概要
大日本帝国海軍が運用した駆逐艦の艦型の一つ。日本海軍が最初に発注した駆逐艦である。建造元はイギリスにあるヤーロー社であり、イギリスのB型駆逐艦をもとにしている。その後日本に回航され、日露戦争で活躍した。一番艦の就役開始は1899年2月25日、最後の艦の退役完了は1925年。全部で6隻建造された。
1896年度において4隻、1897年度による計画で2隻が発注されたもので、1899年から1900年にかけて6隻が就役し、当初は水雷艇に類別された。同年6月22日に駆逐艦に編入され、1905年12月12日に軍艦籍から駆逐艦に移籍、1912年8月28日には等級が付与され、三等駆逐艦となった。
「霓」は就役した年に座礁、沈没しているが、残りの艦は日露戦争に参加している。「雷」と「電」も事故で失われているが、残りの3隻は艦歴を全うし大正10年までに全艦退役した。
同型艦
- 雷
- 電
- 曙
- 漣
- 朧
- 霓