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概要編集

海上保安庁が保有運用するヘリコプター2機搭載型の巡視船。船番号PLH-32。

しきしま型のネームシップ「しきしま」以来21年ぶりに増備された2番船である。2012年7月4日進水、2013年11月28日就役。2016年現在は第三管区海上保安部(横浜港)に所属している。


1番船のしきしまはプルトニウム輸送の警護を目的の一つとしていたが本船では同任務は前提としていないため対空監視装置を省略したほか、年数経過や任務内容の変化(もともと本船が建造されたのがソマリア海賊対策などの長期外洋任務増大によるものである)などに伴い兵装の見直しが行われた。また、救命艇警備艇6隻、10トン級大型ヘリコプター2機を搭載。

総トン数7,175トン、全長150mは海上自衛隊こんごう型護衛艦に近い大きさであり、海上保安庁は勿論世界の沿岸警備組織が運用する船としても最大級であった(後に中国海警局の海警2901と海警3901に世界最大級の座を譲っている)。


船名は日本の古来の別名「秋津洲」から取られており、日本政府が運用する艦艇としては旧大日本帝国海軍防護巡洋艦水上機母艦(いずれも漢字の「秋津洲」)についで3隻目となる。


2015年には天皇皇后両陛下の戦没者慰霊のためのパラオご訪問に際して現地での宿泊に供され(陸上の宿泊地の問題や現地移動にヘリコプターが必要だったことによる)、海上自衛隊・海上保安庁を通じて第二次世界大戦後始めての「お召船」となった。


後に本船をベースとしたれいめい型巡視船が建造され、随時同型船が建造・竣工されつつある。


Pixivでは先代の水上機母艦をモチーフとした『艦隊これくしょん』の秋津洲を巡視船化したイラストが多い。→海保船これ

秋津洲改三



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海上保安庁 海保 巡視船

敷島/秋津洲

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