解説
冬に行われるコミックマーケットのことである。現在では奇数番開催が冬コミに当たる。
夏に行われるコミケは夏コミと呼ばれる。
コミケ会場がビッグサイトに落ち着く前(東京国際見本市会場…俗にいう「晴海」時代)から、長らく開催期間は2日間だったが、やがて3日間開催が当たり前となり、前代表が大晦日開催を決めて以来、ここ10年の間は12/29~12/31の開催が定着している。
過去にはコミックマーケット57(1999年冬コミ)にて会場側の都合でクリスマス前後に開催されたこともあった(ちなみに冬コミ初の3日間開催の回でもある)。
冷房の効いた場所に避難しない限り、どこまでも付きまとってくる夏の猛暑に比べて、東京の冬の寒さなら(程度にもよるが)厚着をしたりカイロを使うなど工夫をすることで簡単に軽減できるため、夏コミと比べると「(比較的)参加しやすい」と見做されている。
そのため、同人誌即売会初心者は、冬コミからの参加をお勧めしたい。
ただし、「参加しやすい」のはあくまでも「夏コミに比べて」の話であり、服装や体調管理に注意が必要なのは冬コミも変わりは無い(むしろ、風邪などの疾病対策は夏コミの数倍は注意が必要。近年はノロウイルスも脅威である)ので注意が必要である。
とりわけ、入場待機列に並んでいる最中に雪や雨なぞ降ろうものならば夏以上の修羅場と化すので、くれぐれも冷凍マグロにならないように…。
またコミケ初日と同日には大井競馬場にて年末の大一番東京大賞典が開催されることが通例となっている。大井競馬が立地しているのは天王洲アイル駅でりんかい線から東京モノレールに乗り換えて数駅という場所で、さらにレースが行われる時間帯はコミケ終了時間帯と被っているため、帰りの混雑にも注意が必要となる。
また、東京の観光名所とされる場所の中には、年末は普段よりはるかに混む場所や休館になっている場所も有るので、冬コミのついでに東京観光を行なう際は、注意が必要である。
例としては下記があげられる。