概要
東北各県に支局や取材拠点を置いているため、東北地方のブロック紙と位置づけられているが、東北地方では各県地方紙のシェアが高いために、実質宮城県の地方紙という面が強い。ただし、東北地方全体の記事や話題を俯瞰的に見ることが出来るので、宮城県外では職場で多く読まれている。
2004年の東北楽天ゴールデンイーグルス創立以来、同チームの報道に力を入れている。
沿革
1897年(明治30)1月17日創刊。紙名の由来は、明治維新の際に「白河以北一山百文」(意:白河の関より北は、山一つ100文の価値しかない)と蔑まれた※、東北地方の意地を見せるために、創業者の一力健治郎らが名付けた。創刊当初は東北諸藩が多く入植していた北海道でも販売されていたが、程なくして撤退した。
東日本大震災では組版システムが被害を受けたため、災害協定を結んでいた新潟日報社が紙面を作成、データを河北新報の印刷所に送って印刷した。
※しかし、政府の要人が「白河以北云々」という発言をした実例は確認されていない。この言葉は東北の奮起を促すため東北出身者自身によって広められた面が強い。