曖昧さ回避
- 本州の古代の呼称。秋津島。転じて日本列島の異称ともなった。大和を平定した神武天皇が国見をして「なお蜻蛉(あきつ=とんぼ)の臀占(交尾)せる如くあるかな」と言ったとされる。(日本書紀)
- 大日本帝国海軍の軍艦。
- 防護巡洋艦秋津洲。1894年3月31日竣工。
- 水上機母艦秋津洲。1942年4月29日竣工。
- 上記の水上機母艦を元ネタとする、『艦隊これくしょん』に登場する艦娘。→秋津洲(艦隊これくしょん)
水上機母艦秋津洲
類別は水上機母艦。
しかし、実際には大型飛行艇への補給、整備を任務とする艦艇なので『飛行艇母艦』と呼ばれる事もある。
飛行艇を艦上に載せて整備する事は出来るが、搭載して航行するわけではなく、潜水艦と潜水母艦の関係に近い。
艦尾には35トン電動クレーンを設置。
第一次ソロモン海戦後のラバウルにおいて第8艦隊(三川艦隊)と合流。参謀長の大西新蔵少将(当時鳥海に乗艦していた)が本艦の迷彩を「厚化粧みたいにゴテゴテ塗ってきたな」と指摘した時には「攻撃力がないから、昆虫のように保護色にしたんですよ」と黛治夫艦長は説明している。
また、第二次ソロモン海戦前に陽炎に燃料を補給したという記録もある。
1944年には明石ら特殊工作艦を失ったことで、秋津洲も工作艦代わりに使われる事になる。
しかし、同年9月24日、コロン湾で米空母艦載機の攻撃を受け、秋津洲は給糧艦「伊良湖」と共に撃沈された。
秋津洲が沈没した海域は、現在はダイビングスポットとして注目されており、水深約40mの海底で静かにその身を横たえている。