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概要

19世紀後半から20世紀初頭にかけて存在した巡洋艦の形式。

主機(蒸気機関)室の上部にのみ防護甲板を施し、舷側は石炭庫に防御を頼る。

舷側装甲の重量が負担になる、比較的小型高速の巡洋艦に用いられ、大型の装甲巡洋艦のおおむね1/3の価格で建造できた。

しかし時代が進むと、特殊鋼板(クルップ鋼など)の出現により装甲板が軽量化された事、主機がレシプロ蒸気機関から+蒸気タービンに変化し出力向上で余裕ができた事、艦砲が強力になり防御力が不足した事、燃料が運搬に手間のかかる石炭から石油に代わり石炭庫がなくなった事などにより、時代遅れとなった。

その後、軽装甲巡洋艦は軽巡洋艦に発展した。

ワシントン海軍軍縮条約戦艦の保有数が制限されると、穴埋めのため大口径の主砲を搭載した巡洋艦が作られ、ロンドン海軍軍縮条約重巡洋艦と規定された。

主な艦

現存する防護巡洋艦

ロシア帝国海軍が建造したアヴローラアメリカ合衆国が建造したオリンピアが現存している。

1964年までトルコにも、オスマン帝国海軍がイギリスから買ったハミディイェが残っていたが解体された。

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防護巡洋艦のタグが付いた作品は少なく、その大部分が艦船擬人化である(2017年7月現在)。

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防護巡洋艦
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