概要
「みくま」とは海上自衛隊の護衛艦名のひとつ。旧日本海軍の最上型重巡洋艦「三隈」を初代として、ちくご型護衛艦の2代目、もがみ型護衛艦の3代目が存在する。
DE-217みくま(2代目・除籍済み)
本艦は第3次防衛力整備計画に基づく昭和43年度計画警備艦1217号艦として、三井造船玉野造船所で建造され、1970年3月17日起工、1971年2月16日進水ののち1971年8月26日に就役した、ちくご型護衛艦の3番艦。
就役と共に佐世保地方隊隷下に新編された第34護衛隊に「ちくご」とともに編入された。
小型ながらアスロックを装備し、対潜能力を重視している。
むらさめ型護衛艦「はるさめ」(4代目)の就役による代替で1997年7月8日に除籍された。
FFM-4みくま(3代目・現役)
3代目「みくま」は三菱重工長崎造船所で建造され、2021年12月10日に進水し、2023年3月7日に就役した、もがみ型護衛艦の4番艦。
第13護衛隊に所属、定係港は佐世保基地である。
先代に比べ二周りほど大型(とはいえその前のあさひ(Ⅲ)型やあきづき(Ⅲ)型よりは小型)。
本型のネームシップ「もがみ」(4代目)とは、旧海軍の「最上」の戦没以来77年ぶりに姉妹関係が復活した。また、2番艦「くまの」とは旧海軍の初代「熊野」から3代続いての、3番艦「のしろ」とは先代から2代続いての姉妹関係である。
関連項目
三隈(艦隊これくしょん)・・・初代三隈をモチーフにした「艦隊これくしょん」のキャラクター。