初雪(艦隊これくしょん)
はつゆき
ぱっつんな髪型と眠たげな表情、それに輪をかけて気だるげな口調が特徴のダウナー系艦娘である。ひきこもりたがり。
コミュ障気味なのかセリフ全般が短く、長いものも途中で一度止めないと話せないなど、艦娘の中でも目立って消極的な性格をしている。
アップデートで追加された放置ボイスによると「布団、飲食物、読み物、ゲーム」があれば安心らしい。執務室でもブレない。 2015年の梅雨限定ボイスでも「雨の日は嫌い」といってやっぱり引きこもっている。
またクリスマス、正月の限定ボイスでは、行事自体にはそれ程興味を示さないものの、ケーキやお年玉は全力で欲しがったりもする。
「ちょっと…ひきこもります」
しかし根暗というわけでもなく、面倒そうでも応対は意外と素直。臆病な一面こそあるものの、戦闘も頑張るし提督にも気を遣ってくれるなど、良い娘であり、声帯の妖精さんもインタビューの際には好きな艦娘として挙げていた。
「明日から本気出す、から……見てて」
そして炬燵がよく似合う。その姿はさながらこたつむり型駆逐艦。
どこかおとなしい猫を連想させ、保護欲をくすぐるその性格から、俺の嫁ならぬ「俺の娘」認定をする提督も多く、吹雪型の中でも人気があったりする。が、思春期の妹や娘のようにゲーム内では触られるのを嫌がることも…。
しかし、ケッコンカッコカリをする事により提督LOVEの本心を垣間見ることが…!?
そしてバレンタイン限定ボイスではケッコン時以上の恥じらいと涙声で想いをぶつけてくる…!?
改二もなく、新規描き下ろしイラストはしばふ氏の3周年記念イラストと4周年記念掛け軸/ファミ通表紙だけだった初雪に新イラスト&コラボ登用という大任が下ったのは2019年10月であった。
10月15日よりローソンコラボで同チェーン限定発売されたオレオに吹雪とともに登場。
詳しくはオレオ初雪で。
4コマ漫画、『吹雪がんばります!』では吹雪、白雪、深雪達と一緒にレギュラーを務めている(ただし冬は冬眠する)。秋雲曰く「ダウナー系」。
特に対照的な性格の深雪と一緒にいる事が多く、寮の部屋も同室。また物知りな面もあり、しばしば解説役としても活躍する。
史実を反映(後述)して木の枝にぶつかり痛がっている叢雲を気に掛ける等優しい所もあり、叢雲自身も「私に何かあったら来てくれるでしょ?」と初雪を信頼している…のだが、初雪自身は叢雲に何かあったら救助よりも雷撃処分を優先するつもりらしく、更に3巻のおまけでは寝ている叢雲にイタズラするなど、叢雲イジりが加速している。
ハロウィン回では周りが可愛い系の仮装をしている中、初雪はメイクにまで気合を入れたフランケンシュタインの仮装をしたり、エイプリルフール回では扉絵でキラキラしており、早起き、掃除、訓練等に励み4コマのタイトルよろしく「初雪毎日頑張りま…」と言いかけた途中で吐血するといった体を張った頑張りを見せている(深雪曰く「自分の体に嘘はつけない」)。敵潜水艦のモノマネや、暑さで溶けて資材になる等の一発芸を見せることも。
戦艦や重巡洋艦等の先輩方によく抱きついたり、大鳳の両脇の下(開口部)に手を突っ込んだりといった少々甘えん坊(?)な所も。明石の袴の隙間にも手を突っ込みたいらしい。雲龍のご立派なアレにも両手わきわきさせていたが、さすがに止められた。
更にはプリンツ・オイゲンの隠れた開口部を発見し、ビスマルクから「すごい性能のレーダー」、吹雪から「特殊能力」と称された(?)。
しかし、香取先生に対しては「許可なくやるとすごく怖いふかふかの予感」と冷や汗を垂らすレベルで恐れおののいていた。ちなみに開口部の中身はふかふかじゃなくても問題無いようで、「みんなちがってみんないい」らしく葛城を喜ばせた(?)。
望月とはお互いに通じるものを感じ取り、固い握手を交わし、3巻のおまけでは望月の寮部屋に普段から入り浸っていることが発覚する。また公式のプレイ漫画の『艦々日和』でも一緒にだらけている。
余談だがアニメ10話にも綾波と一緒に背景に登場した。
メインキャラの1人の磯波がいる為か他の吹雪型と一緒に登場する機会が多い。
なお積極的にサボる
- 舞鶴里帰り私服mode
(左:10周年目(2023) 右:11周年目(2024))
2023年及び2024年の舞鶴市での公式コラボに際し、2種類の私服modeが登場している。
なお、2024年の引用作品に一緒に登場する吹雪に加え、舞鶴海軍工廠で建造された艦を元にした艦娘は他に春風・松風・旗風・如月・菊月・敷波・漣・響・夕暮・春雨・海風・大潮・霰等がいる。(太字は同様のコラボが登場している。)
自己紹介にて「緒戦の作戦に…いっぱい参加しました…。輸送任務とかも…ん…がんばる……」と言っているようにダウナーな性格とは裏腹に史実では同型艦の白雪と共にミッドウェー、ソロモン、マレー沖など様々な海戦で活躍した。特にバダビア沖海戦では名取達と共に敵重、軽巡洋艦を撃沈させている。
本当に本気を出すと凄い…かも知れない。
第四艦隊事件の際には龍驤と共に大きな被害を受けた。那智が破断した初雪の艦首部分を曳行しようとするも失敗。艦首にあった電算室の暗号解読表を機密保持するため、そのまま那智が海没処分させた。翌日、船体は羽黒に曳行され応急修理した後、舞鶴にて艦首部分の新造修復を行った。
また、サボ島沖海戦にて重巡洋艦の衣笠と共に奮戦、古鷹や叢雲の搭乗員の救助と雷撃処分(他の艦が行った説も有り)等も行い、最期の任務となったラバウルからブインへの物資輸送時には望月と組んでいたのだが、残念ながらゲーム内では誰かに対する発言は無い。今後に期待したい。
前述のように史実の初雪は引きこもっていたわけでは無く、むしろ艦首断裂の他、戦死者が出るような損傷や舵故障等のトラブルが発生しても応急処置の繰り返しにより入渠させてもらえず、姉妹艦の吹雪、白雪、深雪、磯波には先立たれ、特に叢雲に対しては雷撃処分を行うことになるなど苛烈な経験を重ねている。引きこもりたがっているのはそのためなのかも知れない。
初雪の名前は後に海上自衛隊の護衛艦「はつゆき」型のネームシップとして受け継がれており、2番艦として、白雪→「しらゆき」も名前を連ねている。
※イメージ
3代目にあたるこの「はつゆき」は住友重機械浦賀工場で建造され、1982年に竣工・就役した。1990年1月から1996年3月まで大湊基地配属だったこともあるが、それ以外は横須賀基地をねぐらにしていた。1984年と1988年には環太平洋合同演習リムパックに参加している。
3代目「はつゆき」は2010年6月25日限りで除籍している。就役期間通しての総航程は678,051.7浬、総航海時間は61,513時間47分である。
他方「しらゆき」の方は「しまゆき」型練習艦となったのち、2016年4月27日限りで除籍となった。
ところで、「はつゆき」型護衛艦はそれまでの海自の護衛艦が主目的別に造られていたのに対し、対空・対潜・対地の装備をバランスよくまとめた「汎用護衛艦」として建造されたため、3代目「はつゆき」は「全ての汎用護衛艦の母」と呼ばれることもある。
また、本級はヘリコプター搭載護衛艦の「はるな」型や「しらね」型に続いてヘリコプター運用能力を持たされたこともあり、1機分のヘリ格納庫が装備され、以後、汎用護衛艦にはヘリ格納庫が標準装備されている。
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