図鑑データ
「名取といいます。ご迷惑をおかけしないように、が、頑張ります!」
概要に呼び出しがかかるなんて…え?出撃!?
モチーフとなった軽巡洋艦に関しては「名取(軽巡洋艦)」参照。
球磨・長良とともに、ノーマルの改で改二艦相当の攻撃力を持つ艦娘。
残念ながら球磨・長良とは異なり装甲については他の艦と変わらない(この点は、改二相当の装甲を持ちながら火力はノーマルな川内とは対照的。
なお球磨・長良・川内の高性能については開発中に存在したネームシップ補正の名残と言われることもあるが、名取の高性能の理由についてはまったく不明。
同型艦で比較した場合、改二相当の性能を持つ長良や、対潜能力に優れた五十鈴・由良、高対潜のレア艦である鬼怒、かなり高い練度を必要とされ、設計図まで必要な改二で雷巡のような活躍をすることが出来る優秀な阿武隈と比較をした場合、名取は「普通の軽巡」ポジションのようにも見えるが、実際には対潜はほぼ装備で決定するダメージ計算式なので、重巡である古鷹型や改二軽巡とほぼ同等の火力と雷装を持つ。阿武隈も改二になるのには前述の設計図+75Lvと相当ハードルが高い為、早熟型の艦娘とも言える。
とはいえ、装備が整っていない状態で対潜戦闘を行う場合は、当然ながら素の対潜能力に頼らざるを得ないのだが、装甲面は一般的な軽巡と同じため、潜水艦の先制雷撃にも耐える事も考えれば対潜戦闘の安定度の面で最終的には五十鈴・大淀等には劣る。またその装甲面の為下手をすればeliteクラスの潜水艦の雷撃・重巡の砲撃でもあっけなく中破・大破してしまう恐れから継戦能力では改二軽巡勢や長良・球磨には譲る。
現状では改二軽巡勢にも様々な個性が付き、名取ならではの出来る事が他の軽巡勢の殆どに内包されてしまっている事が原因で、嘗ての高性能と言う評価から一転、苦しい立ち位置になっている。改二の実装に期待したい所。
2015年12月8日のアップデートで、史実で彼女が所属していた第十六戦隊(第二次)の編成・出撃任務が追加された。
容姿見ゆ!…って、ほんとに実戦!?
茶色のショートボブに白のカチューシャをつけ、目は髪と同じ茶色。
服装は姉たちと同様に大幣状の飾りが付いた肩の露出したセーラー服に赤のミニスカートと白のニーソックスを着用。
見た目は巫女服を使用した変形セーラー服にも見える。
艤装は背中に三連煙突を装備し、そこから伸びたアームの先に単装砲をそれぞれ一門ずつの4門を装備し、下の砲門の脇には四連装魚雷発射管が装備されている。またそれとは別にアサルトライフルの様にアレンジした単装砲と高角砲がセットになった銃器を手に持っている。
下着にもこだわりがあるようで、白のレース入りを着用している。
前期長良型姉妹の中では元々のサイズの大きさ(ブラの値段は基本はカップサイズの大きさに比例する)も有ってか着用ブラの価格が一番高い。
長良型の前期3艦(長良・五十鈴・名取)と後期3艦(由良・鬼怒・阿武隈)では担当絵師が変わり服装も変わるので、一種の区切り的な存在でもある。
艦これでは長良型で一括りにされてはいるものの由良以降は由良型とも言う。
ちなみに中破状態になると目のハイライトが消えてレイプ目になり、提督の嗜虐心をくすぐられる。
また2013年9月18日に行われたアップデートにおいて改の通常、中破絵ともにリファイン。通常絵は一見変わっていないように見えるが、比較すると微妙に増量されているのが分かる。後述されているが下着にもこだわりがあるようだ。
それ以来特に大きな更新がなかったのだが、2015年9月7日の更新でなんと秋季限定の浴衣グラフィックが実装された!! 二年前のグラフィック更新以来音沙汰のなかったところに長良とコンビで実装され、長良型提督には嬉しい不意打ちとなった。
灰黄緑の生地に黒の子持ち縞と浅紫の朝顔の柄の浴衣を、金色の生地にススキの染め抜きの帯と瑠璃のとんぼ玉が付いた白い帯紐で締めている。着物は裾の方に向かって行くにつれて藍色のグラデーションがかかっており、なかなか涼しげである。
右手には金魚すくいで獲得したらしい赤と牛柄の和金の入ったビニール袋、左手には市松文様が入った黄土色の団扇を持っている。足首には菊花紋章の入ったアンクレットがあり、金色の鼻緒に軍艦色の下駄を履いている。
しかし和金と一緒に入れられているもう1匹の金魚は色合いが非常に怪しい。
普段では見られない貴重な笑顔のグラフィックであり、これだけでも一見の価値アリだろう。
腰にはいつもの艤装をマウントしてある。
中破時にはへたり込んで肩まで浴衣が完全にはだけており、豊かな胸部装甲の上半分が零れそうな勢いで見えている。実にけしからん……。またこの際に艤装のギミックが一部開示されており、銃器型の14cm単装砲の前部が初期の長良型に存在した偵察機用滑走台となっている(グラフィック上の使用飛行機も滑走台時代の旧式の物)ことが確認できる。前述の色合いの怪しい金魚はこのタイミングで逃げ出した模様。
性格、どこ行ったの…?ふえぇ~……。
活発な姉妹に囲まれる中、阿武隈と並んで気弱かつ引っ込み思案で人見知りな性格。
あと阿武隈とは違いちょっとだけ天然ボケが入っている。
自信過小でもあり、皆の足手まといにならないように訓練は重ねるなど陰ながら努力しているようだが、自身が実戦に駆り出されるとは考えてもいないようだ。
また、被弾すると逃げ出しそうになったり、泣き出したりするなどかなりのヘタレ属性持ち。
恥ずかしがり屋か、人見知りのためか提督のことをどこか避けている節があり、「では、私はこれで…」とどこかに去ってしまう。
ただ、MVP時や改修時には照れながらも「ありがとう」と言うなど、好意を抱いているのがわかる。
史実では水雷戦隊旗艦として指揮統率を行っていたためか、上述した出撃時のセリフから察せる通り「自分に与えられた仕事」をこなそうとしているのが見えるし、轟沈時は己も殺し殺されの鉄火場に身を置いたが故の諦観染みた台詞を告げ沈み、夜戦の時にも「夜戦だけは、得意なんです!私!」という台詞がある事から、一生懸命さも垣間見える。
…あれ?史実の水雷戦隊旗艦経験者で控えめ?こんな艦娘、他にもどこかで見たような…?
ちなみにお触りに関しては「こ、これは…気合を入れろっていうことですよね。頑張ります!提督さん!」と盛大に勘違いしているが、本人は元気が出ているのだから良しとしよう。
史実
長良型軽巡洋艦の3番艦として建造され、その後、第二水雷戦隊の旗艦を務める。
その後の太平洋戦争開戦前には第五水雷戦隊の旗艦をしており、
第五駆逐隊の神風型4隻(2016春イベ以降順次実装され、現在春風・朝風・松風・旗風全艦実装された。)と第二二駆逐隊(皐月・水無月・文月・長月)が所属している。
また、この第五水雷戦隊には後に初の海上自衛隊艦艇に名前が引き継がれた「春風」も所属している。縁の下の力持ち的な存在のようだ。
「水雷戦隊の皆さん、出撃です!」というセリフがあるのは川内戦没後の第三水雷戦隊旗艦を含めて3つの水雷戦隊の旗艦を務めた経歴がある事からと推測できる。
また、引っ込み思案な性格なのも五水戦解体後、輸送任務に従事していたためで、他の姉妹と違い戦闘に参加することがほぼなかったからともいえる。
華々しい戦果こそ無いが、日本軍を縁の下から支えた結構な歴戦艦……
というのは那珂ちゃんや睦月型の例でも明らか。
ちなみに艦内神社の分祀元は宮城県の青葉神社であり、某眼帯が有名な武将の祀られている神社である。だが、祀られている武将が元々活発なイメージで創作されることに加えて、艦これでは眼帯キャラはこの二人の印象が強い為か違和感が有る上、名取本人はどちらかと言えば彼の正妻の方がキャライメージ的には近い様な気もするし……ギャップ萌え、を狙ってるわけではないだろうが余談までに。
余談
推理小説家にしてオタクとしても知られる深水黎一郎氏は、2013年12月山形新聞のコラムにて艦これについて記した際「要するに何が言いたいかというと、軽巡名取は私の嫁ということだ」と記していた事が一時話題となった。さらに、氏は翌年の冬コミで『名探偵名取、最初で最後の事件』という同人小説まで発行している。
2024年6月24日、かつて軽巡洋艦「名取」が建造された三菱重工業株式会社長崎造船所にて海上自衛隊もがみ型護衛艦9番艦(FFM-9/04FFM)が新たに進水し「なとり」と命名された。約79年の時を経て「名取」の名を受け継いだ「なとり」が産声をあげたことになる。なお、長良型軽巡の艦名を継承した海上自衛隊艦艇としては順不同に「いすず」「ゆら」「あぶくま」に続き4隻目、「名取」~「なとり」としては2代目となる。
関連イラスト…大丈夫、訓練はしてるし…
名前が「めいとり」とも読めることから某洋画繋がりのネタも……→名取クス
提督に、関連タグです。
艦隊これくしょん 軽巡洋艦娘 名取(軽巡洋艦) もがみ型護衛艦(「なとり」として)
長良(艦隊これくしょん) 五十鈴(艦隊これくしょん) 由良(艦隊これくしょん) 鬼怒(艦隊これくしょん) 阿武隈(艦隊これくしょん)