概要
SS-513「たいげい」は、海上自衛隊が運用するたいげい型潜水艦1番艦。三菱重工神戸造船所で建造され、2020年10月14日に進水式が行われた。
第4潜水隊に所属し、横須賀基地を母港にしている。
名前は大きなクジラ『大鯨』を意味し、日本海軍の潜水母艦「大鯨」に続き2代目である。
リチウム電池を搭載し、ディーゼルエンジンと組み合わせたディーゼル電気推進式。
試験潜水艦「たいげい」
たいげいは建造段階でその種別を『試験潜水艦』に変更することが中長期防衛大網によって決定されていた。
たいげい就役以前の潜水艦乗り(サブマリナー)は、新鋭潜水艦の就役により除籍された旧型潜水艦を改修した練習潜水艦によって、潜水艦の運用手順を学んでいく。この方法は余剰戦力を実寸大の教材として活用する上では有用だが、元が旧型艦なので新鋭艦に搭載する技術まで習得することが出来ないため、履修後の配置転換に更に時間を要する欠点にもなっていた。
この為、新たに取得するたいげいをそっくりそのまま「装備試験及び乗員育成可能な最新潜水艦」とすることで、たいげいで最新技術を習得した乗員をそうりゅう型やたいげい型の後続艦への配置転換をスムーズに行わせる狙いがある。
関連イラスト
本艦進水直後から、前述の潜水母艦にちなんだ「艦隊これくしょん」の大鯨(改装後の龍鳳も含む)に競泳水着やスク水を着せた、自衛艦これ風のイラストが逐次、公開されている。
関連項目
そうりゅう型潜水艦···前級
蒼龍(艦隊これくしょん)、雲龍(艦隊これくしょん)···前述のそうりゅう型潜水艦の1・2番艦が「そうりゅう」「うんりゅう」。