概要
ミサイル巡洋艦は、艦隊防空用のミサイルを搭載した巡洋艦のことで、それを装備していない物はミサイル巡洋艦と類別されない。現在はアメリカとロシアのみ運用されている。
アメリカ
現役
退役
ロシア
現役
退役
イタリア
退役
ドゥーカ・デッリ・アブルッツィ級軽巡洋艦2番艦「ジュゼッペ・ガリバルディ」
余談
キーロフ級ミサイル巡洋艦はあらゆる巡洋艦の中でも最大であり、英国戦艦ドレッドノートすら上回る基準排水量を誇る。このためイギリスの「ジェーン海軍年鑑」で巡洋戦艦として分類されたが、巡洋戦艦の定義である「戦艦と同等の大口径砲を持ち、高速性能を持つ」には該当しない。これは冷戦期の「ジェーン海軍年鑑」で暫々見られる実態と異なる記述の一つである。 キーロフ級ミサイル巡洋艦は現代的なミサイル艦が大型化したものであり、通常「巡洋戦艦」に分類されることはない。
また、年々大型化していくミサイル駆逐艦であるが、外部観測筋によってミサイル巡洋艦と類別されることもある。例えば、満載排水量9,750トン以上の水上戦闘艦を一律にミサイル巡洋艦と国際戦略研究所が見なしており、海上自衛隊のあたご型護衛艦、まや型護衛艦、韓国海軍の世宗大王級駆逐艦はミサイル巡洋艦として扱われている。また中国海軍の055型駆逐艦も、巡洋艦として位置付けられている。