概要
CV:稲田徹
CV:入野自由(少年期)
長崎県佐世保市出身。血液型A型。35歳。
海上自衛隊第1護衛隊群所属イージス艦みらい副長兼船務長で、のちに艦長となる。階級は二等海佐。防衛大学校や海上自衛隊幹部候補生学校で学生長を務め、同期の尾栗康平や菊池雅行より1階級上を行くエリート。海上自衛官だった父の角松洋一郎の影響を受けて自衛官となった。エクアドル争乱に伴う現地の邦人保護のため、威嚇を目的とした日米合同軍事演習を実施するエクアドル沖へ派遣されるが、その途中でタイムスリップに巻き込まれる。
当初は歴史改変を危惧する梅津艦長や同僚の菊池同様に慎重な姿勢を取っていたが、目の前で死に瀕している草加を見捨てられずに救助した事、その草加に21世紀の日本人と同様の常識が通じると思い込んだ甘さで未来の歴史を見せた結果、草加が歴史改変の野望を抱くきっかけを作ってしまう。
その報いは最悪の形で自身の身に降りかかる事になる。
語学に優れている部分があり、エクアドル沖の派遣時にはスペイン語を話せるようになっている(ただし、即席で学んだため片言)。英語も堪能で、米海軍のウィリアム・テイラー中佐やハリー・カーネル少佐とも接触時に支障なく会話している。
アニメ版のオープニングで走ってきた草加に右ストレートをお見舞いしていることから「右ストレート角松」という通称がある。
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深町洋:沈黙の艦隊の登場人物。作品初期の構想では謎めいた行動を取る海江田を追う主人公的立場になる予定だった。これは劇中での草加と角松の関係に近い。
以下ネタバレ
草加が歴史改変を目指して行動を始めた影響で、自身の父親が子供時代に死亡する=自分が父の子として産まれる未来が失われる事態に直面する。最終盤で「みらい」の乗組員は歴史改変前と変わらない経緯を辿って歴史改変後の「みらい」の乗組員となるが、その中に唯一「角松洋介」の姿だけは無く、年老いた角松が出航する「みらい」を見送る場面で物語は終わる。乗組員達にも「誰かがいない」ことに違和感を感じる者がいたものの、その違和感の正体を知る者は角松本人以外、誰一人としていなかった。