解説
夏に行われるコミックマーケットのこと。現在では偶数番開催が夏コミに当たる。
冬に行われるコミケは冬コミと呼ばれる。
参加するのであれば、なには無くとも水分は必須。熱中症により冗談抜きで死の危険がある。
厚着すればある程度は耐えられる冬コミと違い、夏の猛暑は冷房の効いた場所に避難している時以外は常に付き纏ってくるためだ(屋外はもちろん、たとえ屋内でも環境や条件次第で熱中症は起こりうる)。
もちろん、衣類や装備を工夫して暑さを軽減することは可能だが、冬の寒さ対策に比べると効果は大したことが無いか、あっても高くつくことが多い。
例として、キンキンに凍らせたペットボトル飲料は効果的だがすぐに溶け、ヒヤロンは速攻でぬるくなり、空調服は高額な上にメンテナンスも面倒、携帯型の扇風機は熱風をかき回すだけ…と、様々な事例が実際に報告されている。
温暖化により、年を追うごとに熱中症のリスクは高まっているため、近年は「夏コミ対策=熱中症対策」と言っても過言ではない状況になっている。また、酷暑と呼ばれる開催回では救護室に数百人担ぎ込まれたり、高温多湿なホール内に雲(通称コミケ雲)ができたこともある。
繰り返すが冗談抜きで、の話である。
それと、待機列内で日傘を使うと周囲から顰蹙を買うので、気持ちはわかるがやめておこう。
日傘の骨が隣近所の人の目に直撃して警察沙汰…なんてことにはならないように(事実、未遂や目以外の部分を負傷した事例は実際に報告されている)。
上記を踏まえて、同人誌即売会初心者は中小規模の同人誌即売会を経験した上で冬コミからの参加をお勧めする。
また、夏コミから次の冬コミまでの間はおよそ4ヵ月半程度(冬コミから夏コミまでの間の約半分)と短いため、運営側の事務作業の都合上、冬コミへのサークル参加の申込などは締切が極端に短い(ぶっちゃけ、夏コミ終了後一週間も経たずに締切となる)ため、サークル参加する人は注意が必要である。
ちなみに「ナツコミ」と全部片仮名表記だと、夏に行われる集英社のコミックスフェアになる。