概要
「なとり」は、中期防衛力整備計画に基づく令和4年度計画護衛艦として三菱重工長崎造船所に発注され、2023年7月6日に起工、2024年6月24日に命名され進水した、もがみ型護衛艦の9番艦。
2026年度の就役が予定されている。
艦名は名取川に由来し、この名を受け継いだ日本の艦艇としては日本海軍の軽巡洋艦「名取」に続き2代目である。
海上自衛隊において、長良型軽巡洋艦の艦名は2番艦「五十鈴」がいすず型護衛艦、4番艦「由良」がゆら型輸送艦、最終6番艦「阿武隈」があぶくま型護衛艦のそれぞれネームシップに継承された(現在あぶくまのみ現役にある)実績があるが、奇数番艦からの継承事例は「なとり」が初。ちなみに「ゆら」のみは命名法則の関係上、京都府の由良川ではなく、愛媛県の由良半島からつけられた。
もがみ型護衛艦では、ネームシップ「もがみ」、3番艦「のしろ」、6番艦「あがの」に続いての、東北6県にある河川からの命名になった(阿賀野川の上流は福島県にある)。
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※日本の食品メーカーについては⇒「なとり」(無印)。