概要
「くまの」は海上自衛隊の護衛艦名。旧日本海軍の最上型重巡洋艦「熊野」を初代として、以下の2代が存在する。
FFM-2くまの(3代目)
本艦は三井造船玉野事業所にて建造され、2020年11月19日に進水式と命名式が実施された、もがみ型護衛艦の2番艦。
なお1番艦がエンジントラブルの影響により進水が遅れ、本艦が先に進水したことから、1番艦の名前が「もがみ」に決まるまでは「3900トン型護衛艦」と呼称された。
DE-224くまの(2代目)
本艦は第4次防衛力整備計画に基づく昭和47年度計画警備艦1224号艦として、日立造船舞鶴造船所で建造され、1974年5月29日に起工、1975年上期に進水〜同年下期に就役した、ちくご型護衛艦の10番艦。
DE(乙型警備艦)ということもあり、艦名は熊野川に由来する(余談だが、山岳では蔵王連峰の主峰「熊野岳」がある)。
現役時は、呉→横須賀→呉と渡り歩いた。むらさめ型護衛艦(新)の7番艦「いかづち」の就役にともない2001年に除籍。
関連項目
のしろ・・・ちくご型、もがみ型の2代にわたり、すぐ下の妹艦になった。ちくご型(DE-225)では最終11番艦、もがみ型(FFM-3)では3番艦。
みくま・・・最上型重巡洋艦以来3代にわたり姉妹関係にある。初代「三隈(重巡洋艦)」は2番艦、2代目(ちくご型)は3番艦、3代目(現もがみ型)は4番艦。
なお、pixivでは「くまの」と検索すると、ディズニーのアニメ「くまのプーさん」も検索で引っ掛かるので注意。