概要
本級は第二次世界大戦中に建造された、クリーブランド級軽巡洋艦を1950年代に改装・再就役させたものである。1957年に予備艦状態にあった「プロビデンス」、「スプリングフィールド」、「トピカ」の三隻がミサイル軽巡に再分類された。それに伴い、テリア艦対空ミサイルシステムが装備された。同様にクリーブランド級からミサイル巡洋艦に改装されたガルベストン級とは、本級がタロスミサイルを搭載している点が異なる。
改修は2年に及び、上部構造物は完全に交換された。また艦後部に配置されていた砲は全て撤去され、1基のテリアミサイルランチャーおよび120発のミサイル収納マガジンが設置された。3本の大きなマストには各種レーダー、ミサイル誘導用および通信用のアンテナが設置された。3隻は全て1969年から1974年にかけて退役し予備役艦隊入りした。1975年の巡洋艦再編ではプロビデンスとスプリングフィールドがミサイル巡洋艦に再分類されたが、1974年から1980年にかけて除籍され、結局スクラップとして売却された。