鳳や翔鶴型改二甲などの装甲空母も含め、正規空母全員が該当する向こうに対し、こちらは数ある軽空母達の中でも基本的に鳳翔と瑞鳳、そして龍鳳の3名のみに付与されている。順番としては当初鳳翔のみであったが、その後瑞鳳にも付けられる様になり、やがて龍鳳も該当する存在になった様である。
軽空母全員という訳ではない辺りに条件の一つとして独特の空気感が要求されている節が見受けられる。
決して性能は高くないが、低燃費による家計のやりくりや駆逐艦娘の子育て(レベリング)で活躍する鳳翔さんに、お弁当を拵えてくれたり飲みに誘うなど甘えた態度で日々の疲れを癒してくれる瑞鳳ちゃん、そして出撃だけでなく様々な家事をこなしてかいがいしく提督のお世話をする龍鳳ちゃん。
影に日向に提督を支えるその姿は、まさしく秘書艦という言葉だけでは言い尽くせない「良妻」といえよう。
余談
鳳翔と瑞鳳の2人は、太平洋戦争開戦時にはともに三航戦に所属していたのでそのまま三航戦とも呼ばれる。また3人とも五航戦や大鳳と同じく一航戦への在籍経験者である(更に加賀と組む前の赤城の僚艦には龍驤がいた時期もあった)。
補足
なお、上記3人に負けない程提督のお世話をしている軽空母は他に千歳タグの方が使用されている。
彼女には軽空母に改装される前段階として水上機母艦(水母)時代が存在しており、大鯨→龍鳳と異なり艦種の変更に伴う外見の変化が艤装のみで本人の姿は航改二時を除いて変わらない。その為艤装の無い状態では水母か軽母かの見極めが難しい為、厳密な判断としてここに含まれていないものと思われる(逆に言えば航改二であるとはっきり分かる状態であれば付与しても構わない可能性があるとも言えるが)。
「地位」を意味する正妻と異なり、「行動」で示さなければ認められない良妻の方がよりシビアとも言えるが、その意味では合致しても、更に定義も満たしていなければなお許されないとなると極めてハードルの高いタグなのかもしれない。