概要
「はたかぜ」とは海上自衛隊のミサイル護衛艦の1隻。大日本帝国海軍の神風型駆逐艦「旗風」を初代として、あさかぜ型護衛艦の2代目と、現役にあるはたかぜ型護衛艦の3代目が存在する。
3代目「はたかぜ」(現役)
TV-3520(2020年3月まではDDG-171)「はたかぜ」は、昭和56年度計画4,500トン型護衛艦2311号艦として三菱重工業長崎造船所で1983年5月20日に起工し、1984年11月9日に進水、1986年3月27日に就役した、はたかぜ型護衛艦の1番艦。
就役後に第1護衛隊群第61護衛隊に編入され、横須賀に配備された。
2014年8月に、オーストラリア、ダーウィン周辺海域で実施されるオーストラリア海軍主催の多国間海上共同訓練「カカドゥ14」に参加した。
所属部隊は就役後から数回変遷しつつも長らく定係港は横須賀のままであったが、2020年3月に後継のイージス艦「まや」と入れ替わる形で横須賀を離れ、練習艦に艦種変更の上練習艦隊第1練習隊に編入し呉へと転属となった。
2代目「はたかぜ」
DD-182「はたかぜ」は、もともとは米海軍のリヴァモア級駆逐艦DD-458「マコーム」として1942年11月26日に就役したもので、1954年10月19日に日本側に引き渡され、「はたかぜ」と改名した。
1969年に除籍し、一度米国に返還されるが翌年から台湾海軍へ転じ、ここで停泊実習艦時代も含め8年間使用されたのち解体が行われている。
自衛艦これ風旗風
3代目「はたかぜ」
関連タグ
はたかぜ型護衛艦
しまかぜ(護衛艦):同じく現在は練習艦。
こんごう型護衛艦(イージス艦・次級)
本艦とともに第1練習隊に所属している艦(「しまかぜ」のほか)
専用練習艦:「かしま」
しまゆき型練習艦:2番艦「やまゆき」
第1護衛隊時代の僚艦
むらさめ型護衛艦(新):1番艦「むらさめ」、7番艦「いかづち」
いずも型護衛艦:1番艦「いずも」
神風型駆逐艦 旗風(駆逐艦)
旗風(艦隊これくしょん)