曖昧さ回避
- 中世ヨーロッパの書物『東方見聞録』に登場する島国。→黄金の国
- ジョイフルトレイン(臨時列車やイベント列車)の一種。→ジパング(列車)
- 『天外魔境』シリーズの舞台。
- 1990年に公開された映画『ZIPANG』。
- ゲームドラゴンクエストⅢに登場する島国。→ジパング(DQ3)
- かわぐちかいじの漫画。本項で解説
概要
2000年から2009年49号まで『モーニング』にて連載されていた。全43巻。
2004年にはアニメ化もされ、アニマックスに加えてTBS系列の基幹局(ただしCBC除く)と東北放送(TBS系列局)で放送された。全26話。
同作者の作品に、同じく『モーニング』で連載されていた『ジパング 深蒼海流』があるが、本作品と直接の関係はない。
ストーリー
西暦200X年6月。日米新ガイドラインの下、海外派遣でエクアドルへ向かう海上自衛隊のイージス艦「みらい」はミッドウェー沖合で謎の暴風雨に遭遇、僚艦を失探。直後、戦艦「大和」以下大日本帝国海軍の大艦隊に遭遇、ミッドウェー海戦直前の太平洋上にタイムスリップしたことを知る。
歴史の改変を恐れ1942年の世界との干渉を避ける乗員たちだったが、洋上に撃墜された零式観測機を発見。副長・角松洋介は、沈みゆく機内から一人の海軍将校を救助する。
救助された将校・草加拓海は、艦内で日本が無条件降伏する未来を知り、敗戦を回避し日本を新しい国「ジパング」へと導くため行動を開始する。角松は歴史の改変を阻止するため草加を追い、「みらい」は変わりゆく歴史の流れに呑まれてゆく。
登場人物
主人公
「みらい」乗組員
大日本帝国海軍
大日本帝国陸軍
その他
アメリカ合衆国
サミュエル・D・ハットン(CV:広瀬正志)
アジア
ヨーロッパ
登場兵器
DDH-182 みらい
本作オリジナルの架空艦で、実在のこんごう型護衛艦をベースに、あたご型護衛艦を想像して描いたものである(連載開始当初はあたご型護衛艦の完成予想図が発表されていなかった)。
ゆきなみ型護衛艦の3番艦で、最新鋭のイージス艦と位置づけられている。
乗員は241名(うち航空要員25名)。艦載機としてMV/SA-32J(後述)とSH-60Jの2機を搭載。
史実の自衛隊ではまだ導入していなかったトマホークを既に装備している。現在の自衛隊はちょうど導入中である(しかもジパング本編同様、対艦ミサイルとして使える型)。
MV/SA-32J 海鳥
V-22をモデルとしたティルトウイング方式の垂直離着陸機。乗員は攻撃手・操縦手の2名。但し外観から比較する限り、だいぶ小さく作り変えているようである(V-22は輸送機型の場合25人も乗れる容積がある)。
対潜哨戒任務のほか、対艦・対空戦闘任務に従事可能である高性能機体だが、みらいには搭載されていなかったのか、武装は限られた物しか使用されていない。
主題歌
オープニングテーマ
「羅針盤」
作詞 - 増田博長、本田光史郎 / 作曲 - 増田博長 / 編曲 - AUDIO RULEZ、藤井丈司 / 歌 - AUDIO RULEZ
エンディングテーマ
「君を見ている」
作詞・作曲・編曲・歌 - BEGIN
なお、近年のネット配信等では権利関係の為かOP、ED共に劇伴に差し替えられている。
音楽を担当するのは佐橋俊彦。
関連タグ
アスロック米倉 トマホーク菊池 そんなに……僕たちの力が見たいのか……