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のしろ

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のしろ

海上自衛隊の護衛艦名。2代目のちくご型、3代目のもがみ型が存在する(メイン画像は3代目)。

概要

「のしろ」は海上自衛隊護衛艦名のひとつ。艦名は秋田県の米代川の下流域における別名「能代川」に由来し、旧日本海軍阿賀野型軽巡洋艦能代」を初代として、ちくご型護衛艦もがみ型護衛艦の2代にわたり受け継がれた。

阿賀野型軽巡洋艦の中で、海自艦に名前が受け継がれたのは本艦のほかに「矢矧」→「やはぎ」(もがみ型5番艦)、「阿賀野」→「あがの」(同6番艦)の例がある。

もがみ型護衛艦(3代目)

3代目「のしろ」(FFM-3)は、中期防衛力整備計画に基づく令和元年度計画艦として、三菱重工長崎造船所で建造され、2020年7月15日に起工し、2021年6月22日に進水ののち2022年12月15日に竣工・就役した、もがみ型護衛艦の3番艦。

ここ20年ほどの海自護衛艦群は概ね年度末の2〜3月に竣工・就役するのが慣例になっていたが、本艦はその慣例を覆し、12月の竣工・就役となった(同型の「もがみ」も4月の竣工・就役だが、こちらは予定よりいささか遅れて就役している)。

就役と共に第13護衛隊に配属され、定係港は佐世保基地である。この第13護衛隊には、同じく旧海軍の軽巡洋艦を艦名の由来とするあぶくま型護衛艦じんつう」も在籍する。

ちくご型護衛艦(2代目・除籍)

2代目「のしろ」(DE-225)は、第4次防衛力整備計画に基づく昭和48年度計画警備艦1225号艦として、三井造船玉野事業所で建造され、1976年1月27日に起工、同年12月23日に進水ののち、1977年6月30日に就役した、ちくご型護衛艦の最終11番艦。

就役後には横須賀地方隊第33護衛隊の配属だったが、1979年7月5日、第4護衛隊群第35護衛隊に編入され、定係港が大湊に変わる。第35護衛隊は3年後に大湊地方隊隷下に編成替えになった。

1985年3月27日、呉地方隊第38護衛隊に編入。定係港が呉に変わり、以後、2003年3月13日の除籍まで、呉を定係港とした。

関連

海上自衛隊 護衛艦

くまのみくま:ちくご型護衛艦(DE-217・DE-224/除籍)、もがみ型護衛艦(FFM-2・FFM-4)の2代にわたり、本艦と直接の姉妹艦同士になっている(姉妹関係は異なる)。なお旧海軍の「三隈」「熊野」は最上型重巡洋艦

能代(艦隊これくしょん) 熊野(艦隊これくしょん) 三隈(艦隊これくしょん) 矢矧(艦隊これくしょん) 阿賀野(艦隊これくしょん)

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