山雲(艦隊これくしょん)
やまぐも
史実の駆逐艦については「山雲(駆逐艦)」を参照のこと。
2014年12月26日のアップデートにより実装された朝潮型6番艦。
その存在は、秋のイベント海域で実装された朝雲が言及しており、彼女の実装によって、遂に西村艦隊所属艦艇が全員揃うこととなった。
(艦これアーケードではAL/MI作戦のEOで朝雲とともに先行実装、2-4、3-3、3-5でのドロップに加えレア駆逐レシピでの建造も可能)
癖のある灰色のセミロングに、茶色の瞳が特徴。
髪は長いもみあげと一緒に後ろで一本三つ編みにまとめられているが、耳後ろの髪は肩越しに前に流されており、横から見ると髪が肩で交差しているように見える。
また頭には薄緑色のカチューシャを付け、三つ編みの先も同色のリボンで留められている。
体形はガチとまで言われる朝潮型の中でも特に平坦な幼児体形である。通常時の中波グラフィックでは垂れた髪のおかげでかろうじて大事なところが隠れているというレベルで胸元から腹まで広範囲が露出してしまうのだが、それでも全くふくらみが見て取れず、もはや貧乳どころか絶壁としか言いようがないレベルである。
服装は朝潮型共通の白のカッターシャツに灰色のサスペンダー付きミニスカート、黒のハーフソックスを着用。
下は朝雲に倣ってか、同じ黒のスパッツを履いている。
ただし彼女の胸元のリボンはカチューシャと同じ色で、チェック柄が入っている。
なお上記のように体形が未成熟である故か、中破絵を見る限りブラジャーをつけていない。これは朝潮型の中では彼女だけ……と、いうかそもそも上は下着を着用していない模様である。
艤装も朝潮型で共通。
背後に艦橋と煙突が一体になったものを背負い、右手には二連装砲、左手には4連装魚雷発射管が装備されている。
ただし彼女だけ左腰と右脹脛に対空機銃が装備されている。
クリスマス期間には、朝雲とともにサンタコス風のポンチョを羽織って登場。
朝雲がサンタの赤い帽子なのに対し、山雲はトナカイの角のカチューシャを付けている。
2017年、秋のイベント限定海域に先んじて、朝雲とともに決戦modeのグラフィックが実装された。
鼠色のブレザーに鉢巻き姿で、さらに普段は下ろしている髪を鉢巻きの紐で一つにまとめてポニーテール状にしている。
表情もふだんのぽやっとした呑気さは消え、緊張感と闘志をのぞかせるものへと変化した。
イベント終了後もクリスマス期間を除いてはブレザー姿となっていた。
ゆっくりとした、間延びした口調で喋るポケポケした少女。語尾を伸ばす癖があり、テキスト上では「~」で表現されている(書籍などでは「~」の他にも「〰〰」といった表記も見られている)。同系列の龍田及び姉の荒潮よりも更に間延びしている印象を受ける。
とてもマイペースでその脱力するような口調に癒やされる提督もちらほら。
戦闘に関しては飄々として不真面目な面が目につく。ただ意図的にそうしているのではなく、マイペースな性分からくるもののようだ。放置ボイスでも「なにもない時間って割りと好きかも」と言っている。
あまりにセリフが間延びしているため、戦闘中、他の艦娘のボイスに被ったり、あまつさえ戦闘が終了してもまだしゃべり続けてたり。
ラバウル仕込みの家庭菜園をやっており、時報では採れた野菜でジャムやカレーを作っている。
ちなみに朝は卵がけご飯派。
ひとつ上の同型艦であり僚艦でもあった朝雲のことは「朝雲姉」と慕っており、よく朝雲のことを話題に出している。
・・・というか、朝雲と一緒にいるのをデートと称して昼食と晩の2回にわたって楽しんでいたり、前述の家庭菜園の「家庭」を朝雲とのものだと表現したり、彼女が知らない男と一緒にいるのを目撃して激しく動揺したりと、かなり深刻なレベルの姉LOVEのようである。
ちなみにこの『知らない男』の素性について山雲から問いただされた際、提督は『仕事』と不穏な響きでありつつ単に遠征や出撃などの任務、すなわち正体は男性っぽく見える艦娘であり、山雲がこれを男性と誤認しただけとも解釈できる言葉を使って答えている。少なくとも、提督が事情を把握しており、かつ山雲に仕事である旨を明かしても差し支えない程度には正式なものであることがわかる。
この正体について、上記のような胸糞展開やボーイッシュ艦娘との誤認の他に、広報の仕事や鎮守府職員に男性が含まれる説など世界観にもそれなりにかかわる事情だったこともあって提督たちの間でも様々な議論が交わされた。朝雲が『知らない男』といるのを発見したのが夜9時とやや不穏な時間であったことがさらに拍車をかけたと言えるだろう。
なお、これを受けてか公式4コマにおいて明かされたその正体は異国の美少年という、差し当ってほとんどの解釈に影響を及ぼさない事情であったことは付記しておこう。
一方朝雲サイドはというと、轟沈時などでも山雲を特に気遣っているものの、彼女側からの扱いはあくまでも普通の「親友」らしい。彼女によれば、山雲は時々妄想の世界にトリップしているようであり、思い込みが激しい性格なのかもしれない。
上記の「デート」についても、『知らない男』といるところを発見されたのがまさに山雲が夜のデートに繰り出そうとしたところであることから、双方把握して待ち合わせをしているというより山雲が朝雲のところへ出かけているというのが実情のようである。
ちなみに、型番では朝雲のほうが上だが、建造年月日では山雲のほうが早く、実はこちらのほうが年上だったりする。
また西村艦隊で一緒だった扶桑や山城を見ると、なぜかお腹が痛くなるらしい。トラウマによるストレス性腹痛だろうか?
現に深夜時報では自身が沈んだ時間でもあるため、常に緊張状態になっている。どうやら轟沈時のトラウマは深刻なようだ。
提督との関係は部下と上司のそれであり、寛容ではあるがお触りしすぎるとキレるなど、特に異性的に意識しているわけではない。提督の呼び方は「司令さん」とさん付けしてくる。
それよりも時報では朝雲との惚気話を聞かせてくれる。どちらかと言うと友人的なノリである。
だからって昼食の用意くらいはしてほしいものである。朝食と夕食は作ってくれるのだが・・・。
他の姉妹艦へ執着する艦娘は提督を『姉妹艦を巡るライバルである』と見做して敵対心を見せることも多いが、素の性格ゆえか山雲に関してはそういった姿は見られない。むしろ上記のように朝雲との惚気話で盛り上がるなど、朝雲が『知らない男性』と一緒に歩いているだけで警戒し、不安になる山雲の感覚からすると朝雲を共有する仲間と認識している節もある。
また、朝雲が関わらない部分についても周年記念日を提督と迎えられたことを喜んだり、クリスマスにプレゼントを贈ったりするなどそれなりに友好関係を結んでいるようだ。
なお、よく「実際の関係性が見える」とされるケッコンカッコカリ時の反応に関しては全く戸惑う様子なく受け取った箱を開け、中身が指輪だと気が付いても綺麗だと喜ぶにとどまるなど、そもそも『指輪を贈られる』ということの意味を理解していない様子がうかがえる
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