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センシティブな作品

概要

第十一駆逐隊とは大日本帝国の駆逐隊。ここでは太平洋戦争当時の第十一駆逐隊について記述する。なおゲーム艦隊これくしょんにおける第十一駆逐隊についても記述する。

史実

開戦前

特Ⅰ型駆逐艦、吹雪型の1番艦から4番艦である「吹雪」「白雪」「初雪」「深雪」によって編成された駆逐艦隊。第二艦隊第二水雷戦隊(二水戦)に編入された。

1934年6月29日、演習中に駆逐艦「」が「深雪」の艦中央部に衝突し、「深雪」は沈没した。

開戦時

太平洋戦争開戦直後、マレー上陸作戦において上陸の護衛に三水戦として参加。その後蘭印作戦に参加、ボルネオ島のクチン攻略やエンドウ沖作戦、バタビア沖海戦に参加した。この頃、新しく吹雪型5番艦「叢雲」が解隊された第十二駆逐隊から編入され、4艦体制となる。インド洋方面の作戦後隊の全艦が改装を受け、ミッドウェイ作戦、ガダルカナル輸送作戦に従事。更に「天霧」「夕霧」(艦これには未実装)が編入され、6艦体制でガダルカナルへの突入、砲撃、補給に従事し、戦果を上げる。

吹雪の戦没

1942年10月、第2師団の装備の輸送にあたり、輸送部隊が派遣されるが、この輸送部隊が敵に発見され、敵艦隊が北上。一方で、ガダルカナル砲撃のため出撃した五藤少将率いる第六戦隊の重巡「青葉」「古鷹」「衣笠」の護衛に吹雪と初雪が参加。島に接近する艦隊を敵艦が発見、砲撃を開始するが、五藤少将は味方の輸送部隊であると誤認し「ワレ アオバ」と識別信号を送ってしまう。短時間で制圧された艦隊は戦線の離脱を図り青葉と古鷹が回頭し、それに続き吹雪を回頭を開始するが、敵砲撃によって沈没する。先述の輸送部隊はガ島揚陸に成功した。艦これにおいて、この戦いをモチーフとしているのが鬼畜夜戦として名高い5-3「サブ島沖海戦」である。

叢雲、白雪の戦没

前項の戦いの帰路で沈没した古鷹の生存者救助に出た叢雲だが、叢雲が米機による攻撃で航行不能になり、生存者を初雪に移乗後離脱。その後叢雲は自沈処分される。

ガ島をめぐる戦いは続き、その裏では駆逐艦による輸送が遂行され、白雪も任務に参加。11月まで続く。12月になり、第二艦隊による砲撃に白雪、初雪が参加。この海戦において白雪が被弾、戦死者を多数出す。

1943年になり戦況は悪化、ガ島撤収に伴う作戦に白雪が参加後、ラエ輸送作戦が行われるが、この頃初雪が岩礁に接触し、応急修理を行うも内地への回航が決定された。このラエ輸送作戦に白雪が参加するが、この作戦は制空権を完全に失った海域に輸送艦と対空の乏しい駆逐艦で突入する無謀な作戦であり、米軍機による反跳爆撃によって白雪は中破、弾薬庫へ引火・誘爆して戦没した。「帰ればまた来られるから」の言葉で有名な木村昌福少将はこの戦いで重傷を負うが、救助された。

初雪の戦没とその後

1943年7月、ソロモンのレンドバ島、ニュージョージア島へ上陸した米軍への対応のためにコロンバンガラ島への輸送作戦が決定され、初雪、天霧が参加。海戦や輸送に参加するが、7月17日、輸送中に初雪が米軍機の爆撃で戦没。初期に所属していた艦すべてが戦没する。この後残った天霧と夕霧が幾つかの作戦に参加するが11月24日に夕霧が戦没、12月7日に天霧が僚艦「秋風」と触衝し艦首を損傷、稼働艦がなくなり、1943年12月7日付で第十一駆逐隊は解隊となる。

「艦隊これくしょん」における第十一駆逐隊

オンラインゲーム「艦隊これくしょん」には第十一駆逐隊に所属した艦の内、「吹雪」「白雪」「初雪」「深雪」「叢雲」「天霧」が実装されている。追加実装の天霧を除いて各艦手に入りやすく、揃えやすいのが特徴である。

2015年1月9日のアップデートで吹雪改二の実装と同時に編成・出撃任務が追加された。

pixivでは、初期の4艦がセットで描かれているイラストが多く見られる。

吹雪改二叢雲改二の時報で第十一駆逐隊の繋がりがより鮮明になった。

その後、深雪に改二が実装され(特に深雪は10周年当日の実装という扱いを受けた)、2024年には11周年を迎えたということで十一駆の白雪と初雪にも改二が実装される事がインタビューでアナウンスされている。

吹雪が主人公を務めるアニメ版では吹雪のみ登場して第十一駆逐隊としては登場していない。

吹雪の『前の鎮守府』等の設定、声優の上坂すみれが他の吹雪型も演じたいと言ってる事から続編での言及される事を期待したい。

劇場版においては第十一駆逐隊が新編成された第二艦隊に所属する駆逐隊として出撃する様子が描かれたが、編成は吹雪改二暁改二綾波改二の三名であり、史実と共通しているのは吹雪のみのオリジナル編成となっている。

なお、『(ミッドウェー以前は)史実通りに轟沈する運命から逃れられなかった』という設定から電が深雪を沈めている可能性は高いと思われるが、劇場版の設定を考えると還ってくる事は可能と思われる。

また、吹雪以外の面々が劇場版までの作品に参戦しなかったのは深雪の最期が吹雪の最期とそれによるアニメ吹雪のとある設定に支障を出さないためとも受け取れる。

同じく吹雪が主人公を務める公式4コマ吹雪、がんばります!」では吹雪、白雪、初雪、深雪の4人で第十一駆逐隊という扱いになっている。叢雲も本来は第十一駆逐隊所属となっているのだが、深雪が吹雪達と一緒に戦えるようにと自分から第十一駆逐隊を離れて浦波がいない第十九駆逐隊に助っ人に行っていた(第158回で浦波が着任したが、叢雲の所属については不透明な状況である)。

また、前述の第十一駆逐隊出撃任務が発生した際には深雪が抜けて叢雲が参加した第十一駆逐隊が出撃する予定だったが、吹雪達が自由枠に深雪を入れる事を強く希望し、晴れて5人の第十一駆逐隊(と自由枠参加の伊勢)で出撃する事になった。

ライトノベル「鶴翼の絆」では、上述した5人に本来所属していなかった磯波も加わっており、実質吹雪型(特一型)の駆逐隊になっている。任務中に「鬼」級や戦艦レ級といった強敵と遭遇してしまう事が多く、戦闘で目立った活躍こそないものの、2巻と4巻では挿絵に登場している。

公式イラスト

初期メンバーはある意味艦これ駆逐隊の基本中の基本とでもいうべき組み合わせであること、途中からのメンバーの入れ替わりも多い(また、入れ替わったメンバーが悉く初期メンバーと絵師が異なる)ことなどから公式での描き下ろしイラストは少なく、

2024年5月現在ではファミ通4周年イラストおよびファミ通11周年イラストのみ。

4周年イラストは吹雪、白雪、初雪、深雪の組み合わせで吹雪のみ装備を装着した服装であった。ゲーム内でも4周年記念掛け軸に貼られていて、クリックすると拡大して見ることが可能。

11周年イラストも吹雪、白雪、初雪、深雪の組み合わせだが、全員改二になっており、事実上の白雪と初雪の改二初出となった。やはり艤装を装着しているのは吹雪だけだが、何故か初雪が魚雷を持っている。なお、ゲーム内でも十一駆が用意した11周年記念掛け軸が実装されたが、今回は11周年イラストは貼られていない(吹雪、白雪、初雪、深雪の妖精さんが描かれているが、よく見るとこちらも白雪と初雪が改二になっており、ここから白雪と初雪の改二実装を予想する提督もいた)。

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