東北放送
とうほくほうそう
宮城県仙台市に本社を構え、宮城県をエリアとする。地元の新聞である河北新報と関係が深い。
1952年5月に開局、1959年4月にはテレビの放送も開始した。なお、開局当初は仙台放送(愛称・ラジオ仙台)と名乗っていたが、1953年1月に東北放送と名を改めている。
ラジオはTBSラジオに近く(TBSラジオ主体のJRNとニッポン放送・文化放送主体のNRN両方に参加している)、テレビはTBS系列の主幹局を任されている。
略称のTBCは同名のエステサロンがあるためよくネタにされる。さらに開局当初の名称の仙台放送自体、後にフジテレビ系列に参加しているライバルテレビ局の名称に使われている。
番組編成に制限が出やすいTBS系列局、しかもCBCや毎日放送に匹敵するほどの地位の持ち主(他に北海道放送やRKB毎日放送や中国放送や静岡放送や山陽放送も同じ地位にある)だが、比較的フリーダムな番組編成をしておりTBSの朝の情報番組(朝ズバッ!→あさチャン!→THE TIME,)の後半を飛び降りてローカル番組を放送したり深夜アニメを積極的に放送したり(2020年4月から2024年3月までは「寝られなアニメ」という枠名を設定していたほど)、テレビ東京から番組を多く購入したりと勇者な局である。
ラジオ番組でも東北地方のラジオ局で最初にアニラジを自社製作で放送し、周辺のラジオ局にもネットしていた。
2012年3月31日(本来2011年7月24日の予定だったが、東北地方太平洋沖地震の影響で岩手・宮城・福島各県のテレビ局のみこの日に延期された)の地上波デジタル完全移行時には、アナログ放送停波に伴う特別版のクロージングを放送した。
その気合の入り方は相当なもので、
- 通常放送終了前にクロージングを放送。この手の映像を流した局はかなり少なく、地デジへの移行が延期となった民放テレビ局では唯一の事例
- 停波前の数分間を使用し、上述のものとは別のクロージングを放送。開局当時のスタジオや仙台送信所、主要中継局の開局当日の様子などを写した秘蔵映像を使用
- 最後の映像として、開局当時に使用していたテストパターン(=局の歴史上、最初にテレビ画面に映した映像ということになる)を採用
といった数々の粋な演出を見せ、地上波アナログ放送の最後に花を添えた。
自社制作(テレビ)
- ウォッチン!みやぎ 平日7:30頃~8:00
- サンドのぼんやり〜ぬTV 土曜17:00~17:30